TOEICスピーキング対策方法決定版【満点講師が徹底解説!】

皆さんこんにちは!TOEIC SW対策の専門家、Makieigoスクールの西牧です。

この記事に興味を持ってくださった方は、TOEICスピーキングの対策をしたいと考えている方だと思いますが、なかなか情報がなくてお困りではないでしょうか?

TOEIC LRの方は溢れるほど情報があるのに、TOEIC SWはほとんど情報がありません。TOEICスピーキングを専門で教えているスクールもMakieigoスクール以外ではほとんど見かけないので、対策は立てづらいと思います。

そこで今回はTOEIC4技能満点でTOEIC Speaking対策の専門家でもある私が、対策の方法を徹底解説していきます。

それぞれの問題の対策方法を1つずつ書いていきますので、是非参考にしてください。

まっきー

この記事はTOEIC4技能満点の私が書いています!
添削1回でTOEIC Speaking50点アップさせるTOEIC SWを知り尽くした専門家です。
是非最後まで安心してご覧ください。

Contents

TOEIC スピーキングとは

ご存知の方が多いと思いますが簡単にまとめておきますと、TOEICスピーキングとは、一般的に受けられているTOEIC LRのスピーキングバージョンです。

スピーキングのみでも受験できますし、スピーキングライティングで受けることもできます。通常のTOEIC LRでは測れない、英語での発信力を測ることができるテストです。

今回の記事では対策を中心に書きますので、概要を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

試験内容

対策に入る前に簡単に試験内容をまとめておきます。大きく分けて5つのパートに分かれています。

  1. 音読問題
  2. 写真描写問題
  3. 応答問題
  4. 情報に基づく応答問題
  5. 意見を述べる問題

それぞれ大きく異なる問題ですので、後ほど対策の前に概要はお話しします。

全体的には最初の音読問題が一番簡単な課題になっており、徐々に難しくなっていきます。意見を述べる問題は1分間話さなければいけないということもあり、最も難易度が高いものです。

120~130点くらいだと、まだまだ意見を述べる問題は難しく感じると思います。意見問題は難しいので諦めたくなる気持ちは分かりますが、実は採点の中では一番大きな比重を持っています。

また、自分ではできていないと感じていても、採点基準に沿ってしっかりと話していれば意外と高得点が取れますので最後まで頑張りましょう。

採点基準を詳しく知りたい方はこちらの講座で説明していますのでご覧ください。

TOEIC Speaking 音読問題

それではここからは一つ一つの問題の対策を見ていきたいと思います。まずは一番初めの音読問題から見ていきましょう。

音読問題概要

内容:    短い英文を音読
トピック:  案内放送、広告、紹介文、天気予報、交通情報、スピーチなど
準備時間:  45秒
回答時間:  45秒
問題数:   2問

音読問題は50文字程度の短い英文を音読するだけの課題です。

英文自体はそこまで難しくなく、TOEIC LRで600点も取れていれば、いくつか知らない単語があったとしても、ほとんどの単語は知っていると思います。

回答時間は45秒となっていますが、そんなにかからずに終わる方の方が多いと思います。

問題数は2問となっており、それぞれに発音とイントネーションの2つのスコアが出ます。

サンプル問題

サンプルを受けていただくのが一番早いですので、体験したい方はこちらをご覧ください。

課題文ですが、こちらにも同じものを載せておきますので、ご覧ください。

Good afternoon, and welcome to Castleford Bookstore. Today, we are honored to introduce you to an established author, Mr. James Mason. Although he is from our community, he has spent many years in France, Italy, and Spain. He will talk about how the different cultures affected his work. If you have questions, don’t hesitate to ask him at any time during his talk.

対策方法

採点のポイントは発音とイントネーションだけです。そのため、そこだけをしっかりと改善していけば自然とスコアが上がっていきます。音読問題は一番対策が立てやすいところです。ここでは3つ学習のポイントをお話しします。

ネイティブの音源がある教材で音読

このパートは音読力だけで決まりますので、音読の練習が必須であり、それだけでもいいぐらいです。

ですがその音読の練習をする際には、必ずネイティブの音源がある教材で音読をしましょう。自分が正しいと思っている発音が間違っていたり、強勢の位置が違ったりすることはよくあります。そのため必ず音読の練習をする前、またはしながら、ネイティブの音源を聞くようにしてください。

その際はできればドラマや英語などのリアルすぎる音声ではない方が良いです。そこまで速く、自然な音読は求められていないので、一般的な音読の教科書などで十分です。

ベストなのはやはりTOEICの教材です。TOEIC SWの教材で勉強を始めて、もしそれでも足りなければTOEIC LRの方でもいいでしょう。

イントネーション(強さと長さ)

上級者でない限りイントネーションはほぼ棒読みになってることが多いです。発音を直すのはなかなか難しいですが、大げさに話すというのは慣れればすぐにできるようになります。技術の問題というよりも、どちらかというと意識の問題の方が大きいです。すぐに直せる部分ですし、採点項目の半分を占めていますので、必ず直しましょう。

またイントネーションに関しては、重要なことを強く読むことばかり意識する人が多いですが、それと同時に長さも意識しましょう。重要な部分に関しては「強く・長く」読みます。

そして重要でない部分に関しては弱く短く読みましょう。それに加えて音声ルールで音が脱落する場合は、脱落した方が自然ですので、無理に全部発音しなくて大丈夫です。

必ず録音する

音読の練習をする際には必ず録音をしてみましょう。毎回する必要はないですが、必ず定期的に行ってください。

その理由は自分が発音しようと思っているように発音できていないことが多いからです。特に先ほどお話ししたイントネーションに関しては、自分が思っている以上に大げさにする必要があるのがわかると思います。

普通の日本人の場合、大げさにやるぐらいでも足りません。初めて自分の録音を聞いた時、想像以上に棒読みなのがわかると思います。

あとはイントネーションの強いところはできているけれども、あまり弱く発音できていない。また、音の強弱はできていても、長短が意識できていないなど、様々です。

専門家に見てもらう必要はありませんが、時々は先生に見てもらったり、自分で聞いて直せるところだけでも直していきましょう。

意味も意識しながら話す

音読問題では発音、つまり音ばかり意識してしまう人が多いですが、意味も重要になってきます。もちろん、意味がわからない単語があっても、正しく発音されていれば減点はありません。

しかし意味を考えながら音読の練習をする理由は、先ほどのイントネーションと大きく関わってきます。意味がしっかりとわかっていて意識しながら読めていなければ、強く読むべき単語を強調することができません。結果として棒読みになってしまいます。

また意味を意識しながら話すと、自然と相手に伝わるようなイントネーションで話すことができるようになります。

あまり音ばかりに意識を向けずに、相手に意味を届けるように話しましょう。

まっきー

音読の練習は、音読問題だけではなく、全体にいい影響を与えますので、徹底的に練習しましょう!

TOEIC Speaking 写真描写対策

概要

内容:  写真を見て描写する問題
トピック: 日常的な場面の写真
準備時間: 45秒
回答時間: 30秒
問題数: 2問

写真描写問題は写真を見てそこに何が写ってるか描写するだけの問題です。比較的シンプルですが、30秒しか回答時間がないので、少し詰まってしまうと焦ってあまり話せないなどあると思います。

写真には人物が写っていることがほとんどです。その人物の動作や周りの情景などを描写していきます。

サンプル問題

こちらでサンプルの問題が解けますので、ぜひ解いてみてください。

サンプル問題の回答

写真は下記にも載せておきますので、参考にしてください。

Question 3

This is a picture taken on a street. I can see four people in the picture.

The man second from the left is looking at a map. The man on the right side of him is pointing at something with his hand. Maybe he’s giving the direction to the man on the left. Two women are standing next to the men. They are not involved in the conversation, so maybe they are waiting for the men’s decision.

Behind them I can see some grass and bushes.

Question 4

This is a picture taken at an outdoor café.

I can see two people seated at a table. The woman on the left is wearing a green sleeveless down jacket. The woman on the right is sitting with her legs crossed. She has long curly hair. On the table, there are two potted plants. I can see an empty table behind them.

I think it is a cold and cloudy day because both of the women are dressed warmly.

対策方法

表現力アップ

写真描写問題では様々な表現を使う必要があるので、表現力アップが必須です。日常的な場面なので比較的簡単に思えるかもしれません。しかし、例えば先ほどの2つめの写真にある「花瓶」は英語で何と表現したがいいのかわかるでしょうか?花瓶だけならVaseですし、花瓶の中の花まで示す場合にはPotted plantです。他にも、「背もたれによりかかる」なども表現には苦しむでしょう(lean against the back of the chairなどがよいです)。

他にも写真描写特有の表現もあります。例えば「背景には」はIn the backgroundと言いますし、「写真の中心には」というのはIn the middle of the pictureと言います。「右側には」(On the right side of the picture)なども、あらかじめ練習しておかないとスラスラ出てくる人は少ないと思います。

表現力アップの際に注意することは、あまり難しい表現は覚えなくていいということです。このパートでは語彙力の高さは採点基準に入っていません。簡単な英語でもいいので的確に表現することが大切です。また、最悪その言葉を知らなくても、別の言葉で言い換えたり説明することができれば問題ありません。

そのため簡単な表現に限って幅広く覚えていくことが重要です。

テンプレートを使う

話す内容はある程度決まっているので、回答テンプレートを使うのもよいでしょう。テンプレートと言っても、文字数を稼ぐためのものではありません。自分がどのように話していくのか、という話の流れ程度に考えておきましょう。

その話の流れが決まっていれば、そこで出てくる表現も固まってきます。例えば私がおすすめとしているのが、下記の順番で話すことです。

  1. 場所 (This is a picture taken on/in/at 場所.)
  2. 概要 (I can see one/two/three/many people(person) in the picture.)
  3. 詳細 (On the right/left (side of the picture), there is/are 人・もの./In the middle of the picture, ….)
  4. 感想・天気 (I think this is a sunny/cloudy day because I can see some shadow/cannot see any shadow on the ground.)

文字数を稼いでるわけではなく、単純に話の流れでよく使う表現を並べてあります。それだけでもかなりの量になっています。ここに少し描写を載せていくだけですらすらと話せるようになってきます。

このテンプレートを使っていただければ問題ないですが、注意することは文字数を増やそうとしないことです。

採点官はテンプレートの部分は評価していないと考えてください。テンプレートはあくまで描写することに集中するための枠であって、その枠だけ話していても評価はされません。

まっきー

逆にテンプレートが多すぎると「中身がない」と判断されますので、全くの逆効果です。そのため今回お話しした最低限のテンプレート以上には自分で付け足さないようにしてください。

何度も練習する

当たり前の話ではありますが、何度も練習することがこの写真描写問題は特に大切です。その理由は、30秒という短い回答時間が大きな理由です。

自由回答ですし話すことはいくらでもあります。話そうと思えば、登場人物の服装だけでも、服の生地や色、種類などを話していれば30秒程度使ってしまうことはありえるかもしれません。しかしもちろんそれだけでは、高いスコアは出ません。全体的にまんべんなく話さなければハイスコアは出ないでしょう。

だからと言って、あまりに内容が薄くなってしまい、話すことがなくなってしまってもいけません。そのため、30秒という短い時間で全体を描写する練習がとても大切になります。

ただ描写する練習をするだけでなく、先ほど紹介したテンプレートを使い、時間内に話しきるという練習をするようにしましょう。

実は以前は45秒の回答時間がありましたので、いろんなことを言う時間がありました。また、1つ注意するのは、教材も古いものだと45秒の回答時間が前提となっています。そのため登場人物の服装などまで言及している教材が多いですが、30秒となった今は服装まで話してる時間はありませんので、気をつけましょう。

TOEIC Speaking 応答問題対策

それでは次に応答問題の対策を見ていきましょう。

概要

内容: 電話インタビュー
トピック: 自分に関することや身近な問題
準備時間: 3秒
回答時間: 15秒(2問) or 30秒(1問)
問題数: 3問(回答時間15秒がつ、30秒が1つ)

イメージは電話でのインタビューです。

最初の2問は回答時間が15秒ありますが、スラスラと答えられれば5秒程度でも回答が終わってしまうような、短い問題です。

最後の1問だけは30秒間の回答時間があり、自分の意見を多少述べる必要があります。身近な話題について様々な問題が聞かれますが、論理的な構成は求められません。どのようなことでも適当な意見が言えるような力が必要になるパートです。

サンプル問題

サンプル問題の回答例

Question 5
Q:   How often do you eat out, and when was the last time you ate out?
A:    I eat out once a week and the last time I ate out was yesterday.

Question 6
Q:   How long does it take to get to your favorite restaurant near your house?
A:    It’s located near my home, so it takes only 1 minute.

Question 7
Q: Describe one of your favorite restaurants and tell me why you like that place.
A:   My favorite restaurant is a Thai food restaurant near my house. I like this place because their food is tasty and reasonable. Also, their food is authentic. I’ve been to Thailand before, and the dishes at this restaurant are almost the same as local foods in Thailand. Also, even though this is a wonderful place, it is not usually crowded there. Finally, it has a nice atmosphere. The inside is decorated with many local ornaments.

対策方法

問題文のリサイクル練習

最も大切なのは問題文のリサイクルの練習です。問題文のリサイクルとは以下のようなものです。

Question 5
Q:   How often do you eat out, and when was the last time you ate out?
A:    I eat out once a week and the last time I ate out was yesterday.

質問文は、「どのくらいの頻度で外食をするか?そして、最後に外食をしたのはいつか?」と聞かれています。その際に you eat outという表現と、was the last time you ate outという表現がありますが、この部分のYouをIに変えて、主語と動詞を入れ替えるだけで、ほぼそのまま回答を作ることができます。

最初の2問に関してはこのように問題文をうまく言い換えれば回答ができることが多いです。

準備時間はたったの3秒で、回答時間が15秒しかなく、最も回答が短いパートです。そのため余計なことを言っている時間はほとんどありません。また、多少のミスをしても言い直す時間はあるといえばありますが、スムーズに言い直すことができないと、焦って最後まで回答が終わらない可能性もあります。

回答の内容もオリジナリティや構成は全く求められていませんので、問題文を使って最低限の短い英語で答えるのが理想的です。

まっきー

追加情報を言っても問題ありませんし、言えれば高評価ではありますが、言う必要性は全くありません。余計なことを言わずにピンポイントで回答しましょう。時間が余ってしまっても問題ありません。

オンライン英会話

3問目の自由回答に効果的なのがオンライン英会話です。

3問目のトピックは比較的色々なものが出てきます。もちろん、好きな映画など、馴染みのあるトピックが聞かれることもありますが、色々なことが聞かれます。

全く考えたことないようなことについて聞かれることもあるはずです。そのためここでは、様々なアイディアを持っておく、というよりも、その場で適当なこと言えることが言えることが大切です。先ほどもお話しましたが、ここでは論理的な展開は、採点の対象外となっています。そのため、最低限の一貫性を持って話し続けることが重要です。

そこで効果が高いのはオンライン英会話です。オンライン英会話といってもフリートークだけだと同じ会話になってしまいますので、何かディスカッションのトピックなど選んでみましょう。おそらくどのオンライン英会話を選んでも、ディスカッションのようなトピックあるはずです。

また講師を選ぶ際には、話を盛り上げてくれる方を選びましょう。時々質問をして終わり、すぐに次の質問に移るような人もいます。はじめのうちは先生を探すのは大変だと思いますが、うまく話を広げてくれる先生を見つけるといいでしょう。

まっきー

なかなか自分のお気に入りの先生を見つけるのは大変だと思いますが、見つかれば長く付き合うことができますので、頑張って探しましょう!

問題演習

最後に毎回出てきますが問題演習も非常に大切です。

特に最初の2問は同じような問題パターンが非常によく出てきます。問題演習をしていると、本当に似通った問題が出てくることがわかると思います。パターンが分かってしまいリサイクルをする練習をしていけば、本番でも同じように解けてしまいます。

ですが制限時間が15秒しかないので、焦ってしまってはおしまいです。採点をしていても、一度どこかで噛んでしまったり間違いでしまったりすると、焦って挽回ができずに最後まで意見が言えないこともあります。短い時間で答えるというプレッシャーになれるためにも、問題演習は必須です。

また、3問目に関しては、練習しても同じようなトピックが本番で出るとは限りませんが、馴染みのないトピックに対して30秒話すという練習は必須です。今までに考えたことはないトピックでも最低限の意見を30秒間話し続けるというのは、練習をしておかなければなかなかできません。

そのため応答問題でも問題演習をしておきましょう。

TOEIC Speaking 情報に基づく応答問題対策

では次に情報に基づく応答問題の対策を見ていきましょう。

概要

まずは概要です。

内容:   資料に基づいて質問に答える
トピック:   スケジュールなど
準備時間:  3秒(3つ目の問題のみ、2回問題が読まれる。)
回答時間:  15秒or30秒
問題数:  3問(回答時間15秒が2つ、30秒が1つ)

このパートではスケジュールなどの資料に基づき質問がされるので、それに口頭で答えていきます。

この問題の特徴は、質問文が画面に表示されないということです。先ほどの応答問題では画面に質問が表示されたため、リサイクルするのは簡単でしたが、こちらの方はかなり難しいです。

また、この問題では質問される前に、資料に目を通す時間が45秒ありますので、資料はじっくりと見ることができます。

最初の2問は回答時間が15秒しかなく、イベントの開始時間など簡単なものが出題されます。

3つ目は回答時間が30秒あり、「○○について全ての情報を教えて」のような形で比較的まとまった回答が必要になります。

サンプル問題

それではよろしかったらサンプル問題を解いてみてください。

サンプル問題の回答

Hi, I’m going to attend Annual Educators’ Conference, and I was wondering if I could ask you a few questions about it.

Question 8
Q:   What is the topic of the first session, and what time does it start?
A:   The first session is the keynote speech about new technology for education, and it starts at 9am.

Question 9
Q:   I have to leave the conference at three P.M. Will I miss anything?
A:   I’m afraid you will miss the closing remarks by Lucy Robinson

Question 10
Q:   I heard Rachel Anderson will have some sessions. Could you tell me as much as you can about her sessions?
A:   Sure. There are two sessions by her. The first one is from 10am. It is a lecture about differences between teaching and coaching. The second one is in the afternoon. It starts at 1pm. It is a demonstration to show how to incorporate coaching in your class. These are all she has.

対策方法

それでは情報に基づく応答問題の対策について3つお話しします。

リスニング力アップ

まず最も大切なのは質問を聞き取ることです。

先ほどもお話ししましたが、TOEICスピーキングの情報に基づく応答問題では、質問文のスクリプトが画面に表示されません。そのため質問に答えるためには、必ず質問を聞き取る必要があります。この質問が聞き取れないと、何を話したらいいのか分かりません。

英語自体はそこまで難しいものではありません。TOEICで600点程度取れる方は、問題なく聞き取れるかと思います。また、聞かれることも決まったことが多いですので、特にしっかりと問題演習をしている人は問題ないでしょう。

しかし、いくつか問題を解いてみて聞き取れなかった人はリスニングの対策が必要です。

具体的には、時間に余裕がある方はTOEIC LRのリスニングパートの勉強でいいでしょう。TOEICの勉強していれば自然と聞き取れるようになるはずです。

ただしもし時間がない場合は、問題演習をこなして、よく出るパターンの英語を聞き込みましょう。慣れてしまえばパターンは決まっていますので聞き取れるようになってきます。

問題演習&表現力アップ

毎回出てきますが、問題演習は非常に重要です。

特にこのパートは比較的同じようなことが聞かれます。そのため問題演習をして慣れていくと、図表を見ただけでどのあたりが問題に出されやすいか、など分かってくるようになります。

例えば3問目では、「○○の担当するレクチャーを全て教えて」のように、いくつかの情報を求められます。そうすると、表の中に複数同じ箇所があるところが問題に出されそうだということが分かります。

また質問の内容も似通ってきます。例えば一番基本的なものは「何時から始まるか教えて」のように、情報を聞いてくるものです。しかし、もう一つのパターンとして「レクチャーは10時だったよね?」と聞いてくるが、情報を見ると、10時ではなく9時からに変更になっているなどのパターンがあります。

そのように間違った情報を言ってくる場合には「間違っていますよ」と伝える必要が出てきます。

その時に「I’m afraid you have the wrong information」とサッと言えればいいですが、その表現を覚えていないで「You are wrong」と言ってしまっては非常に失礼ですし、他に文法的に間違った表現を言ってしまうかもしれません。

そのためよくある出題形式は覚えておき、それに伴って表現も覚えておきましょう。

前置詞の使い方練習

最後に前置詞の使い方を練習しておきましょう。

この問題の情報は、場所や時間に関するものが非常に多いです。もちろん図表には前置詞が書いてあるわけではなく、日付や時間、場所などが書いてあるだけです。

そのため自分で文章を組み立てる時には、正しい前置詞を入れる必要が出てくることがほとんどです。前置詞の細かいミスは多少あっても問題ありませんが、その他のミスと重なると減点の対象になる可能性があります。そのため、前置詞という細かい部分ではありますが、ほぼ間違いなく使うため練習しておく必要があります。

まっきー

特に時間や場所の前置詞は覚えておきましょう。ここだけに絞ればそれほど多くありませんので頑張りましょう!

TOEIC Speaking 意見を述べる問題対策

それでは最後にTOEICスピーキングの意見を述べる問題の対策を見ていきましょう。

概要

内容:  日常的なテーマに対して意見を言う
トピック:  仕事や日常に関して
準備時間: 45秒
回答時間: 60秒
問題数: 1問

意見を述べる問題はとてもシンプルで、準備時間45秒の後に、1分間自分の意見をまとめて話します。

トピックに関しては仕事や日常に関してで、時事問題など知識が必要な問題だったり、複雑な話は出てきません。

とてもシンプルな問題ではありますが、スピーチの構成や表現力の高さも評価の対象に入っているため最も難しいパートとなっています。

サンプル問題

サンプル問題の回答

Question
Do you agree or disagree with the following statement?
It is better to work for a big company rather than a small one.
Give specific reasons or examples to support your opinion.

Answer
I agree that it is better to work for a big company rather than a small one.

This is because big companies are not likely to go bankrupt as they usually have a lot of money to sustain their operations. Thus, we don’t have to worry about getting fired, and this will keep us stress free. On the other hand, small companies do not have much money, so they are more likely to cut down on labor costs. Employees at small companies are always at the risk of getting fired or a pay decrease.

In addition, big companies often have their own training courses, or they allow the employees to educate themselves using their companies’ expenses. Therefore, you have more opportunities for self-improvement. For instance, I work for a big company, and I took a lot of online training courses at the company. Some of my colleagues even received their MBA at our company’s expense.

These are the reasons why I agree with the statement.

対策方法

それでは最後に意見問題の対策方法を見ていきましょう。

ブレインストーミング

最も大切なのがブレインストーミングです。一言で言えば事前に意見を出しておくことです。

想像してみてください。今まで一度も考えたことがないようなトピックに対して、1分間も話すということになると、日本語でも難しいのではないでしょうか?もちろん素晴らしい意見が求められるというわけではありませんが、1分間も話すとなると、それなりの詳細や具体例が必要になってきます。

英語力の前に「何を話したらいいかわからない!」という状況になってしまう人が意外と多いです。

そこで最も大切なのが初めに意見を考えておくことです。意見さえ考えておけば、あとはそれを英語に直すだけですので、何を言えばいいのかはすぐにわかります。あらかじめ考えたいくつかの意見を組み合わせていけばいいので、かなり楽になるでしょう。

ブレインストーミングの方法ですが、質問と回答のサンプルはこちらの動画でご覧いただけます。

50問ありますので、まずはこちらだけでも十分かもしれません。

ただしもしかすると自分の中で意見がしっくりこないものもあるでしょう。意見の賛成や反対はどちらで述べても問題ないのですが、やはり自分の意見と一致している方が頭に入ってきやすいので使いやすいでしょう。

そのためもしこのサンプランサーと違う答えが欲しかった場合は、ChatGPTを使うとよいです。問題文をChatGPTに入力し、「この問題に賛成(反対)の意見を英語で教えて」と指示すると、答えを出してくれます。その答えにも納得しない場合は、「もっと他の意見も教えて」と指示を出せば新たなアイディアを出してくれます。

このように使うとChatGPTは様々な意見をくれますので、ブレインストーミングには最適です。

オンライン英会話

次に効果的な対策はオンライン英会話です。一人で準備したり練習したりすることももちろん大切ではありますが、相手がいるとゆっくり話していてはいけなかったり、できる限り止まらずに話さなければいけないようなプレッシャーがありますので、効果的に会話をすることができます。

また、オンライン英会話などでは予約も取らないといけないため、一人だとサボりがちになってしまう人などにも良いでしょう。

さらに良いことは、ほとんどどのオンライン英会話でもディスカッションの教材はあるため、TOEIC Speakingで出そうな質問も出てきます。もちろん全てがTOEICスピーキングのような問題というわけではありませんが、様々なトピックに対して意見を考えておくことで、TOEICスピーキングの問題にも対応できるようになります。

また、そのようなディスカッションの問題に対しては模範回答が準備されていることがほとんどですし、先生とも話し合いながら、さらにその理由を深めたり他の理由を考えたりすることもできるでしょう。

ひとり言英会話

最後におすすめなのはひとり言英会話です。もちろん先生と一緒に話すオンライン英会話でも良いですが、予約をしなければならないですし、いつでもどこでもできるというわけではありません。

それに対してひとり言英会話ならば、いつでもどこでも行うことができます。ひとり言英会話とは、その名の通り一人で英語を話すことです。相手を必要としないため、いつでもどこでもできるというのが最大の強みです。

特にTOEIC Speakingの意見問題はレコーディングのため、このひとり言英会話にかなり似ています。タイマーを使って話すようにすれば、ほぼ本番と同じような環境で練習することができます。

また、常に自分の好きなトピックで話をすることができるというのも効果的なところです。オンライン英会話だと、時々先生の話が逸れていったり、盛り上がって関係ない話をしてしまったりすることがあります。また、ディスカッションのトピックでも、あまりTOEICで出ないような問題も出てくるでしょう。しかしひとり言英会話では、TOEIC Speakingの問題集などを使えば、常にTOEIC Speakingの練習ができます。

このように、いつでもどこでも自分が話したい練習ができる、というのが特徴です。

最後にひとり言英会話に使えるYouTubeをご紹介します。こちらですと、TOEIC Speakingに出そうなトピックを、1分後とで区切って出してくれます。そのため、YouTubeを流しておくだけで、TOEICスピーキングの問題を、本番と同じような1分間で練習することができます。準備時間もなくしてありますのでどんどん練習できます。

まっきー

かなりきついトレーニングですが、その分効果はありますので是非やってみてください。

まとめ

この記事ではそれぞれの問題に対しての概要と対策の方法を話しました。

読むだけでも参考になったと思いますが、もちろん練習しなければスコアは上がっていきません。この記事を参考にぜひ練習をしてみてください。

また、本当にスコアを上げるには、採点基準も深掘りしながら、自分の回答を改善していかなければなりません。

採点基準を深掘りしたセミナーや、添削も受けることができるコースもありますので、興味がある方は是非こちらもご覧ください。

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