TOEFLリーディング満点が伝授!概要&3つの対策と勉強方法

TOEFL ライティング リーディング概要
ねこ

TOEFLのリーディングって何に気を付けたらいいの?

いぬ

難しすぎて、どうやって勉強したら良いのかわからない…

まっきー

TOEFLのReadingは本文も難しいですし、しかも長くて大変ですよね。

ですが安心してください!日本生まれ日本育ちの私でもTOEFLリーディングを30点満点取れました! 今回はTOEFL Readingの内容の特徴と、解き方・勉強方法のコツをお話しします!

Contents

TOEFL リーディング 問題の概要

リーディングパートでは、54~72分の間に30~40問の問題を解きます。

平均すると、大体18分で1つのパッセージ(10問)解くという問題です。

問題文のトピックは、全てアカデミックな内容です。

人類学、宇宙論、地質学、生物学などなど、大学の一般教養の講義で読む内容だと思うとよいでしょう。

2023年7月からは問題数が変わり、パッセージが2つになり、合計20問となります。時間は大幅に短くなり、35分になります。

TOEFL リーディング 問題の種類

リーディングの問題は大きく分けると4つの問題の種類があります。

①シンプルな4択問題(4つの選択肢から1つの答えを選ぶ)
②選択肢から複数の答えを選ぶ問題(4つの選択肢から2つの解答を選ぶなど)
③文挿入問題
④要約問題み枠

①と②は日本の受験などでも使われている問題形式なので、想像の通りだと思います。

③文挿入問題は、TOEICなどでも使われるため、多くの人が知っているかとは思いますが、念のためサンプルを見てみましょう。

‘In paragraph 1 of the passage, there is a missing sentence. The paragraph is repeated below and shows four letters (A, B, C, and D) that indicate where the following sentence could be added.
In fact, artifacts and pottery from Teotihuacán have been discovered in sites as faraway as the Mayan lowlands, the Guatemalan highlands, northern Mexico, and the Gulf Coast of Mexico.
Where would the sentence best fit?


“The city of Teotihuacán, which lay about 50 kilometers northeast of modern-day Mexico City, began its growth by 200 –100 B.C. At its height, between about A.D. 150 and 700, it probably had a population of more than 125,000 people and covered at least 20 square kilometers. ( A ) It had over 2,000 apartment complexes, a great market, a large number of industrial workshops, an administrative center, a number of massive religious edifices, and a regular grid pattern of streets and buildings. ( B ) Clearly, much planning and central control were involved in the expansion and ordering of this great metropolis. ( C ) Moreover, the city had economic and perhaps religious contacts with most parts of Mesoamerica (modernCentral America and Mexico). ( D ) “

公式より引用

この問題では太字になっているIn fact, artifacts…から始まるセンテンスが、下のパッセージのA~Dのどれに入るか?という問題です。見たことはあるという人は多いのではないでしょうか。

最後に④要約問題ですが、これはTOEFL以外ではあまりみない形式です。

これも実際の問題があるとわかりやすいと思いますので、見てみましょう。

Directions: An introductory sentence for a brief summary of the passage is provided below. Complete the summary by selecting the THREE answer choices that express the most important ideas in the passage. Some sentences do not belong in the summary because they express ideas that are not presented in the passage or are minor ideas in the passage. This question is worth 2 points.

A. The number and sophistication of the architectural, administrative, commercial, and religious features of Teotihuacán indicate the existence of centralized planning and control.
B. Teotihuacán may have developed its own specific local religion as a result of the cultural advances made possible by the city’s great prosperity.
C. Several factors may account for Teotihuacán’s extraordinary development, including its location, rich natural resources, irrigation potential, intelligent elite, and the misfortune of rival communities.
D. As a result of its large number of religious shrines, by the first century A.D., Teotihuacán became the most influential religious center in all of Mesoamerica.
E. In many important areas, from the obsidian industry to religious tourism, Teotihuacán’s success and prosperity typified the classic positive feedback cycle.
F. Although many immigrants settled in Teotihuacán between A.D. 150 and 700, the increasing threat of coerced labor discouraged further settlement and limited Teotihuacán’s population growth

公式より引用

このように6つの選択肢が与えられますが、そこから3つ選んで、要約を完成させるという問題です。

間違っている選択肢は、本文に書かれていないということはもちろん、本文には書かれているが要約に入れるには不適切なものもあります

例えば、主張の具体例がある場合、要約としては主張を入れるべきであって、具体例を入れるのは不適切ですね。

そのため、内容が読めていることはもちろん、読みながら何が大切なのか理解する能力が求められます

最後に、4択問題の問題の内容も少し見てみましょう。

今まではどのような形式で問われるか?という話でしたが、どのような内容の質問なのか?ということです。

1.Factual Information questions (情報一致問題)
2.Negative Factual Information questions (情報不一致問題)
3. Inference questions (推測問題)
4. Rhetorical Purpose questions (意図問題)
5. Vocabulary questions (単語問題)
6. Reference questions (代名詞問題 ※iBTでは出ません)
7. Sentence Simplification question (文簡略化問題)

これらの解き方についてはここで詳しく書きませんが、こんな問題が出ると参考にしてみてください。

この記事では勉強方法ですが、解き方のコツを知りたい方はこちらをご覧ください!

TOEFL リーディングが難しい理由

問題の種類は何となくわかったと思いますが、知りたいのはどうやったら解けるかですね。

そこでまずは、TOEFL Readingが難しい理由について考えてみましょう。

単語が難しい

ほぼこれに尽きるといってもいいくらい、TOEFLのリーディングは単語が難しいです。

TOEICなどではメールだったり新聞の記事だったりして、難易度が低い単語も出てきますが、TOEFLは違います。

全てがアカデミックな内容で、イメージとしては大学の一般教養のクラスで使う教科書を読んでいるレベルです。

そのため、簡単な文章はほぼなく、宇宙論から生物学まで、専門的な内容が話されます

他のテストならゆっくりなら読めるという人でも、TOEFLになると全くわからないということもよくあります。

とにかく単語の難しさには気を付けましょう。

文章が長い

難しい単語を使われて書かれているのに加えて、文章の長さも大きな問題です。

ひとつのパッセージので大体600文字程度あって、それを3~4つ読まなければなりません。

600字というと、小さい文字でA4一枚にびっしり書いてあるくらいだと考えてください

もちろん時間制限もありますので、これを読むのは至難の業です。

更に、一文ずつ正確に読めれば解けるFactual Questionならまだ解きやすいですが、要約問題は長い文章の要点をつかまないと解けませんので、難しいのです。

トピック自体が難しい

難しい単語で長い文章を書かれた上に、最後にある問題がトピック自体の難しさです。
何度か触れているように、TOEFLリーディングではすべてアカデミックな内容を話します。
そのため、日本語で書かれても内容がつかみづらいようなトピックが出てきます

英語自体は読めたとしても、背景知識がわからなければ勘違いしてしまうこともあります。
例えば高校生が「氷河」と「流氷」が同じものだと勘違いしていたため、せっかく英語は正しく読めているのに何を言っているかわからない、ということがありました。

専門的なことは細かく知っている必要はないですが、大学生として一般的に知っているべき世の中の知識がないと、難しい場合が多いです。

まっきー

例えば私は地質学とか歴史がとても苦手なのですが、そんな中で地球の堆積物の作られ方が話され、その堆積物から年代を推測した結果… などのような話がされると、一応読めてはいて、英文は理解できているのに何を言っているかわからない、という状態になることもあります。

TOEFL リーディング 勉強方法のコツ

それでは次に、この難しいTOEFLリーディングの対策をするための勉強方法を見ていきましょう。

語彙力アップ

まずは一番の問題である、単語を覚えていかなければなりません。
単語がわからなければ、いくら文法を理解していたりトピックに対しての知識があったとしても理解できません。
そのため、TOEFL Readingで単語がわからない場合は、単語を覚えることを最優先にしましょう

現時点で自分が知らないような単語は、スピーキングやライティングで使えるようになる必要はありません。
そのため、まずは英語を見て日本語の意味が出てくるようにだけでいいので、ガンガン覚えていってしまいましょう

精読・スラッシュリーディング

単語ができたならば、次は読解力を上げていく必要があります。

幸いなことに、日本の英語教育を高校くらいまでしっかり受けていれば、TOEFLリーディングでは文法自体には困らないと思います。
もちろんたまに難しい部分は出てきますが、速く読むための文法は十分です。

そしてTOEFLでは、一語一句訳せた方がいいような言い換え問題も出てきますが、大体はただ読めれば解けます

そこでまず必要なのが、精読力です。どんな文型を使っていて、不定詞はどんな用法で使われていて、修飾語はどこに説明を加えているのかなど、正確に読むのが精読です。

速く読もうとすると「速読」という人がいますが、それは違います。もちろん速く読めた方がいいですが、それは精読ができるのが前提で、精読が徐々に早くなっていくということです。速さありきで読もうとすると、ふわっとしかわからないですし、そこからスコアが伸びなくなりますので注意しましょう。

ですが精読は精読でも、遅すぎるとさすがにスコアは伸びません。そこで素早く最後まで読むためのトレーニングが必要になりますが、それがスラッシュリーディングです

スラッシュリーディングの詳しい勉強方法は別記事で書こうと思いますが、簡単に説明すると、意味のカタマリごとで区切って読んでいくことです。

意味の単位の区切り方は、SVで分けたり、前置詞句の前で分けたり、とにかく自分が意味のカタマリで区切って、そこまでを一旦理解します。その時にスラッシュを入れていっても構いません。そしてひとつのカタマリを理解できたら、次のカタマリに進みます。

このようにセンテンスごとではなく、意味のカタマリごとで理解していく方法がスラッシュリーディングと言います。

TOEFLの問題を多読・多聴

ゆっくりでもある程度TOEFLリーディングの英語が読めるようになってきたら、とにかくたくさん問題を解いてみましょう。

先ほども書いた通り、TOEFIリーディングの難しさの一つとして、トピックが難しいということがありました。しかし、幅広いトピックから出題されるとはいえ、似ているトピックについて話されることはよくあります。

英文自体が難しくて読みづらいのなら、先にトピックについて背景知識を入れて読みやすくすれば良いのです

まっきー

例えば私は、言語学を専攻していたこともあって、言語学系の話が出てきたときには話の流れはすぐにわかってしまいました。

しかし、ピンポイントで知っているトピックが出てくることはほぼないですので、いろんな分野の英語を読める練習をする、と考えましょう

ここでたくさん読んでおいて、様々なトピックについての知識が増えると、リスニングなどの他のパートでもその知識が活かせます。

日本人だと一番得意なのはリーディングの人が多いと思いますので、ぜひリーディングの練習をしながら知識も増やしていってください。

リーディングはとりあえず公式の問題を解いていくと良いと思います。

どちらにしても買わないといけない本ですので、こちらで練習をしてみてください。

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