TOEFLライティング:書くのが速くなる3つの秘密(初~上級まで)
TOEFLライティングで良い内容が思いついても、そもそも速く書けないから無理なんだよ~。
確かにそうですね。なので速く書けるトレーニングは必須です!TOEFLライティングでは書く速さがとても重要になってきますので、速く書くための方法を3つご紹介します!
今回もTOEFLライティング28点、TOEIC4技能満点の私が解説します。
普段TOEFLを教えている時にも伝えていることを全てお話ししますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
TOEFLライティングは速さが重要
まずTOEFLライティングではなぜ速さが重要になってくるのか簡単にお話ししましょう。
TOEFLを受けたことがある人は何となく理解していると思いますが、念のため確認してください。
目標文字数に達しない
まず、書くのが遅いとたくさん文字数が書けません。
特に、TOEFLではペンを使って書くのではなくてタイピングでのライティングになります。
私はペンで書くよりもタイピングの方が得意なので有利になりますが、タイピングが遅い人はそれだけで不利になります。
(英語の能力ではなく、タイピング速度でスコアが変わるなんて理不尽ですが、これがTOEFLの現実です。)
そしてタイピングが遅かったり英語が出てくるのが遅い人は、確実に目標文字数に達しません。
TOEFLライティングでは、
Integratedタスク: 150~225文字
Independent タスク: 300文字以上
※2023年7月の改定後は100文字以上
の長さが理想的だと、問題文に書かれていますので、ぜひ達成したいところです。
書くのが遅いとどうなるか?
遅いだけで減点
目標文字数に達しない、ということだけで減点されることはありません。
しかし、理想的だと言われる長さに達していないということは、ほぼ間違いなく内容が薄いということです。もちろん文字数が少ない中でも内容を濃くし、その中で英語の表現力もアピールできれば、満点も狙うことはできます。しかし一般的にはそこまで内容の濃いものを書くのは無理です。
そのため、指示されている文字数に達していないと大幅減点だと考えてよいでしょう。
見直す時間がない
そして通常は、残りの数分でエッセイの見直しをするのが良いです。
しかし書くのが遅いとその時間が取れなくなってしまって、大きなミスに気が付けないことがあります。
スペルミス程度ならまだいいですが、一つのセンテンスに主語と動詞がなかったりすると、かなり読みづらくなってしまいます。
私自身も、書いている時にはうまく書けているつもりでも、後から見直すと酷いミスをしていたということはよくあります。
そのため、見直す時間を作るためにも速く書きあげる必要があります。
焦ってしまう
最後に、書くのが遅いと焦ってしまい、それがいろいろなところに影響します。
よくあるのが「書くのが遅いから構成をしっかり考えずに書き始めてしまう」ということです。
確かに焦って速く書き始めたいのはわかりますが、構成をしっかり考えていないと一貫した話ができなかったりします。
例えば、「2つ理由があります」と書き出したのに、実はほぼ同じ1つ理由になってしまったり、最悪の場合、最初は賛成だったのに、途中から反対の意見を書き始めてしまう人もいます。
もちろん、焦ってしまうと英語自体も出てこなくなりますし、焦っていいことはありません。
意外と大切なブラインドタッチ
そして忘れられがちなのはブラインドタッチ(キーボードを見ないでタイピングすること)です。
社会人はパソコンのキーボードに慣れていますから、英語を書くときもすぐにブラインドタッチできるようになりますが、高校生や大学生ではブラインドタッチができない人は多いでしょう。
ブラインドタッチができるようになれば、タイピングが速く書けることはもちろんです。
そしてそれに加えて、タイピングしながらもスペルミスをチェックできるという利点があります。
これは意外と重要です。
ブラインドタッチができる人は書いている時に直せるので、最終的なスペルミスは減ります。
しかしキーボードを見ながら書いていると、当たり前ですがスクリーンは見られません。
そういう人は毎回スクリーンとキーボードを行き来しないといけませんし、スペルミスがかなり増えてしまいます。
そのため、ブラインドタッチができない人はぜひできるようになるといいでしょう。
速く書けるようになる3つの練習方法
それではここで、速く書けるようになる方法を3つご紹介します!
質より量を!
特に日本人はそうなのかもしれませんが、エッセイの質や文法・語彙の正しさを気にしすぎて書くのが遅い人が多いです。
もちろん、質と量を両方とも上げていく必要があります。
しかし、特に文字数を気にしてしまうくらい書くのが遅い人は、まずは書く速度を上げないといけません。
そのため、最低でもTOEFLライティングそれぞれのタスクに書かれている文字数(150-225文字、300文字以上)を書けるようになるまでは、とにかく速く量を書けるように意識しましょう。
そして速さを出すためには、時間を決めて、その時間内にとにかく多くの文字数を書く、というトレーニングが効果的です。
概要
15分~30分くらいの時間で、とにかく書き続ける
トピック
TOEFL関係のものがいいですが、基本何でもOK
気を付けること
とにかく文字数を多く書くことを意識!
内容は気にしない!(エッセイの形になってなくてもOK)
文法や語彙の正しさも気にしない!
意見がコロコロ変わってもいいし、一貫していなくてOK。
毎回、何文字書けたか記録しておくこと
内容は本当に気にしないで、とにかく文字数を稼ぐために書きまくってください。
例えば…
「私は野球が好きです。その理由は楽しいからです。しかし、よく考えるとサッカーも好きです。それは同じく、楽しいからです。サッカーの方が道具は少ないし、公園で簡単に遊べるので、実はサッカーの方が好きでした」
みたいな支離滅裂になっても構いません。
書き直しもしてもいいですが、本当に最低限にしてみてください。
とにかく書きまくるんです!
先ほども言いましたが、もちろん質は大切ですので、添削を受けたりして必ず勉強する必要はあります。
しかし、多くの文字数が書けない人が文法や内容ばかり考えていると、最後まで書き終わることができません。
何文字書けたかは記録しておいて、その文字数が伸ばすことだけを意識して練習してください!
テンプレートを使え!
全体を速く書けることも大切ですが、必ず使うような表現は確実に覚えておいて、何も考えなくても使えるようにしておきましょう。
特にIntegrated Taskの方は、リーディングをして、その内容にレクチャーが反論するという形になることがほとんどです。
なので、While the reading passage argues that… , the lecturer disagrees with the argument. のようなフレーズはほぼ間違いなく使うと考えてよいでしょう。
そのため、このようなフレーズをまとめておいてテンプレート化しておけば、あとはそのテンプレートにレクチャーの内容を当てはめるだけですので、速く書けるようになります。
また、事前に覚えたフレーズですので、間違えることも少ないこともメリットです。
テンプレートについて詳しく知りたい人は以下の記事も読んでみてください。
タイピング練習を忘れるな!
最後に忘れがちなタイピング練習です。
せっかく英語自体を速く作れるようになっても、タイピングができなければTOEFLのライティングでは速く書けません。
そこで、タイピング自体の速さを上げていくと同時に、できればブラインドタッチ(キーボードを見ないでタイピングすること)を覚えましょう。
そこでおすすめのサイトはこちらの2つです。
①e-typingはとてもオススメです。
なぜオススメかというと、以下のように、どの指でタイプしたらいいのか教えてくれるからです。
そのため、特にブラインドタッチを勉強している方にはおすすめです!
また、英語でタイピングすることで、簡単な単語は指が自然と動くようになってきます。
②寿司打は日本語をローマ字でタイピングするゲームです。
スクショをみていただければわかりますが、ゲーム感覚でできます。
間違えずにタイピングできると、時間が追加されたりするので、かなり楽しく続けられます。
むきになると、結構続けちゃったりします笑。
ブラインドタッチはできるけど遅い人や、e-typingだとつまらない人はこちらがおすすめです!
まとめ
今回は速く書くことの大切さと、練習方法を紹介しました。
- 速く書くことは大切!
- 勉強方法: ①とにかく書きまくる ②テンプレを使う ③タイピング練習
ぜひ自分に必要な勉強をしてTOEFLライティングのスコアを上げてくださいね!
何となくわかったけど、一人でやれる自信がない…
そうですよね!そういう方はぜひ、私のスクールにお越しください!
特にTOEFLのライティング・スピーキングは一人で勉強することが難しいセクションです。
何人もTOEFLの指導をしてきましたが、やはり自己流で勉強しているとかなり遠回りしてしまっているのをよく見ます。
しかし、正しい指導を受ければ、最短距離でTOEFLのスコアを伸ばすことができます。
遠回りをするのはもったいないですので、最短でTOEFLのスコアを伸ばしたい方はぜひ以下をご覧ください!
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