【TOEIC SW満点講師の頭ん中】TOEIC SW新形式受験の感想(2021年8月8日)
TOEIC SWが新形式になりましたので受験してきました!(正確にはスピーキングのみ新形式になりました) そこで簡単に今回の変更ポイントと私の感想をまとめてみます。
細かい内容を書くとETSに怒られてしまうので、感想と気を付けたことなどになりますが、参考になればと思いますのでぜひ最後までお読みください!
2021年8月の改定ポイント
まずは簡単に今回変わった2つのポイントをお話しします。
解決策提案問題がなくなった
苦手な人が多い、ミーティングなどを聞いてそれに対する解決策をまとめる問題がなくなりました。
苦手だった人にとっては朗報だったかもしれません。ただ、意外と適当なアイディアでも満点はもらえますので、得意としていた人には残念なことになりました。
ただ、提案問題は採点が5点満点で、音読や写真描写と比べるとかなり厳しく採点されていた部分です。(音読などは3点満点)
そのため、これがなくなったというのは、多くの人にとっては良い知らせということになる予想です。
写真描写問題が変更
写真描写には2つの変更点があります。
問題数が増えた
以前は1問だけだったので、あっという間に終わってしまうイメージでしたが、今回からは2問になりました。
その分、全体の配点に占める割合が大きくなったと考えられますので、しっかり対策が必要になりました。
回答時間が減った
以前は45秒ありましたが、今回から回答時間が30秒になりました。
短くなったというと、難しくなったと感じる人もいますが、そういうわけでもないかもしれません。
45秒あると細かい部分まで描写しないと時間が余ってしまいますが、30秒だとそもそも時間が足りません。
なので、ザックリと描写するだけでも満点になるかもしれません。
その辺りは、新しい公式問題集が出たら確認してみます。
満点講師の頭ん中(受験時に考えていたこと)
それでは今回の受験の感想です。
音読問題
これはいつも通りでした。
固有名詞も出てきますが、そこまで読みづらい固有名詞はありませんでした。一般的な固有名詞が読めれば問題なさそうです。
今回発音が少し難しかったのはElectronicsという単語。○○ Electronicsという会社の名前として出てきました。
(これくらいなら問題内容に触れても大丈夫ですよ…ね?)
Electricなどと似ている単語です。
しかしElectronicsとElectricでは強勢の位置が違います。
それぞれelectrOnicsとelEctricという強勢になるんです!
これは危なく引っかかるところでした。勝手に引っかかりそうになっただけかもしれませんが、TOEICのワナ恐るべし!
準備時間での音読の一発目では、間違えて発音してしまいましたが、どう考えても違和感を感じました。そこで何度かElectronicsだけ発音しているうちに、electrOnicsという強勢が一番慣れていると感じたため、本番は間違えずに済みました。
私が気が付けた理由は、この違和感。別にルールに則って考えたわけでもなく、発音している時に私の口が違和感を感じたのです。
このような違和感を感じるためにはやはり大量のインプットが必要。常にいろいろな英語に触れるようにしましょう。
そしてやはり準備時間は大事だと実感。
私はいつもこのように一度全体を通して発音練習をしています。もちろん声に出してます!今日の試験中に感じましたが、声に出さずに準備時間を過ごしている人がいるようです。けしからん!必ず声に出してください。
そして次に、今回のように引っかかる単語があればそこの練習です。一回目の音読で噛んだところを集中的に練習すると良いでしょう。
特に詰まることもなく、一発目からスラスラ読めれば、もう一度はじめから読んで練習しています。
と、話は準備時間に逸れましたが、とにかく発音は強勢の位置などにも気を付けて確認しましょう。
写真描写問題
お待ちかねの写真描写問題。
これは新形式になってから初めての本番です。
事前に練習もしてる中で、かなり短くなっていると感じましたが、本番でもやはり短いと感じました。
あまり詳しく書くとETSに怒られてしまうので書けませんが、写真の内容はいつも通りです。
1つ目の写真はシンプルだったのですが、30秒に短縮されたこともあって、詳細は飛ばして話しました。
人物が来ている服などは一切触れません。
そうして、写真の概要、移っている人物の行動を話すと… 何と急ぎ過ぎて時間が余ってしまいました。
そこで困ったときの自分の感想と推測の出番です!
最低でも今までは自分の感想や推測を話しても問題なかったですので、困ったら推測で話しましょう。
何とか時間いっぱい話すことができましたが、飛ばし過ぎも要注意ですね。
2つ目の写真に関しては、それぞれの人物の髪色なども含めて話したら、時間ぴったりに。
ただし、最後に一言、「真ん中の人は会話を聞いている」と言ってしまいましたが、よく見ると厳密には会話をしておらず、他の2人は目が合っているだけでした。
これもやってしまったかと思いましたが、会話しているようにも見える写真です。これくらいのミスは、恐らく減点対象というほどではないかと。
新形式になった写真描写ですが、特にそんなに恐れることはなさそうです。
恐らく、短くなったので逆に簡単なことだけ言えばいい、ということだと思います。
新しい時間で初めて受験する人は、事前に30秒で練習しておけば問題ないと思います。
応答問題
こちらも基本的には通常通りの問題でした。
最初の短い2問は、質問にさえ答えておけば1文の回答でも問題ないのですが、やはり不安なので理由なども追加。
そして最後の30秒の回答時間がある問題に関しては、なかなか答えづらい問題が出ました。
ここの問題は要注意ですね。
最後の意見問題よりも、考えるのに苦労をしました。
それに加えて、考える時間が3秒しかありません。
正直ここは、まとまった話はできず、上手な回答というレベルではなかったと思います。
英語レベル的には、今回の回答の中で最低レベルだと感じました…
しかし、完璧な回答を求められないのが3点満点の問題です。
最低限の構成と英語で話し続けることができたので、恐らく問題ないでしょう。
情報に基づく問題
特に変わったこともない、普通の問題でした。
普通過ぎて何も言うことがありません苦笑
そして気が付いてしまいましたが、ここのパートはほとんど出る内容が固定されていて、スケジュールそして質問の内容もいつもと同じです。
ここは対策さえすれば必ず満点が取れると思いますので、いつかそれについてもお話しできればと思います。もしかしたらスピーキングで一番簡単かもしれません…
内容が普通過ぎてこれ以上書くことがありません笑。
意見問題
そして最後の意見問題。
ここは比較的答えやすい問題が出てくれました。「AとB、どちらがいいか?」というシンプルな問題。
意見もすぐに思いついたので、メモも使用しました。
まずは理由を2つ書いて、それでも時間が余ったので、具体例もそれぞれ書いていきました。
完璧な準備ができた!と思いつつも、「あれ?これで時間いっぱい話せるか?」という一抹の不安が…
そして回答開始。
理想的な回答の構成としては、
イントロ10秒、理由&具体例①25秒、理由&具体例②25秒。という感じです。
そのため、一つ目の理由が終わったところで、半分以上過ぎていないといけません。
しかし1つ目の回答が終わったときに残り時間を見ると…
半分以上余っている!
これはまずい!確実に時間があまる!!!!
と思っても焦らないでください。
「AとBどちらがいい?」というときには大体、
「Aがいい!その理由はAが…」と、Aばかりについて話しますが、別に「Bを選ばない理由」を言っても問題ありません。
そのため、最後は冷静にBの悪い点を話して、「だからAがいいんだよ!」と締めることができました。
時間配分を間違えたとはいえ、うまく修正できていたと思います。
というわけでスピーキングに関しては以上です。
大きく問題があった回答はゼロでした。
ですが写真描写問題、応答問題の最後、意見問題が完璧と言える回答ではなかったので、もしかしたらどれかの1つで減点されている可能性もあります。
ただ、あれくらいのミスだったら減点されないと思うので、恐らく満点を取れていると思います!
これで満点でなければ僕の採点感覚が違うということなので反省せねば。
とにかく、最低でも190は取れていると思いますので、乞うご期待!
ライティング
こちらはエッセイの問題がちょっと変わった!?と驚きましたが、それ以外はいつも通りです。
写真描写問題
こちらはかなり書きやすい問題でした。
写真を見て、使うべき単語を見た瞬間に回答センテンスが思いつきました。
最後の問題だけトリッキーなことが多いのかもしれませんが、最後の問題も3秒くらい考えたら書ける、素直な問題でした。
使用しないといけない単語を見て、ぱっと思いつかない場合はなかなか思いつきません。
前回はそれでかなり苦戦した問題が一つありました。
結局それでうまい文が思いつかない、という状態でした。
なので、ぱっと文が思いつかない場合は、まずは他の問題を終わらせて、難しい問題にはあとで戻ってくると良いかもしれないと感じました。
メール問題
ここも予想通りの問題。
しっかりとメールを読んでから指示通りに書けば問題ないです。
ただ、必ず指示もしっかり読んで書きましょう。単にメールに返信するだけでなく、「質問をしろ」などの指示に従わなければいけません。
そこで一つ感じたのは、「質問を含めろ」という指示の際に、「Please let me know when…」などの、正確には疑問文でない形の文は、質問に含まれるのかということです。
はじめにPlease let me know which…みたいな文を書いて、質問を含めたつもりだったのだったのですが、「これは質問か?」と思いました。そこで、ちゃんと「?」で終わる疑問文の形に変更。
恐らくlet me know系の文でも問題ないとは思いますが、今度調べてみます。
どなたか知っていたら教えてください!
エッセイ
問題を書きたいのですが、ETSに怒らせそうなので書けません…
ただ、一般的なSWテキストに載っているような質問ではありませんでした。
少し驚きましたが、何とか書くことはできました。
もしかしたら今回からは地味に幅広いタイプのエッセイを書かせるなんてこともあるのかもしれません。
ただ、指示に沿って書くというのは同じですし、トピックもそこまで難しくはありませんでした。
ちなみに私は420文字程度書きました。
300字以上と書いてありますが、公式の模範解答も、明らかに400字を超えています。
そのため、まだ確信をもっていうことはできませんが、高得点を取りたい人は400字を目標にすると良いかもしれません。
(同じETSが主催しているTOEFLに関しては、高得点者は明らかに文字数が多いです。長く書くのが必須、というわけではありませんが、傾向として)
今回はいつもと形式が違いますし、こういうタイプのエッセイはあまり練習していないので自信がありません…
これはもしかしたら満点を取れていないかもしれません。
というわけでライティングをまとめると、エッセイ以外はスラスラと書けたのですが、エッセイが少し不安です。
ですが、いつも通りにはできたので190点は取れるはずです。
いつもは恐らくエッセイで減点されていると思いますので、今回の形式にその場で対応できていたとしたら、少し嬉しいです。
こちらも乞うご期待です!
というわけで今回の感想は以上となります。
まだサイトなどはできていませんが、TOEIC SWの個別指導もしています。
興味がある方はお問い合わせやTwitterからご連絡ください!
来月も頑張るぞ!!!!!!!!!!!!
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