TOEFLリスニング満点が伝授!概要&解くコツと勉強方法
TOEFLのListeningってどうやって解いたらいいの?
問題を解く時には内容を忘れてしまうけど、どうしたらいいの?
TOEFLのリスニングは1度しか音源を聞けないので、かなり難しいテストですね。しかも内容自体もアカデミックなので難しいです。
ですが安心してください!日本生まれ日本育ちの私でもTOEFLリスニングを30点満点取れました! 今回はTOEFL Listeningの内容の特徴と、解き方・勉強方法のコツをお話しします!
問題の概要
リスニングパートでは、41~57分の間に28~39問の問題を解きます。
会話かレクチャー(3~5分)を聞いた後に、4択問題に答えるという、とてもシンプルな形式です。
トピック
トピックは大きく分けて2つあります。
①学校内での会話
学校内での会話では、校内で起きそうな会話を2人がしています。
オフィスアワーで教授に相談をするパターンや、図書館やジムで職員の人に相談するパターン、そして学内のことに関して学生同士が会話していることもあります。
例えばオフィスアワーでは、学生がレポートの内容を途中で変更したいというような相談をしにきたりします。図書館では、図書館の利用方法オリエンテーションに出られなかったから使い方を教えてくれ、とか、図書館に落とし物をしてしまったなど、様々です。
基本的にはアカデミックな内容についてではなく、日常的な内容の方が多いようです。
しかし、オフィスアワーで教授に相談するときなどは、時々アカデミックな難しい単語も使われますので注意しましょう。
②講義
講義では様々な学問についての内容が話されます。
心理学から歴史、生物学から宇宙論についてまで、様々です。大学の一般教養クラスのレクチャーを聞いていると考えてもらえればよいでしょう。そのため、アカデミックな専門用語もガンガン使われますので、苦戦する人も多いです。
ただ逆に、生物の科目が得意な人は、生物についての話ならついていきやすいなど、持っている知識が役に立つ場合もあります。
また、専門的な内容を話すとはいえ、事前の専門知識は一切必要ありません。難しい概念などはちゃんと講義の中で説明されるので安心してください。
難しい理由
TOEFLのリスニングはとても難しいです。なぜそんなに難しいのでしょうか?
私も初めて受けた時は、あまりの難しさに驚きました。 TOEICは満点取れていたので、TOEFLでもリスニングは満点近いかと思いましたが、全然ダメでした。
音声が長い
そもそも単純に、音声が長いというのが大きな理由です。
何と3~5分程度の話が一気に流れます。TOEICでは大体30秒~40秒程度の長さが多いですので、それの6倍以上の長さだと考えると、どれだけ長いかが想像つくでしょう。
初めて受ける方は「まだ音声止まらないの?」と驚いてしまうくらいです。
しかも事前に設問の内容がわかれば、目的を絞ってリスニングすることができますが、音声が流れたあとに設問が出てくるので、それができません。そのため一言で言えば、3~5分の会話またはレクチャーの内容を全て覚えておかなくてはいけないのです。
そもそも聞き取るのが難しいテストなのに、それを全て覚えておかなければならないので、とても難しいのです。
単語が難しい
そした長さに加えて単語が格段に難しいです。特にレクチャーの中では普通に専門用語を使ってきます。
例えば「堆積物」「灌漑」「旧石器時代」などなど、日本語でも日常生活ではあまり聞かないような単語が出てきます。
そしてこれくらいのレベルの単語なら、知っている前提で話されます。
それに加えて専門家が使うような専門用語も使われてきます。
もちろん本当の専門用語は話の中で説明はされますが、そもそも難しい話の中に専門用語や固有名詞が出てきたらわからなくなってしまいます。TOEICくらいのレベルでしたら、リスニングはスクリプトを見るとすぐに解けるということが多いですが、TOEFLの場合はスクリプトを見ても解けない人は多いでしょう。
トピックに慣れていない
最後に、慣れないトピックについて話されるということも難しい原因になります。
例えばTOEICなどではビジネスシーンの話が多いですので、ある程度話の流れが予想できてしまうことはありますし、何度も解いていると慣れてきます。「商品が届かなかった」という人がいれば、それに対して返金するか、クーポン渡すか、すぐに送るか、などなど、大体わかってしまいますね。
しかしTOEFLでは、トピックが幅広い内容なため、かなりの量をこなさないとトピックに慣れるのは難しいでしょう。
例えば全くアメリカの学生生活について知らない場合は、「TAに申し込む」と言ってもなんのことだかわからないでしょう。
TAがTeaching Assistantだとわかったとしても、日本の学校のALTのように、たまにレッスンに来て手伝うくらいに勘違いしてしまうかもしれません。(私自身もTAをアメリカでやっていましたが、「アシスタント」というよりも普通に「先生」でした。大体5つくらいの授業を一人で担当していました。)
他にRA(Resident Assistant)などもあって、量での生活のサポートをするような学生向けの仕事もあります。
このようなトピックについても背景知識もある前提で話が進んでいきます。
また、学校生活ならまだしも、レクチャーでも専門的な話がガンガン出てきます。例えば遺伝子の話や宇宙の話など、日本語でも慣れ親しんでいないトピックが出てきます。
このように、知らないトピックに対して、難しい単語を使って、とても長く話されるため、TOEFLのリスニングは難しいんですね。
勉強方法のコツ
それでは次に、この難しいTOEFLリスニングの対策をするための勉強方法を見ていきましょう。
リスニング力アップ
まずはそもそものリスニング能力を上げていかなければなりません。
特に、スクリプトを読んだ時と、リスニングで聞いた時の理解度に大きく差がある人は、「リスニング自体」の能力が低いと考えられますので、リスニングの練習をしましょう。特に、音と文字の紐づけを意識したシャドーイングの勉強方法が効果的になります。
詳しい勉強方法はこちらに書いてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
語彙力アップ
次にできることは語彙力アップです。
特に、リスニングのスクリプトを見てもわからないという人は語彙力や表現力が足りない可能性が高いので、たくさん単語や熟語を覚えましょう。
TOEFLではアカデミックな単語がたくさん使われます。専門用語は優先的に覚える必要はありませんが、アカデミックで使われる単語を覚えていきましょう。
もちろん、基礎単語が抜けている人はそこが優先ですので、アカデミック単語と同時に基礎的な単語も覚えていきましょう。
TOEFLの問題を多読・多聴
そして最後に、TOEFLの内容に慣れるために、問題をたくさん解いて、様々なトピックに慣れていきましょう。
TOEFLのリスニングだけでなく、リーディングでも同様ですが、TOEFLが好むトピックというのはある程度決まっています。もちろんかなり広い範囲から出されるので、「これだけ読めば完璧!」というものは存在しませんが、それでも勉強していると同じようなトピックには当たります。
そのトピックについて知っていれば、そもそも背景知識があるので、細かい内容の聞き取りに集中できますし、内容も覚えていやすいと思います。
TOEFLだけでなく、National Geographicなどを読んで、様々な知見を広げておくのもよいでしょう。様々な知識があると、その分知っているトピックやそれに似ているトピックが当たることもあります。
事実、私の受講生さんの中で学校で生物の授業が得意だった人がいましたが、その人は生物系の話になると突然スコアが上がるという人もいました。やはり知っているトピックだと正解できる可能性は上がりますのでTOEFLの問題を中心にたくさんよんで知識を広げましょう。
もちろん、ピンポイントで知っているトピックが出ることはありませんが、馴染みのある話だと読みやすくなるようです。
また、大学生活の問題に関しては、特にアメリカの学校生活についての知識があった方が有利ですよ!
解き方のコツ
では最後に、実際に解いている時に意識するコツを3つお話ししましょう。
話の流れをつかもう
まず一番大切なのは、細かい情報ではなくて話の流れをつかむということです。
TOEFLでは細かい内容まで聞かれることももちろんありますが、ほとんどの問題は話の流れがつかめていれば正解できます。「記憶力」のテストではありませんし、3~5分の内容の細かい部分まで覚えていられるとは、TOEFLの出題者も考えていませんので、細かい部分は覚えていなくてもいいです。
また、大きな流れを意識して聞いていると、話のつながりがわかりますので、内容も覚えておきやすくなるのも大きなメリットです。
細かい内容と言っても、年号などが聞かれることは全くありません。そのため、頑張って一語一句聞こうと思って、聞き取れなかった部分があって一気に混乱するようなことはやめましょう。
また、メモを取るにしても細かい内容は要りません。
会話の目的やレクチャー概要は要チェック
TOEFLのリスニングは、トピックによって聞かれることが様々なので、「これだけは聞き逃すな!」というポイントが事前にわかりづらいです。
しかし、その中でも特によく出る問題があります。
それは、会話の目的やレクチャーのトピックです。
これらは会話の初めに言われることが多く、問題の中でも1問目に入ってくることが多いです。そのため、どの問題を解く時にも、これらは必ず聞かれると思いながら聞きましょう。
もちろん、TOEFLの場合は完全に型どおりに来ないこともあります。
例えば、教授と学生の話が突然始まって、いろいろと相談していると思ったら「今日はそれじゃなくて、こっちの相談に来ました」と、途中から会話の目的がわかることもあります。
そのため、会話の初めはもちろん要注目なのですが、それと同時に会話の流れをつかんでいくようにしましょう。
メモは取っても取らなくてもOK
最後に皆さんが気になるメモですが、これは取っても取らなくてもOKです。
もし取るとしたら、先ほどから述べているように話の流れを意識して取るようにしましょう。
そしてその取ったメモは回答時には役に立たないものだと思っておいてください。
私の受講生さんでもメモを取っている人は多いですが、回答で役に立つという人はほとんどいません。そのため「情報を洩れずにメモを取る」という意識ではなく「集中して聞くためにメモを取る」という意識で行いましょう。
知り合いのTOEFLを教えているネイティブの先生もメモを取ると言っていて、「ネイティブでもメモを取るのか!」と初めは驚きました。しかし理由を聞くと、「長すぎて、メモしてないと途中でぼーっとしてくるから」ということでした。
先ほど書いた通り、メモを取らなくても話の流れがわかっていれば解ける問題がほとんどです。逆に話の流れがわかっていて解けない問題は、メモを取っていても取れません。
メモを取る、取らないは皆さんのやりやすい方でやって頂ければ大丈夫です。
両方試してみて、しっくりくる方で練習してください。
私自身はリスニングの時には全くメモを取りません。頭の中で「へ~っ」とか言いながら、話の概要に注意を向けています。 そしていつも、腕を組みながら目を閉じて、うんうん大げさに頷きながら聞いています。 全くメモを取らなくても、話の流れだけ完全にわかっていればリスニング満点は取れますので、頑張ってください!
まとめ
今回はTOEFLリスニングの概要と解き方、そして勉強方法についてお話ししました。
リスニングに限らずですが、とにかく練習と勉強あるのみです!目標に向かって頑張ってください!
何となくわかったけど、一人でやれる自信がない… 誰か教えてくれる人はいないかな?
そうですよね!そういう方はぜひ、私のスクールにお越しください!
何人もTOEFLの指導をしてきましたが、やはり自己流で勉強しているとかなり遠回りしてしまっているのをよく見ます。
遠回りをするのはもったいないですので、最短でTOEFLのスコアを伸ばしたい方はぜひ以下をご覧ください!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
コメント