ページが見つかりませんでした – Makieigo https://makieigo.com MAKIEIGOでTOEIC対策!TOEIC L&R、TOEIC S&W、TOEIC IPテスト対策を徹底学習! Fri, 22 Dec 2023 03:56:02 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.4.3 https://makieigo.com/wp-content/uploads/2023/04/cropped-M-32x32.png ページが見つかりませんでした – Makieigo https://makieigo.com 32 32 TOEIC SWの回答は短くてもいい?長い方が高得点なの? https://makieigo.com/toeic-sw-length https://makieigo.com/toeic-sw-length#respond Fri, 22 Dec 2023 03:51:59 +0000 https://makieigo.com/?p=3622

皆さん、こんにちは。TOEIC SWを教えているMakieigoスクールの西牧です。 今回は受講生の方から頂いた質問で、「TOEICSWの回答は短くてもいいのか?」それとも「長い方が高得点に繋がりやすいのか?」ということ […]]]>

皆さん、こんにちは。TOEIC SWを教えているMakieigoスクールの西牧です。

今回は受講生の方から頂いた質問で、「TOEICSWの回答は短くてもいいのか?」それとも「長い方が高得点に繋がりやすいのか?」ということにお答えしていきます

特に、スピーキングでは応答問題、情報に基づく応答問題、そしてライティングの写真描写問題とメール問題などは、長ければミスが増えますし、短すぎると不安になると思います。

そのため今回は、公式の採点基準も解説しながら、どれぐらいの長さで書いていくべきなのか、そしてどのような点に注意して書いていくべきなのかお話ししていきます。

TOEIC SWの問題内容

それではまずTOEIC SWの問題内容からお話ししていきます。ここではざっくりとした概要だけお話ししていきますが、問題形式はまとめると以下の通りです。

スピーキング

内容問題数概要
①音読問題2テキストを音読する
②写真描写問題2写真を30秒で描写する
③応答問題3短い電話インタビューに答える
④情報に基づく応答問題3スケジュールなどに基づき、必要な情報を伝達する
⑤意見問題11分間で自分の意見を述べる

この中でもよく質問をいただくのが、③応答問題、④情報に基づく応答問題です。

③の応答問題ではよく「最後に公園に行ったのはいつか?」「その時は誰と公園に行ったのか?」などピンポイントの情報を求められることが多いです。そのため、回答としては「I went to the park my my son」のように短く答えることもできますし、さらに「My son」と答えても明確に質問には答えられています。

④の情報に基づく応答問題も似たように、スケジュールに基づいて「会議は何時から始まるか?」「どの部屋で行われるか?」などが聞かれます。そのためしっかりとセンテンスで答えて「The meeting will be held in Room B」のように答えることもできますし、「Room B」ともっと短く答えることもできます

このような場面では、短く答えた方が間違いは少なくて済みます。しかし回答時間が15秒もある中でこれだけ短いと、ほとんどが無言の時間となり、これで大丈夫なのかと心配になると思います。

それでは次にライティングも見ていきましょう。

ライティング

内容問題数概要
①写真描写問題5指定された語句を使って写真を描写する
②メール問題2指示に従い、メールを作成する
③意見問題1自分の意見を述べるエッセイを書く

ライティングではよく聞かれるのが①写真描写問題と②メール問題です。

写真描写問題では1センテンスで書かないといけないため、そもそも回答が短くなります。そのため、少しでも英語力をアピールするために関係代名詞などを使って長く書いた方がいいのか、など気にする方が多いです。

メール問題に関しても、含めるべき情報が3つ指定されるのですが、その3つの情報さえ含んでいる最低限のメールを書こうと思うと、それぞれ1行で、合計3行、という回答もできないことはありません。
ただしこちらの問題も10分間もありますので、10分間でたったの3行というのは時間があまりすぎるため、何か問題がありそうと考える方が多いです。

問題形式の細かい部分に関しては、別の記事で書いておりますので、詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。

TOEIC SWの採点基準

それでは次に採点基準を見ていきましょう。皆さんはTOEIC SWのスコアを上げるために回答の長さなどを気にしていると思いますので、そのためには採点基準を見るのが一番早いです。

TOEIC Speakingの採点基準

まずはスピーキングの応答問題のポイントだけ引用してみます。(情報に基づく応答問題もほとんど同じです)

採点 スケール採点ポイント
回答は質問に対して十分で、関連性があり、社会的にも適切な応答ができている ・聞き手はすんなりと理解できる
・適切な語彙・語句を使っている ・課題に合った構文を使って答えている
公式ワークブックより引用。太字はMakieigoによる

ここからわかるのは、特に回答の長さは関係ないということです。採点基準にそのようなことは書いていませんので、確信することができます。

採点スケール3の「十分で」という文言は気になりますが、これも十分であればいいということなので、必要以上に答えろというわけではありません。

ただし、気にしなくてはいけないのは、「社会的に適切な」と言う部分です。

例えば電話インタビューを受けていることを想像してください。その際に、社会的に適切な振る舞いをする必要があります。そのような場合皆さんはどのように答えるでしょうか?

「最近公園に行ったのはいつですか?」という質問に対して

「昨日」もしくは「昨日だけどさ、そんなくだらねーこと聞いてどうすんだ?こっちは忙しいんだよ」

というインタビューを想像してみてください。どうでしょうか?かなりぶっきらぼうで、失礼な回答だと思いませんか?確かに必要な情報は答えていますが、「社会的に適切か」というと、もう少し丁寧な言い方があるのではないか?と感じる人の方が多いでしょう

もちろん、こちらがインタビューに答えるのに合意していないのに、駅などで知らない人にしつこく聞いてこられた場合には、このような対応の方法もあるかもしれません。しかし、TOEICでは電話インタビューを受けるということを同意したという前提があります。

それなら日本人としては、最低でも「昨日です」とかつけるのが普通ですよね。そのためTOEICの回答でも「相手に失礼ではない」ということが重要になります。

TOEIC Speaking(応答問題と情報に基づく応答問題)の回答方法

それではそれぞれの質問で、どのようなことに気をつけて答えればいいのか、ということを最後にお話ししていきます。

スピーキング全体に共通して言えることですが、「センテンスで話す」ということが重要です。やはり先ほどの日本語の例と同じですが、インタビューですので、こちらもしっかりとした文で答えるのが社会的に適切である場合が多いでしょう。

もちろん100%センテンスにしなければいけないというわけではありませんが、日本語での例を見た通り、単語だけで最低限の情報を伝えると社会的には不適切なことが多いです。なのでもちろん、私にはあまり想像がつかず、いい例は思いつきませんが、センテンスを使わなくても、相手に不快に思わせずに、社会的に適切な答えができれば問題ないはずです。ただしなかなかそれは難しいので、センテンスにしておくのが無難でしょう。

ライティングの採点基準と回答方法

ライティングに関しては写真描写問題とメール問題では大きく変わりますので、別々に分けてお話しします。

写真描写

採点 スケール採点ポイント
以下の特徴を持つ1文で構成されている
文法的な誤りがない
・与えられた2つの語(句)を適切に使っている。
・写真と関連する内容が記載されている
以下の特徴を持つ1文もしくは複数以上の分で構成されている
文の理解を妨げない程度の文法的誤りが1か所以上ある
・与えられた2つの語(句)を使っている。ただし一つの文中ではなかったり、語形が正確ではない
・写真と関連する内容が記述されている。
公式ワークブックより引用。太字はMakieigoによる

ここで最も大事なのが3点を取るためには「文法的な誤りがない」ということです。そして2点の方を見てみると「文の理解を妨げない程度の文法的誤りが1箇所以上ある」となっていますので、ここから考えるとライティングの写真描写では、たとえ小さなミスであったとしても、1つでもあれば即減点、ということがわかります。

そのため、ミスをしないことが最重要になるので、できる限り短い文で書く方が良いです。もちろん、指定された2つの語句を使って短く書くという能力も必要です。そのため、うまく簡潔に書けない場合には、長くなってしまうのも仕方ありません。しかし、長くなればなるほど、文法のミスが起きる可能性が高まります。

そのためライティングの写真描写問題では、ミスをしないようにできる限り短く書きましょう。

メール問題

それでは次はメール問題です。まずは採点基準を見てみましょう。

採点 スケール採点ポイント
全ての課題を的確にこなし、設問で要求された情報、指示、質問を複数の文を使って明確に伝えている
筋の通った文章にするために一貫した論理構成で文章を構築する、または、適切な接続語を使用する、のうち、片方または両方がなされている
・文体や言葉遣いが返信先にふさわしい。
・文法や誤報の誤りが2,3あるが、言いたいことがわからなくなるほどではない。
解答内容はよくできているが、設問で要求された課題の1つが基準に達していない
・課題のうち1つを抜かしたり、うまく答えていなかったり、回答が完結していない
・少なくとも部分的には論理的な文章構成を試みたり、接続語も適切に使用している
・返信する相手のことが一応念頭にある
文法や語法に目立った誤りが見られる誤りがあるために言いたいことがわからなくなる1文がある
公式ワークブックより引用。太字はMakieigoによる

ここからわかる通り、メール問題では文の長さは全く要求されていません。実際に公式ガイドのコメントにも、「高い評価を得るためには、4文以上書くことを目安としましょう(公式ガイドP173 より引用)」とあります。また、その直前には5行で満点(4点)評価をもらっている例も実際に載せてあります。なので短くても満点が取れます。

それに加えて採点スケール2の「誤りがあるために言いたいことがわからなくなる1文がある」というのは非常に厳しい採点です。もちろん、それなりの分量を書くため、多少のミスは許されます。しかし、ミスがあっても意味が通じていれば、数個のミスは問題ないですが、意味がわからなくなると、一発で減点です。

しかし、こちらも採点スケール2の「文法や語法に目立った誤りが見られる」というのも気をつけなければなりません。特に「目立った」と言う部分が大切です

例えば1文しかセンテンスを書いていない場合、冠詞や前置詞の間違いは非常に目立ってしまいます。

しかし、メールが長ければどうでしょうか?例えば10行以上書いている中で、冠詞や前置詞の間違いが1~2個あっても全く目立たないと思います。そのため、小さなミスを目立たなくするためには、ある程度分量を書くと良いことが分かります。実際の公式ガイドの模範回答も、確かに5行で終わっているものも1つありますが、基本的には満点評価の回答は長めです。

それではメール問題でどのような意識で書いたらいいのかと言うと、

絶対に意味が分からない文を書かない、そしてできる限り間違いがないと自信がある文のみで、できる限り多く書く。

というのが理想です。

そのため、「もしかしたら間違っているかな?」と不安を持つような表現ではなく、普段使っていて、あまり間違えることがないような表現で書くことがとても重要です。

エッセイ

最後にエッセイについても少しだけお話しします。

エッセイに関しては、「できる限り短くしたい」という受験者よりも「できる限り長くしたいのに書けない」と言う方が多いですが、短くても高得点は可能なのでしょうか?

答えは「短くても高得点は可能」です。実際に受験者の声でも指定の文字数である300文字書けなくても満点を取れた、という方はいます。(確か280文字くらいだったと思います)

なので必ず300文字超えなければいけないというわけでなく、多少少なくても問題ありません。特に満点狙いではない場合には、無理に文字数を追いかけるのは必要ありません。

では短くてもいいのか、というと、必ずしもそうとは言えません。自分の意見を具体的な理由と例を使って伝えるためには最低限の文字数が必要になりますので、短すぎるのはよくありません。

また、「長さ」も英語力の高さの1つの指標となるからです。ほとんど同じ英語レベルや内容で書かれているのなら、短いものよりも長い方が有利です。単純に考えても分かりますが、長い文章を書くということは、それだけでも英語力が必要になります。そのため、長くなければいけない、というわけではありませんが、長ければプラスになります。(実際、同じETSが作成しているTOEFLの自動採点機能を使って実験してみると、同じ内容の回答に1文だけ簡単な英語をつけ足すと満点になる、ということがあります)

しかし注意するべきなのは「長いから評価が高くなる」というわけではないということです。長いからと言って、無駄なことばかり書いていたり、構成が悪かったりすると、もちろん評価は上がりません。むしろマイナスになります。

そのためエッセイに関しては、基本的な姿勢としては300文字を目指しましょう。しかし無理やり300文字書く必要もありません。また、論理構成がしっかりしていて自然と長くなったらそれはそれで高評価です。(ただし無理やり長くするとマイナス効果です)

エッセイの書き方に関しては、また今度どこかでお話できればと思います。

まとめ

今回はTOEIC SWでの回答の長さについてお話ししました。

基本的には長く書いた方がプラスの評価になる確率は高くなりますが、長く書くことが必要なわけではありません。長さを気にするよりも、しっかりと課題に答えることを優先として、あまり気にしすぎないようにしましょう。

Makieigoスクールでは、TOEIC SWの指導をしています。HPに載っているコース以外でも、ワンポイントアドバイスやレッスンなど、様々な需要にお答えしますので、何でもご相談ください。

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TOEIC Speaking発音・イントネーション評価:全問題の発音見られてる? https://makieigo.com/toeic-speaking-pronunciation-and-intonation https://makieigo.com/toeic-speaking-pronunciation-and-intonation#respond Wed, 09 Aug 2023 05:47:11 +0000 https://makieigo.com/?p=3429

皆さんこんにちは!TOEIC SW指導を得意とする、MAKIEIGOスクールの西牧です。TOEIC Speakingを指導している受講生の方から、こんな質問をいただきました。 こんな質問に答えるために、今回はTOEIC […]]]>

皆さんこんにちは!TOEIC SW指導を得意とする、MAKIEIGOスクールの西牧です。TOEIC Speakingを指導している受講生の方から、こんな質問をいただきました。

いぬ

TOEIC Speakingの発音・イントネーション&ストレスってどうやって採点されているのでしょうか?全ての問題の発音とイントネーションが関係しているの?

こんな質問に答えるために、今回はTOEIC Speakingの採点の方法を含め、発音・イントネーションの算出方法についてお話ししていきます。

スコアの算出に発音が関係があるのか知りたい方、発音・イントネーション対策はどうしたらいいのかわからない方など、ぜひご覧ください。

結論だけ先に知りたい人もいると思うので、簡単に結論を言ってしまうと…

発音・イントネーションの項目は、音読問題でのみ採点されている

ということになります。

しかし、これは公式から発表されているわけではありません。そのため、私の推測が入っているということはご了承ください。しかし、ほぼ間違いないと言えます。公式から発表されているわけではないのに、どうしてそのようなことが言えるのか?など、気になる方は、詳細に説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

TOEIC Speakingのスコア

まず簡単にTOEIC Speakingのスコアがどのように表示されるのか見てみましょう。

公式のHPより引用(https://www.iibc-global.org/toeic/test/sw/guide04.html

まず初めに目が行くのは、一番上にあるスコアでしょう。今回のサンプルではSpeakingは130となっていますが、一般的にはこの数字がスコアとして使われます。就活などでスコアを出す際には、そちらのスコアだけがあれば問題ないはずです。

しかしよく見てみると、左下にPronunciationとIntonation and Stressという項目があります。

(画像が見づらかったので、私のスコアレポートより)

今回お話ししていくのは、この項目がどのように採点されているかということです。

理由1:発音、イントネーション・アクセントの評価

それでは次に、発音、イントネーション・アクセントの評価はどのようになっているのか見ておきましょう。

Pronunciation(発音)

HIGH英文を音読する際、発音はとてもわかりやすい。
MEDIUM英文を音読する際、発音は全体的にわかりやすいが、些細なミスがある。
LOW英文を音読する際、発音は全体的にわかりにくい。
公式より引用

Intonation and Stress(イントネーションとアクセント)

HIGH英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、とても効果的である。
MEDIUM英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的である。
LOW英文を音読する際、イントネーションとアクセントが、ほとんどの場合効果的ではない。
公式より引用

このように、3段階になっており、それぞれのレベル分けは非常にシンプルに行われています。

HIGHを取るためには「とても」わかりやすい、または効果的である必要があるため、なかなかハードルが高いことが分かります。

そして早速ここで発音・イントネーション&アクセントが音読問題のみで採点されているというヒントが出ています。

よく読んだ方は気づいたかもしれませんが、全てのレベルの説明に「英文を音読する際」とわざわざ書かれています。そして受けたことがある人はご存知の通り、音読というのは、最初の音読問題に該当するものと考えられます。それ以外にはTOEIC Speakingでは音読する部分はありません。

そのため、まずこれが、発音・イントネーション&アクセントが音読問題だけで採点されている、という証拠になります。

すでにこの時点でほぼ確定と言ってもいいと思いますが、もう少し深掘りしてみましょう。

TOEIC Speakingの評価基準

それではまずは、公式の情報に基づいてテストの構成とどのような部分が評価されるのかを見ていきましょう。まずはこちらの表をご覧ください。

公式より引用

こちらの表の右から2番目が評価基準となっており、どのような項目が評価されてスコアが出るのか、ということがわかります。

そこを見てみると一番初めの音読問題に関しては「発音」と「イントネーション、アクセント」と書いてありますので、採点基準に入っていることがすぐにわかります。

それでは他の問題はどうなのか見てみると、それぞれの採点基準の一番上に「上記の事柄全てに加えて」という記載があります。ということは音読問題の「発音」と「イントネーション、アクセント」は全ての問題で評価基準となっていると考えられます。

いぬ

ということはやっぱり全ての問題での発音やイントネーション・ストレスが関係してるのでは?

まっきー

確かにそう思う気持ちもわかります。しかしもう少し詳しく見ていきましょう。

理由2:TOEIC Speakingのスコア算出方法

正式に公開されているわけではありませんが、TOEIC Speaking&Writingの採点は、同じ団体が運営しているTOEFLと同じだと考えられます。TOEFLは世界的に受けられている試験ですので、かなり研究されていて採点基準も明らかにされていることが多いです。TOEFLとの関係に関しての詳細は、別の記事で紹介します。

ここでのポイントは、発音・イントネーションは採点項目には確かに入っているものの、ほんの一部になっているため、ほとんど採点に影響を与えないということです。

例えば、最後の問題の意見を述べる問題は、こちらの3つの項目でスコアが計算されます。

  • Language Use(表現力)
  • Delivery(流暢さ)
  • Development(展開)

そしてその中のDeliveryの最高得点の内容な下記の通りです。

Generally well-paced flow (fluid expression). Speech is clear. It may include minor lapses, or minor difficulties with pronunciation or intonation patterns, which do not affect overall intelligibility.

TOEFL Rubricより。太字はMakieigoによる。

こうしてみると、確かに発音やイントネーションは採点基準の一部となっていますが、Delivery(流暢さ)の一部分として出てきているだけです。

この3つの項目(Language Use、Delivery、Development)に対してスコアが5点満点で計算され、その点数の平均によって、総合スコアが決まります。例えばこのような形です。

Language Use  4点
Delivery     3点
Development   3点
= 総合スコア 3点

そしてここまで来ると分かりますが、確かに発音やイントネーションは、Deliveryの構成要素の一つとはなっていましたが、最終的にスコアとして出てくる時には、なくなってしまっています

また、TOEFLの採点官は、受験者の録音を1回しか聞かずに採点してると言われており、そもそもの3つの構成要素に加え、発音とイントネーション加えた5項目を、1回しか聞かずに判断するのは不可能です。

そのためTOEFLと同じように、発音・イントネーション&アクセントのスコアは、音読問題以外では出ていないと考えられます。

発音・イントネーション&アクセントが音読問題だけの評価と言える理由

今までお話をしてきた2つの理由により、発音・イントネーション&アクセントは、音読問題だけで評価されていると考えることができます。

もう一度まとめると

理由1: 発音・イントネーション&アクセントの評価に全て「音読する際」と明記されている
理由2: 発音・イントネーション&アクセントは他の問題でも採点基準であるDeliveryの一部だが、Deliveryの評価にまとめられてしまう。

ということになります。

音読問題は、総合スコアとは関係ない?

それでは少し話を広げてみましょう。音読問題だけで発音・イントネーション&アクセントが評価されているということは、音読問題は200点満点の通常のスコアの方には影響しないのでしょうか?

もしそうであれば、いくら音読問題で失敗しても総合的なスコアには影響しないため、安心できる人が増えるかもしれません。また、総合スコアだけを狙っている人は、対策をしなくていいということになります。

しかし残念ながら、音読問題も総合スコアには影響していると考えられます。

その理由は一つですが、ETSから出されているスコアの算出方法についての論文です。英語ですがそのまま引用したいと思います。

The Consistency of TOEIC® Speaking Scores Across Ratings and Tasksより引用

少々難しく見える表ですし、古い情報が入っているので少し注意が必要です。

簡単にまとめると、真ん中の四角い枠で囲まれている1~11の数字は、それぞれの問題番号を示しています。(10のPropose a solutionは昔の形式です)

その中の1と2が音読問題にあたります。その隣の3番は写真描写問題です(昔は写真描写が1問だけでした)。

そしてその上を見ていただくと、Rator Scoreというのがあります。それがそれぞれの問題に作られるスコアになり、それを元に総合点が出されます。

その前にその上のClaim Levelというのを見てください。ここでは、音読問題と写真描写問題がまとめて一つのスコアとなり、C1(Intelligible:理解可能かどうか)にまとめられて、そこからさらに総合スコアが出ています。

このように考えると、音読問題も写真描写問題と同様に扱われている=総合スコアに影響する、と考えることができます。

あともう1つ付け加えるとすると、公式ガイドブックなどでも「各項目の合計からスコアが計算される」と記載があり、特に音読問題以外とは書いていません。

発音・イントネーション&アクセントを上げる方法

それでは最後に、発音・イントネーション&アクセントの評価を上げるためにはどうすればいいのか考えてみましょう。

ここまでで分かった通り、発音・イントネーション&アクセントは、音読問題だけで評価がされるため、音読問題だけ対策すればいいということになります。それでは採点基準をもう一度簡単にまとめておきましょう。

HIGH発音: とてもわかりやすい
イントネーション&アクセント: とても効果的
MEDIUM発音: 些細なミスがある
イントネーション&アクセント: ほとんどの場合効果的
LOW発音: わかりにくい
イントネーション&アクセント: ほとんどの場合効果的ではない

発音

ここからわかることをまずは発音から見てみましょう。HIGHの「とてもわかりやすい」だと、最低の基準としては非常に分かりづらいですので、MEDIUMを見てみます。すると、「些細なミスがある」とすぐにMEDIUMに落とされるということです。

そのためほとんど完璧であっても、多少のミスがいくつかあるとすぐに減点が入るということになります。

ただしここでは「ミス」という表現になっていることも重要です。ここからわかることは、ネイティブレベルに「上手」でなくとも、明らかに間違った発音をしていなければ、問題ないということが分かります。

そのため、発音を上げたい場合には、発音も上手にするために、それぞれの音素を練習するのではなく、多少の日本語なまりは入っても問題ないので、発音記号通りに正しく発音する、ということを練習した方がいいことになります。

イントネーション&アクセント

イントネーション&アクセントに関しても、MEDIUMは「ほとんどの場合効果的」ということなので、大体は効果的にできていても、多少できていないところがあるとHIGHは取れない、ということになります。かなり厳しいですね。

しかし幸いなことに、イントネーションとアクセントに関しては、かなりポイントが絞られています。それは、この3つです。

  • 強調(強調すべきところを強く長く読み、しないところは短く弱く読めているか)
  • 間の取り方(ピリオドやカンマ、意味の区切れで間が取れているか)
  • 音の高低(疑問文では最後を上げて、A,B and Cの列挙は、上上下で読めているか)

強調の部分は、音読問題全てを通して意識しないといけないですので、多少難しくはあります。しかし、間の取り方はピリオドやカンマなど、気をつける部分は決まっていますし、音の高低も疑問文とA,B and Cの列挙の部分だけです。

そのため、イントネーションとアクセントに関しては、ある程度音読がスラスラできる人はポイントさえ絞って練習すればHIGHを取ることはできると思います。しかし、まだ発音するだけで精一杯の人はそこまで意識が向けられないですのでまずは発音から練習していくといいと思います。

まとめ

スコアとは別に出る発音・イントネーション&アクセントの項目は、音読問題のみで採点されている可能性がとても高いです。公式から明確に述べられているわけではないですが、ほぼ間違いないと言ってもいいでしょう。

そのためこの発音・イントネーション&ストレスの評価を上げたい場合には、音読問題に絞って対策すると良いです。

また、MAKIEIGOスクールではTOEIC Speaking&Writingの対策も行っておりますので、興味がある方はお問い合わせください。

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TOEICオンラインはスコアが下がる?マークシートとの違いを解説 https://makieigo.com/online-score-down https://makieigo.com/online-score-down#respond Sat, 01 Jul 2023 06:32:58 +0000 https://makieigo.com/?p=3042

皆さんこんにちは!Makieigoスクールの西牧です。 2020年からTOEIC IPテストではオンラインでの受験が可能になりました。そこで最近はオンラインの需要もかなり増えてきているようです。 そこで皆さんが気になって […]]]>

皆さんこんにちは!Makieigoスクールの西牧です。

2020年からTOEIC IPテストではオンラインでの受験が可能になりました。そこで最近はオンラインの需要もかなり増えてきているようです。

そこで皆さんが気になっているのは、オンラインと紙版の公開テストでは本当にスコアが同じなのかということです。確かに形式が違うのでスコアが変わってもおかしくないと考える人もいるでしょう。

そこで今回はTOEIC IPテスト実施団体であり、今までにたくさんの受験者を見てきた私が、TOEICIPテストのスコアが下がるのか、それとも上がるのかを徹底解説します。実際に受けた方の声も載せてありますので是非最後までご覧ください。

TOEIC IPオンラインとは

まずTOEIC IPオンラインテストとはどのようなテストか簡単にお話しします。

TOEICは大きく分けると公開テストとIPテストに分かれています。

公開テストとは、TOEIC公式のホームページから申し込むことができる、一般的に受けられているテストです。

IPテストとは、ホームページから個人が申し込むものではなく、企業をやスクールがIIBC(公式)に変わって運営するテストです。そのため受験の場所や申し込み方法などは違いますが、スコアなどは基本的に同じです。

そのIPテストの中には、紙のマークシート版とオンライン版の2つがあります。今回の記事ではそのIPテストのオンラインについてお話します。

TOEIC IPオンラインのスコア

それではまずTOEIC IPテストオンラインのスコアについてお話しします。

TOEICの公開テストは皆さんご存知の通り、5点刻みで990点満点のテストです。そしてTOEIC IPテストオンラインも、同じように5点刻みで990点満点となっています。

同じ990点満点なので、スコアの解釈は同じだと考えられますが、念のため公式の見解を見てみましょう。

スコアの意味はマークシート方式と同じです。

TOEIC L&R IPテスト(オンライン)受験のしおりより

公式の見解によると、文字通りマークシート方式とスコアは同じようです。

しかしこれは本当でしょうか?疑う人も多いでしょう。その理由は、テスト時間が1時間だったり、マークシート版とオンライン版では様々なことが違うからです。

違いについてはこちらで徹底的に解説しています。

ここからは念のため、本当に公式が言っている通りスコアは変わらないのか徹底的に比べていきたいと思います。

TOEIC IPオンラインでスコアが下がる原因?

TOEIC IPテストオンラインでスコアが下がりそうな要因がいくつかあります。ここでは3つご紹介します。

先読みができない

まず最も皆さんが心配しているのが、Part3,4で先読みができないということです。

先読みというのは、Part3,4で、音声が流れ始める前に設問や選択肢を読んでおくことです。これをしておくことで、話の流れがある程度予想がついたり、どのようなことに注意して聞かなければいけないのかわかります。そのためTOEICの1つのテクニックとして非常に重要視されていることです。実際私自身もパート3、4の先読みは徹底するようにいつも指導しています。

しかしそれができるのは、マークシート版では問題が冊子となっており、Directionが流れている時に読んだり、次の問題が始まる前に読むことができるからです。

しかし、オンライン版ではそれができません。その理由は、問題が読まれる直前になるまで、その問題の設問と選択肢が表示されないからです。そのため、マークシート版で先読みをしている人は、解き方を大きく変える必要があります。

先ほどお話した通り私自身もかなり重視しているテクニックですし、他のスクールでも先読みを重要視していないところはありません。そのため、先読みができないとスコアが下がってしまうのではないかと考えるのは当然です。

集中できない

もう一つの要因は、集中できないということです。

公開テストやマークシートのIPテストでは、試験官がいて周りにも受験者がいて、緊張感がある中で試験を受けることができます。

しかし、オンライン版の場合、主に自宅で受けることが多いと思います。自宅では家族の話し声が聞こえたり、最悪の場合子供やペットに邪魔されるということもあるかもしれません。

もし書斎などがあり、1人になれる部屋があったとしても、やはりいつもリラックスしているような環境で試験を受けるというのは集中できない可能性が高いです。

集中できなければとスコアが下がってしまうのは当然です。

スクリーンで読むのが遅くなる

最後の要因は、紙ではなくスクリーンで読むということです。

一般的にスクリーンで読むと読解速度が多少下がると言われています。それに加えて長文問題などは、1画面に表示することができず、スクロールなどしなければいけません。

そのため特にリーディングにはマイナスの影響があると考えられます。

TOEIC IPオンラインでスコアが上がる要因?

しかし逆にTOEIC IPオンラインではスコアアップに繋がるかもしれない特徴もあります。ここでは3つご紹介します。

時間が短く集中でき、疲れない

最も大きい要因が、TOEIC IPオンラインテストは、1時間で終わるということです。マークシート版では2時間かかるので、半分となっています。

これはかなり大きいメリットです。その理由は、TOEICのマークシート版を受けたことがある人はわかると思いますが、2時間集中して英語の試験を受けるというのはかなり疲れます。リスニングは終わった時点ですでに45分経っており、多くの受験者はすでに疲れてしまっているでしょう。実際、最後の長文問題まで集中が続かなかったという人はたくさんいます。

しかしTOEIC IPテストオンラインでは、リスニングとリーディング合わせても1時間で終わります。これなら疲れ切る前にリーディングに入ることができますし、力を十分に発揮することができるでしょう。

音声がクリア

もう1つの理由としては音声がクリアに聞こえるということです。

公開テストでは時々、会場によっては音声が少しこもったような音になってしまいます。実際それによってどれだけスコアが変わるかわからないですが、受験者としてはかなりストレスに感じると思います。

音が悪く、聞き取りづらいことと、それによるストレスでスコアが下がってしまうことも考えられるでしょう。

それに対してオンラインでは、イヤホンをして聞くことができるため、はっきりと聞くことができます。実際に聞いてみるとわかりますが、イヤホンで聞くのとスピーカーで聞くのでは、やはりイヤホンの方がはっきりと聞こえます。

そのためリスニングには有利な可能性が高いです。

マークシートを塗る時間がない

最後に非常に細かい点ですが、マークシートを塗る時間がなくて済むのも大きなメリットです。非常に単純な計算ですが、マークシートを塗っている時間を計算してみましょう。例えばマークシートを1つ塗るのに2秒かかるとすると、合計で400秒、つまり6~7分程度をマークシートを塗ることに使っていることになります。

オンライン版では、マークシートを塗る代わりにワンクリックで済むので単純計算でも半分ぐらいにはなると思います。意外とマークシートに塗る時間は多いですし、TOEICは時間に追われるテストですので少しでも時間短縮ができるのは大きなメリットです。

TOEICのスコアの誤差

最後に念のため、TOEICスコア自体の誤差について触れておきましょう。

もちろんどのテストも完璧ではありませんので、受験者の英語力を100%正確に測ることはできません。これに関しては当たり前のことで、別にTOEICが悪いテストというわけではありません。

しかしスコアを比べるにあたって、どれぐらいの変動があるのかは知っておくべきです。

そしてTOEICはどのくらいのスコアの変動があるかというと、実力に対して、最大50点の誤差があると言われています。例を見てみると分かりやすいです。

TOEIC600点の場合
下に誤差が出る=550点
上に誤差が出る=650点
➡実力が600点の場合、550点~650点のスコアが出る可能性がある。

毎回これほどの誤差が出るわけではなく、最大でこれぐらい出る可能性があるということです。特に何度も受けている人はだんだんスコアが安定してくることが多いです。

しかし、総合で50点ぐらいの違いなら、試験形式の影響というよりも、誤差の確率が高いと言えます。

実際にTOEIC IPオンラインを受けた人の事例

このようにTOEICオンラインのメリットとデメリットを比べてみると、マークシート版よりもスコアが上がる可能性も下がる可能性も考えられます。

それでは実際に受けた人の感想やスコアがネットにいくつか載っていますのでそちらを見てみましょう。

事例1(オンラインが下がった)

まず1つ目の事例はこちらです。

マークシート 820L425、R395)(2020年10月4日受験)
オンライン版 750L365、R385)(2020年10月24日受験)

リーマンエンジニアのブログより

この方の場合はマークシート版よりもオンライン版の方が70点も低いという結果になっています。

先ほどお話しした誤差を考えたとしても、70点の差はかなり大きいです。しかも、この方の場合はリスニングが60点も下がっています。1つのセクションで60点も下がるというのは誤差とは考えづらいです。もちろん体調不良などの影響も考えられますが、形式の違いによることも考えられます。

特にこの方は定期的にTOEICを受けていて、リスニングはかなりテクニックに頼った解き方をしていたようです。

先ほどもお話しした通り、TOEICにおいてPart3,4の先読みはかなり大切であり、慣れてくると話の流れがかなりわかってきますし、答えを待ち伏せしたりすることができるようになります。

そのテクニックに大きく頼っている今回のような受験者は、オンラインだと下がってしまう可能性があるかもしれません。

事例2(同じ)

それでは次の事例を見てみましょう。

マークシート 600
オンライン版 560点

エンジニアの電気屋さんより

こちらの方もオンライン版の方が40点低いという結果になっています。

しかし先ほどもお話しした通り、40点程度なら誤差の範囲と考えることができます。

そのためこの人の場合は、ほぼ同じ結果が出たと言えるでしょう。

実際、この方の感想としても「ほぼ同じスコアだった」と書かれています。多少誤差がありながらも、いつもこれぐらいのスコアに収まっていたということでしょう。

事例3(オンラインの方が高い)

最後にもう一つの事例を見てみましょう。

マークシート 700
オンライン版 850点

Yahoo知恵袋より

この方はマークシートよりもオンライン版の方が150点も高いという結果になりました。

150点というのは明らかに誤差ではなく、英語能力が上がったか、テスト形式などの何かしらの影響があったと言えます。

この方の受験時期が定かではありませんが、このようなコメントが書いてあります。

私は集中力が続きにくいので、ペーパーの2時間は結構苦痛で途中でだれてしまってたのですがオンラインは短いですし合間に休憩できる時間がちょっとあるのでやりやすかったです。

Yahoo知恵袋より

このようなコメントを見ると、やはりオンラインが短く集中力が切れなかったというのもスコアアップの一つの要因になっている可能性が高いです。

TOEIC IPテストを運用した実体験

それでは最後にTOEIC対策スクールを運営し、TOEIC IPテストをマークシート版もオンライン版も運営してきて、多くの受験者のスコアを見てきた私なりの考えをお話しします。スコアと受験者の感想を一言でまとめるとこのようになります。

スコア: マークシートもオンラインも同じ
受験者の感想: 「オンラインだと、慣れないから下がった」という人が多い

実際のスコアと受験者の感想で違いがあります。これはどのような理由でしょうか?

スコアが同じになる理由

まずスコアが同じになる大きな理由としては、TOEICを作成しているETSがマークシート版もオンライン版も同じになるように徹底的に研究しているということです。

よくTOEICは日本でしか通用しない、と言われますので少々ネガティブなことを聞くことが多いですが、作成しているのはETSという世界的にも有名な団体です。アメリカの大学院留学などで主に受け入れられているTOEFLというテストや、アメリカの大学院入試で使われるGREなどを作っているため、かなり信頼が高い団体です。

そのようなしっかりとした団体が作っていますので、そもそも大きな差はないと考えられます。

また先ほどもオンラインのメリットとデメリットを紹介しました。デメリットばかりに目が向くことが多いですが、メリットもかなりたくさんあります。そのためそれらがちょうどいいバランスになり結果的に同じようなスコアになると考えられます。

また、多くの人は心配する先読みについてですが、先読みができなくても結果的にスコアは同じような結果になっています。そのため、マークシート版で先読みをしている人も、オンラインでは先読みができないからと言ってスコアが下がることはありませんので、安心してください。

オンラインで下がったという人が多い理由

それではなぜオンラインで下がったという人が多いと感じるのでしょうか?

それは単純に、スコアが上がった場合には「スコアが上がって良かった!」と単純に喜んでくれる人が多いため、オンラインで受験した、という環境の違いにあまり目が向きません。また、一見すると先読みができないなどデメリットが目立ちますし、いつもと違う形式なので、それがポジティブな影響を与えると考える人は少ないでしょう。

そのため、「オンラインだから上がった!」という感想にならないからです。

逆に、下がった場合にはどうしても「いつもと違う形式(オンライン)だった」ということに目がいってしまいます。

先ほどお話した通り、同じマークシート形式を受けても、上下に50点程度の誤差はあります。

そのため実力が同じだったとしても、2回受けた場合には、スコアが下がる確率はかなり高いです。

誤差でスコアが下がってしまった場合は、受験者の実感としては「前回と同じような感触だったのに下がってしまった」となります。そうなると、「自分の中では同じようなパフォーマンスだったのに、下がってしまったということは、やはりオンラインだから下がったのだ」という結論に至ってしまいます。

このような理由から、スコアが上がった人は「オンラインだから上がった」とは思わずに、スコアが下がった人は「スコアが下がってしまったのはオンラインのせいだ」と考えてしまうからだと感じます。

結局スコアは下がるの?

以上のことから、まとめるとこのようになります。

ほとんどの人の場合、マークシートとオンライン版でスコアが変わることはありません。ただし、TOEICはマークシート版でもオンライン版でも50点ほどの誤差は出てくる可能性があるので、多少スコアが変わることはあります。しかし、それがオンライン版だからというわけではなく、一般的な誤差によるものと考えられます。

ただし、当たり前のことですが、人によって向き不向きはあるため、オンライン版を受けて誤差以上に下がってしまう人もいれば、オンライン版の方が明らかに伸びたという方もいることは確かです。

また、しっかりと対策している人ほど、安定して高いスコアを出すことができます。そのため、マークシート版でもオンライン版でも、しっかりと対策することが必要です。

MAKIEIGOスクールでは、オンライン講座でリーズナブルにTOEIC対策ができ、オプションでIPテスト(オンライン)も受けることができます。興味がある方はぜひこちらをご覧ください。

まとめ

今回の記事では、TOEICのマークシート版とオンライン版でスコアの違いがあるのかまとめました。

基本的にはマークシート版もオンライン版も同じようにそこが出ますので、どちらを受けるにしても安心して受験してください。

皆さんのスコアアップを応援してます!

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TOEIC IPオンラインの「時間配分」解説!見直し時間までわかる! https://makieigo.com/toeic-online-time https://makieigo.com/toeic-online-time#respond Fri, 30 Jun 2023 08:35:05 +0000 https://makieigo.com/?p=3032

皆さんこんにちは!Makieigoスクールの西牧です。 最近はTOEIC IPテストのオンラインも徐々に受験者が増え始めたようです。しかし実はオンラインのIPテストは、マークシート版と構成が大きく異なります。制限時間も問 […]]]>

皆さんこんにちは!Makieigoスクールの西牧です。

最近はTOEIC IPテストのオンラインも徐々に受験者が増え始めたようです。しかし実はオンラインのIPテストは、マークシート版と構成が大きく異なります。制限時間も問題数も違うため、マークシート版で対策していた時間配分などが通用しません。

特にリーディングは、自分で時間配分を考えないといけないので、どれぐらいのペースで解くのか困っている人も多いでしょう。

そこで今回はTOEIC IPオンラインでも満点を取得したことがある私が、時間配分について徹底的にお話ししていきます。特にTOEIC IPテストオンラインを受験の予定の方は最後までご覧ください。

TOEIC IPオンラインテストとは

そもそもTOEICは、マークシートだけだと思っている人もいたでしょう。オンラインで受けられる時って驚いたかもしれません。

公開テストというIIBC(公式)が定期的に実施している試験は、確かにマークシートしかありません。

しかし、企業やスクールがIIBCの代わりに運用するIPテスト(団体受験)の制度では、オンラインでも受験できます。

例えば、MAKIEIGOスクールでは、TOEIC総合対策講座の受講生などが効果測定としてTOEIC IPテストオンラインを受験しています。講座について気になる方は、こちらをご覧ください。

TOEIC IPオンラインテストの構成

それではまずTOEIC IPテストオンラインの構成について見てみましょう。皆さんがよく知っているマークシート版との比較が分かりやすいと思うのでまずはマークシート版をおさらいしましょう。

マークシート版の構成

リスニングセクション(45分、100問)

Part1写真描写問題6問
Part2応答問題25問
Part3会話問題39問
Part4説明文問題30問

リーディングセクション(75分、100問)

Part5短文穴埋め問題30問
(1問:20秒、合計:10分)
Part6長文穴埋め問題16問
(1問:約40秒、合計:10分)
Part7読解問題1つの文書:29問
複数の文書:25問
(1問:1分、合計:55分)

リーディングセクションのカッコ内の時間は、目安の回答時間です。スクールや先生によっては、多少違った時間配分を勧めていることはありますが、大きくは変わらないはずです。また現在のスコアによってはPart5,6がこんなに早く終わらないということもあります。

しかし、最後まで終える場合にはこれぐらいのペースで解いた方がいいので、今回はこれらの時間を、それぞれのパートに使うべき時間と設定し、計算していきます。

もちろんリスニングは音声に合わせて進んでいきますので、時間配分は考えなくて大丈夫です。

オンラインの構成

それでは次にオンラインの構成を見ていきましょう。

リスニングセクション(45問、25分)

まずはリスニングセクションです。

まず大きく分けてユニットが2つに分かれています。UNIT1ではPart1~4に当たる問題を解きます。そこで受験者の大まかなレベルを図り、UNIT2では、受験者のレベルに合わせた問題が出題されます。

UNIT2は、Part1にあたる写真描写問題がありません。Part2~4にあたる問題を解きます。

リーディングセクション(45問、37分)

次にリーディングセクションです。

こちらもユニットが2つに分かれています。リスニングと同じで、まずUNIT1でPart5~7にあたる問題を解き、UNIT2では、受験者のレベルに合わせたPart5~7の問題を解きます。

TOEIC IPオンラインテストの時間配分

それではここからは、実際にどの程度の時間配分で解いて行ったらいいのか考えていきましょう。リスニングは、音声に従って進んでいくので全く考えなくていいです。そのためリーディングだけ見ていきましょう。

リーディングの時間配分

まず、それぞれの問題にはマークシート版と同じくらいの時間をかけていいのか計算してみましょう。もしかするとオンラインなので、解答時間が長く設定されたりしているかもしれません。

改めてマークシート版の時間配分を確認しておきましょう。

マークシート版の時間配分

Part5(30問) 1問:20秒(合計10分)
Part6(16問) 1問:40秒(合計10分)
Part7(54問) 1問:1分 (合計54分)

このようにマークシート版では、Part5は1問20秒、Part6は1問40秒、Part7は1問1分となっています。

それではこの時間でオンライン版も解いたら時間ぴったりに終わるでしょうか?計算してみましょう。

オンライン版の時間配分
UNIT1
Part5 1問20秒×5問 = 1分40秒
Part6 1問40秒×4問 = 2分40秒
Part7 1問1分 ×16問 = 16分
合計 20分20秒で回答完了(制限時間23分より短い!)

UNIT2
Part5 1問20秒×7問 = 2分20秒
Part6 1問40秒×4問 = 2分40秒
Part7 1問1分 ×9問 = 9分
合計 14分で回答完了(制限時間14分と同じ!)

それぞれのユニットごとで計算してみたところUNIT1は制限時間の23分よりも短い時間で回答を終えることができ、UNIT2は時間制限ぴったりで終わるという計算になりました。

この計算結果から考えると、それぞれの問題に対して使っていい時間は、オンライン版もマークシート版もほぼ変わらないと考えられます。

特にUNIT1に関しては、マークシート版と同じ時間配分で進めていくと、多少時間が余るということが分かりました。

これに関して理由を少しだけ考えてみます。

TOEICオンラインはCAT(Computer Adaptive Test)という仕組みで、UNIT1である程度受験生のレベルを判断し、UNIT2ではそれぞれに合わせたレベルの問題が出るということになっています。

そのため、UNIT1は初心者でも必ず同じ問題になるため、もしかしたらある程度初心者でも最後まで解けるように時間に余裕を与えてくれているのかもしれません。UNIT2は逆に、レベルにあった問題しか出されないため、元々設定されている回答時間ぴったりで設定されているのかと思います。

この理由に関しては、推測でしかありませんが、テストの仕組みを考えるとあり得るかもしれません。

各パートが終わったときの残り時間

時間配分が分かったところで、それをうまく活用しなければなりません。うまく活用するためには、それぞれのパートが終わった時に残り時間を見るのがとても効果的です。

そのため最後に各パートが終わった時の残り時間をまとめておきます。

終わったときの残り時間

UNIT1
Part5 21分20秒
Part6 18分40秒
Part7 2分40秒(見直し時間)

UNIT2
Part5 11分40秒
Part6 9分
Part7 0分(見直し時間なし)

この残り時間を覚えておき、各パートが終わった時に確認しましょう。

もしこれよりも時間が余っていれば多少余裕を持って進めていっても大丈夫ですし、もし逆に時間を越えてしまっていたら、急がなければいけないということが分かります。

見直しの時間

最後に見直しの時間についてです。

UNIT1では、通常通りの時間配分で行くと、なんと2分40秒も余る計算になります。

とはいえ、初級・中級の方は多少時間に余裕がないと解き切れないと思うので、おそらく見直しの時間はないと思います。

ただし上級になればなるほど、見直しの時間ができてくると思います。時間内に解き終えることができるのは、だいたい800点以上の上級者です。(800点でも終わらない人もかなり多いです)

そのため800点以上ある人は、もしかしたら見直しの時間があるかもしれないという前提で進めていきましょう

そこで便利なのが、見直しのためのチェックボックスです。画面の中に、見直しすべき問題を記録するための白いチェックボックスがあります。そのチェックボックスを押しておくと、問題一覧を見た時に、その問題の横に旗のマークが立ちますので、一目でその問題が見直しが必要だということが分かります。

レベル別に見直しのチェックボックスの使い方をまとめるとこのようになります。

チェックボックスの使い方

UNIT1

800点以上: 見直しができることを頭に入れて、チェックボックスを有効活用しましょう。
700点:   もしかすると見直しできるかもしれません。チェックを入れてもOK。
600以下:  チェックが多くなりすぎると思いますし、見直す時間がないと思いますので、基本は使わない。どうしてもという問題だけ念のためチェックしておきましょう。

UNIT2
800点以上: もしかすると見直しできるかもしれませんので、チェックを使う。
700点以下: 恐らく見直す時間がないため、どうしてもという問題だけチェック。

とりあえず、迷ったらチェックボックスを使っておいてもいいかもしれませんね!

オススメの学習方法

最後に少しだけ勉強方法についてお話をします。

TOEICはマークシート版でもオンライン版でも、基本的なテクニックは身につけておく必要があります。回答技術がなければ、いくら英語力があっても実力が100%出し切れません。

そこで、TOEICの回答技術を中心に説明している講座を準備しました。

IPテストオンラインもオプションで付けることができ、しっかりと効果測定もできます。気になる方はこちらをご覧ください。

まとめ

今回はTOEIC IPテストオンラインの時間配分についてお話しました。

計算上では、マークシート版よりも多少時間の余裕がありました。

ですが、なれない形式のため思った以上に時間がかかることもありますので、基本的にはできる限り急いで解くようにしましょう

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【簡単】TOEIC IPテストオンラインの結果の確認方法 https://makieigo.com/ip-online-score https://makieigo.com/ip-online-score#respond Thu, 29 Jun 2023 11:37:02 +0000 https://makieigo.com/?p=3028

こんにちは、Makieigoスクールの西牧です。 TOEICのIPテストはオンラインでも受験できるようになりましたが、公開テストのようにスコアレポートは送られてきません。そのため確認する方法がわからなくなってしまうことが […]]]>

こんにちは、Makieigoスクールの西牧です。

TOEICのIPテストはオンラインでも受験できるようになりましたが、公開テストのようにスコアレポートは送られてきません。そのため確認する方法がわからなくなってしまうことがあります。

もしかすると、テスト終了後に表示されるスコアをスクリーンショットできずに焦っている人もいるかもしれません。

そこで今回は、TOEIC IPテスト実施団体でもあるMAKIEIGOスクールの西牧が、簡単な確認方法をお願いします。

TOEIC IPテストオンラインとは?

そもそもTOEICがオンラインで受けられることを知らない人もいるかもしれませんが、確かに一般的に受けられている公開テストではマークシートのみです。

しかし、IPテストという団体受験の制度であればオンラインでも受験可能です。IPテストは、企業の研修やスクールの効果測定などで使われています。

例えばMAKIEIGOスクールでは、動画で学ぶTOEIC総合対策講座の受講者などが、オンラインでIPテストを受けています。詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

TOEIC IPテストオンラインのスコア確認方法

TOEIC IPテストオンラインは、2つの方法でスコアを確認することができます。1つずつご紹介します。

受験終了直後の画面

まだ1つ目は受験終了直後の画面です。

試験終了時間が過ぎると、下記のようなメッセージが表示されます。

Congratulations!
You have completed the topic listening and reading test.
Click next to see your online scores.

その後、Nextボタンを押すと下記のような形で、すぐにスコアが表示されます。

ListeningReadingTotal
495495990

もし必要なら、この画面をスクリーンショットなどをしておいてもいいでしょう。しかし、この画面での表示は、あくまで簡易的な表示とされていますので、しなくても大丈夫です。

最後にExitボタンを押すと、画面も閉じられ、試験終了となります。

この後に説明する方法で、正式なスコアは取得可能なので、ここで覚えていられなくても焦らないでください。この画面では受験者自身が確認するための簡易的なものです。

PDFのダウンロード

試験終了直後の画面のほかに、PDFがダウンロードできます。こちらの方が正式なスコアレポートです。取得の方法もとても簡単です。

STEP
テスト結果取得通知メールを受信

テスト終了後翌日以降、IIBCよりテスト結果取得通知メールが届きます。

主な内容は実施内容と、テスト結果の確認手続きについてです。

その中に「テスト結果確認方法」という箇所があり、確認するためのリンクが貼ってありますので、そのリンクをクリックします。

STEP
受験者サイトにログイン

Authorizationコードと、受験前に設定したパスワードを使ってログインします。受験前に設定したパスワードは忘れないようにメモなどをして取っておきましょう。

STEP
PDFのダウンロード

テスト結果確認というボタンがあるはずなので、そちらからダウンロードします。

手続きは以上なのでとても簡単ですね!

注意事項

いくつか注意事項があるので確認をしておきましょう。

ダウンロードできる期間

結果がダウンロードできる期間は限られています。具体的にはテスト実施日の翌月末までダウンロードが可能です。

ずっと見ることができるわけではないので、必要な方は必ずダウンロードしておきましょう。

スコアレポートの種類

公開テストでは紙のスコアレポートとデジタル公式認定証がもらえますが、TOEIC IPテストオンラインでは、PDFでのスコアレポートしか出ません。

PDFなので、デジタル公式認定証のように正式なものではありません。就活などで使うことはできない可能性もありますので、就活や転職に使う場合は、事前に確認しておきましょう。

Abilities Measured(項目別正答率)

公開テストでは、スコアレポートの下にAbilities Measured(項目別正答率)という、それぞれの問題タイプに対する正答率が載っています。

しかし、TOEIC IPオンラインでは、そのようなものがなく、取得した点数に対する一般的な英語能力が書かれているだけです。

まとめ

今回はTOEIC IPテストオンラインのスコアの取得方法についてお話しました。

非常に簡単ですし、PDFでダウンロードできますので安心してください。

また、TOEIC IPテストオンラインをセットで受験できるTOEIC総合対策講座も販売しておりますので、興味のある方はご覧ください。

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TOEICをオンライン受験!申込方法や対策まで徹底解説。IPテストオンラインとは? https://makieigo.com/online-ip-difference https://makieigo.com/online-ip-difference#respond Tue, 27 Jun 2023 08:11:53 +0000 https://makieigo.com/?p=3019

TOEIC IPテスト(オンライン)とは TOEICオンライン受験とは、IPテストのみ選択可能な実施方法です。IPテストとは団体受験のことであり、企業やスクールなどが公式のIIBCに変わって実施しているものです。 公開テ […]]]>

いぬ

TOEICがオンラインで受けられるって本当?

ねこ

通常のTOEICテストとは何が違うの?

まっきー

はい、TOEICはオンラインでも受けられます!ただし公開テストとは申し込みの方法も違いますし、試験内容も多少変わってきます。
今回はTOEIC IPテスト(オンライン)実施団体でもあるMAKIEIGOの代表(西牧)が、受験の方法から対策まで徹底的にお話します!

TOEIC IPテスト(オンライン)とは

TOEICオンライン受験とは、IPテストのみ選択可能な実施方法です。IPテストとは団体受験のことであり、企業やスクールなどが公式のIIBCに変わって実施しているものです。

公開テストではオンラインはありませんので、IPテストのみオンラインが受けられます。

また、IPテストは個人で申し込むことはできません。自分が所属している会社やスクールが、IIBCに認められている場合にのみ受験可能です。

TOEICオンラインを受験する方法

基本的に個人で申し込むことができないTOEIC IPテスト(オンライン)ですが、MAKIEIGOでは、英語コーチングや、リーズナブルな動画講座などを受講している方に限り、受験することができます。

動画講座の効果測定になりますので、受講前と受講後の最大2回受験することができます。

興味がある方はこちらをご覧ください。

TOEICオンラインと通常の紙版の違い

まず、TOEICオンラインと通常の紙版の違いについてまとめておきます。

 オンラインIPテスト通常(紙版)IPテスト
実施方法パソコン・タブレットマークシート
場所ネットがあればどこでも団体の会場
時間1時間2時間
出題内容前半は全受験者同じ。
後半はレベルに合わせて出題。
全受験者同じ
問題数90問(LR45問ずつ)200問(LR100問ずつ)
スコア990点満点990点満点
スコア取得時期受験直後に画面で確認
または受験期間終了後にPDFで確認
実施日から5日後に団体に通知

表にまとまっている通りですが、スコアは990点満点で同じになっています。しかし、それ以外はほぼ全てが違っています。

オンラインの方は、おそらくTOEICをより簡易的に受けられるように開発されているものですので、全体的に紙版よりも受験しやすくなっています。

TOEICオンラインの構成

TOEICオンラインは構成が大きく異なります。問題数も半分以下になっていますが、単純に問題数が減っているだけでなく、構成も多少変わっていますので見てみましょう。

受験のしおりより引用

かなり複雑になっているのがわかると思います。こちらの図を解説していきましょう。

まず通常のTOEICと同じように、リスニングセクションとリーディングセクションで大きく分かれています。

しかしここからが大きく変わります。通常であればリスニングセクションはパート1~4に別れますが、その前にUNITという単位があります。

まずユニット1の方で、写真描写問題、応答問題、会話問題、説明文問題というパートがありますが、これらはTOEICのパート1~4にあたります。しかし通常と違って問題数が少なくなっています。

それが終わった後に、ユニット2となっていて、今回は写真描写問題はなく、応答問題、会話問題、説明文問題、とPart2~4にあたる問題を解きます。

リーディングセクションも同じようにユニットが2つに分かれています。まずユニット1でパート5~7にあたる問題をいくつか解いた後に、ユニット2でも同じようにパート5~7の問題を解きます。

後半はレベルに合わせて問題が出される

このような不思議な構成になっているのは、TOEICがCAT(Computer Adaptive Test)であることが原因です。

CATとは、受験者の力に合わせて、それぞれのレベルに合わせた問題を出題することで、従来よりも少ない問題数でも、正確に能力を測るためのテストです。

例えばユニット1で初級・中級・上級という3つのレベルに分類し、ユニット2ではそれぞれのレベルに合わせた問題が出題されるということです。そのため、ユニット1で間違いが多く、初級と判断された場合には、ユニット2では簡単な問題が出されます。逆に、ユニット1で正解が多い場合には、上級者と判断されるため、ユニット2では難しい問題が出題されます。

このようなIT技術の活用で、1時間でも英語力を正確に測れるようになっています。

TOEICオンラインのメリット

それではTOEICオンラインのいくつかのメリットを見ていきましょう。ここでは3つご紹介します。

24時間365日どこでも受験可能

まず最も大きいのが24時間365日受験可能ということです。それに加えて、タブレットやパソコンでの受験ができるので、どこでも受験することができます。

もちろん自宅にあるパソコンやタブレットで受験可能ですので、家にいながらTOEICを受けることができます。

また、夜仕事が終わってから受験することもできますし、仕事が始。前のリフレッシュした状態で受験することもできます。

試験時間が1時間

試験時間が短いのもかなり大きなメリットです。

いくら24時間受けられるとしても、2時間をまとめて確保するとなるとなかなか難しいことが多いでしょう。しかし1時間ならかなり変わると思います。それこそ仕事が終わってからでも受験できます。

また、リスニングとリーディングはそれぞれ30分程度なので、すぐに終わってしまうように感じます。そのため、疲れた状態でパート7の長文を解く必要がなくなり、終わってからも比較的体力が残ると思います。

その場でスコアがわかる

TOEICオンラインは、その場でスコアが分かります。受験が完了すると、そのまま次の画面でスコアが表示されるため、初めての人は驚くかもしれません。

公開テストだと3週間ほど待たなければいけませんが、オンラインはその場でスコアが上がるため、正式なスコアが欲しいのではなく、実力を測りたいという人にはとてもおすすめです。

TOEICオンラインのデメリット

メリットも多いTOEICオンラインですが、実はデメリットもありますので紹介しましょう。

先にお伝えしておくと、デメリットは5つもありますが、心配しないでください。これらは受験者が感じることではありますが、スコアにはあまり影響せず、実際に紙版と同じようなスコアが出ています。

Part3,4の先読みができない

TOEICのPart3,4といえば、通常の紙版なら必ず先読みをしなければなりません。私の講座でも常にそこはうるさく言っています。先読みができないと一気に多くの問題を落としてしまうこともあるからです。

しかし、TOEICオンラインでは先読みができません。実際どのような感じで出題されるかというと、Questions 32-34 refer to the following conversation.とアナウンスが流れると同時に、設問と選択肢が表示されます。

そのため、細かく言えばこのアナウンスを読んでいる瞬間は先読みができますが、なかなかこのような短い時間では先読みができません。そうすると受験者は会話を聞き終わってから問題を読み、選択肢を選ぶということしかできません。

特に公開テストなどの通常のテスト対策をしていて、先を見に慣れている人はかなり苦労するかもしれません。

まっきー

繰り返しになりますが、それでもリスニングのスコアは、通常の紙版と同じようなスコアが出ます。恐らく、先読みができないのは全員同じなので、全体的に正答率が下がっているため、偏差値的には変わっていないのだと思います。万が一、オンラインを受けてリスニングが下がっていたとしても、先読みができないのは原因ではないと思ってください。

長文問題が1画面に表示できない

画面の大きさが限られているので、特に長文問題は一つの画面で表示することができないことがあります。

特にパート7のダブルパッセージやトリプルパッセージになると、かなり上下にスクロールしないといけません。長文問題では本文の中の2箇所を照合しなければいけないような問題もあります。そのような問題の時には上下にスクロールするのがストレスになる人が多いでしょう。

普段からパソコンの操作に慣れている人は、そこまで負担に感じないかもしれませんし、実際私もそこまで不便ではありませんでした。しかし、やはり紙のように一目で全てが見れる方が解きやすいことは間違いないです。

時間配分がわかりづらい

リスニングセクションは時間配分などは特になく、順番に解いていくしかありませんが、リーディングセクションは自分で時間配分をしなければいけません。

時間配分に関しては、紙版の方に慣れている人が多いと思いますし、慣れている人は自分なりのペース配分が分かっているはずです。例えばPart5,6に10分ずつかけて、残りの55分でPart7を解くなど、ある程度決まっています。

しかし、オンラインだとそもそもユニットが2つに分かれており、それぞれのユニットの問題数も回答時間も違います。そもそも焦ってとかなければいけない試験なのに、それぞれのユニットに合わせた時間配分をするのは、現実的にはかなり難しいです。

実際私が受けている時も、なんとなく時計は意識していますし、いつものペースで解けるようにしています。しかし、時計のカウントダウンを見ても、まだ余裕があるのか、もっと急いだ方がいいのかわからず、時間配分には苦しみます。

現実的には時間配分を意識するのではなく、できる限り早く解くというのが正解かもしれません。

集中できない

これは人によるかもしれませんが、家で受験するとなると家族やペットに邪魔されてしまったりすることがあるかもしれません。

邪魔されないにしても、隣の部屋からテレビの音が少しだけ聞こえるなどすると集中が削がれますし、外からの騒音などでも気が散るかもしれません。

あとは家だと気持ちを切り替えることができず、ダラダラと受けてしまう可能性もあります。やはり緊張感がある中で受けた方が集中できますし、実力が発揮できる可能性もあります。

家で受けられると便利な気はしますが、実は環境的には公開テストの方が良かったりします。

まっきー

実際私は家で受けるよりも公開テストの方が集中できます。家は静かなことは静かなのですが、やはりいつもいるスペースなのでテストモードになれません。ですが、それがスコアを下げる原因になるかと言うと、そうでもないかもしれません。

実感とスコアが一致しない

もしかすると実感とスコアが一致しない可能性もあります。それはCAT(Computer Adaptive Test)なので、初級者には簡単な問題が出ますし、上級者には難しい問題が出題されます。

そのため初級者の人は「いつもより簡単だった!」と感じることが多いはずですので、もしかしたら「今回はハイスコアが出そうだ!と感じたにも関わらず、いつも通りのスコアだったということがありえます。

逆に上級者は「いつもより難しかったから全然ダメだった」と思いながらも、普段通りのスコアが出る可能性が高いです。

オンラインだとスコアが下がる?

このようなデメリットを見ると、TOEICオンラインでは、紙版よりも受験者にとって不利のため、スコアが下がってしまうような気がします。

しかし先ほどもお話ししている通り、実はそれでもスコアは紙版と同じようなスコアが出てきます。

TOEICオンラインの開発中も何度も実験された結果同じようなスコアが出ている、とも言われていますし、何より、多くの人の紙版とオンライン版のスコアを見てきましたが、実感としてもほとんど変わりません。

そのため、公開テストや紙版のIPテストと同じようなスコアが出てきますので、安心して受けてください。

TOEICオンラインの対策方法

それでは最後にTOEICオンラインの対策方法について見ていきましょう。

通常のTOEIC対策とほぼ同じ

基本的な対策方法は通常のTOEICと同じです。英語力を上げるとともに、多少のTOEICの解き方のコツも学んでおく必要があります。

特にTOEICオンラインでは、先読みができなかったり、時間配分が調整しづらかったりするので、自分が持っている英語力でそのままぶつかっていくという印象があります。

そのため日々TOEICの教材を使いながら英語力を高めておくのが一番の対策でしょう。

先読み対策

TOEICの対策をしたことがある人なら、先読みの対策が一番心配ではないでしょうか。

これに対しては2つの対策があります。

先読みを諦める

一番現実的なのは先読みは諦めるということです。先ほどお話した通り、Questions 32-24 refer to the following conversationと言っている時間しか先読みの時間はありません。時間にすると約5秒です。

5秒で先読みするとなるとほとんどの人が諦めたくなるでしょう。

しかしそれでも実はそれほど問題ありません。

比較的長い会話とはいえ、たったの40秒程度です。しかも複雑な会話の流れではなく、非常にシンプルな会話が進みます。

そのため、しっかりと聞き取ることができれば多くの部分は覚えていられるはずです。聞き取ることができていれば、最低でも問題を解く時に、選択肢を見ると答えを思い出すことができるでしょう。

確かに詳細問題などでピンポイントで覚えておかないといけない問題は解けないかもしれません。しかしその問題を解くためだけに、焦って先読みをしたりするぐらいなら、詳細問題は解けたらラッキーというつもりで、概要の問題だけ確実にとっておく、という作戦もあるでしょう。もちろん詳細問題も、明確に聞き取れていれば覚えていることも多いはずです。

短時間で先読みをする

次にできる対策としては短時間(5秒間)で先読みをするということです。

そんなの無理と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。実際私は、必ず先読みをしていました。そのように言うと「英語力が高いからできるんだ」と思われるかもしれませんが、それだけではありません。

もちろん最低限の速読力がなければ先読みすることはできないでしょう。しかし、実は設問だけなら読むことはできます。その理由は設問はいつも似た問題が出るからです。そのため公式問題集などでどのような設問が出てくるのか勉強しておくと、一瞬見ただけでどのような設問なのかわかるようになります。

まっきー

よく見てみると本当に同じような設問ばかりですので、設問のパターンを覚えると、本当に早く読めるようになりますよ。

もちろん典型的なパターンではない設問も出てくるので、そのような設問は速読力が勝負になります。なので、そのような珍しい設問の先読みはは諦めて、典型的なものだけでも先読みするというのはできるでしょう。

画面上でのリーディングに慣れる

パソコンのモニターを使ってのリーディングは、一般的に紙でのリーディングよりも遅くなると言われています。そのため単純に、TOEICのリーディングでも読むスピードが遅くなり時間がかかってしまうことになります。

TOEICは紙での勉強が多いはずなので、パソコンのモニターで解くというのはなかなか慣れないかもしれません。また慣れていないと目も疲れてしまいさらにリーディングの速度が遅くなる可能性もあります。

特にタブレットで受ける場合は画面がかなり小さくなると思いますので、ある程度慣れておく必要があるでしょう。

画面操作に慣れる

最後に画面操作に慣れるということも大切です。

TOEICのオンラインテストは、初めての人でも見ただけで操作ができるような分かりやすいものになっています。しかし、やはり初めてのテスト画面だとどのように操作したらいいのか分かりません。実際に受験した方の中でも、初めての操作で多少戸惑ったということも聞いています。

多少戸惑うだけならそこまで大きな影響はないとは思いますが、精神的にかなり焦ってしまうでしょう。TOEICは時間が限られたテストで、常に焦りながら解くことになります。

そのため画面の操作方法などで余計な心配はせずに、問題を解くことだけに集中したいため、できれば事前に画面の操作に慣れておくことがいいでしょう。

最も良い対策は、本番前に事前にオンラインのTOEICを受けておくことです。

MAKIEIGOでは、動画講座の効果測定として、TOEIC IPテスト(オンライン)を受験することができます。

講座開始前に一度受験していただき、実力を測りつつ問題や操作に慣れてから総合対策講座を受講していただき、さらに受講終了後に受けることができます。そうすることで、1回目の練習と講座で学んだことの効果が現れスコアアップを目指すことができますので、興味がある方はぜひこちらをご覧ください。

まとめ

今回はTOEIC IPテストオンラインと紙版のテストの違いをまとめ、オンラインテストの対策方法もお話ししました。

TOEICのスコアアップには、英語力を上げることはもちろん、TOEIC自体に慣れていく必要もあります。また、多少のコツも必要になってきます。

今回の記事を参考にバランスよく学習して、スコアアップを目指してください。

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TOEIC IPテストとは?受験の方法や公開テストとの違いまで徹底解説 https://makieigo.com/what-is-ip https://makieigo.com/what-is-ip#respond Mon, 26 Jun 2023 10:35:13 +0000 https://makieigo.com/?p=3003

皆さんこんにちは!Makieigoスクールの西牧です。 TOEICと言っても、実はいくつか種類があるのはご存知でしょうか?大きく分けると公開テストとIPテストという2つに分かれています。両方ともTOEICといえばTOEI […]]]>

皆さんこんにちは!Makieigoスクールの西牧です。

TOEICと言っても、実はいくつか種類があるのはご存知でしょうか?大きく分けると公開テストとIPテストという2つに分かれています。両方ともTOEICといえばTOEICなのですが、実は大きな違いがあります。

そこで今回はTOEIC満点を取得し、IPテストの運用経験もある私が、公開テストとIPテストの違いについて徹底的に解説します。

特にIPテストについて知りたい方、IPテストを受験したい方は最後までご覧ください!

公開テストとは

公開テストとは、最も一般的に受けられているテストです。皆さんがTOEICと聞いた時に想像するものだと思ってください。

公開テストはだいたい月に1回、全国の会場で実施されています。TOEICのサイトから誰でも申し込むことができ、一般的に公式と言われるIIBCが運営しています。

申し込みをして試験日が近づいてくると受験票が発送されてきます。そこに記載されている試験会場に行って受験することになります。

だいたいの場合は大きな会場で様々なレベル・年齢層のたくさんの受験者と受験することになります。

受験後は公式認定証が送られます。このスコアレポートを企業などに提出して、いわゆるTOEICのスコアとして扱ってもらうことになります。

IPテストとは

それではIPテストとは何でしょうか。IPテストとはInstitutional Programの略で、団体受験のことを指します。

団体受験とは、IIBCに認められた企業や学校などの団体が、IIBCに代わり主催するテストのことです。そのため、受験日や受験場所は、主催団体は決められるため、開催する企業やスクールの会議室や教室になることが多いです。

また、所属する団体のIPテストしか受けられませんので、受験者はその団体に所属する人たちとなります。会社であれば同じ会社の人たちと受けることになります。

TOEIC IPテストを受ける方法

以下でお話ししますが、TOEIC IPテストにはメリットがとても多いので、受験したいと思う方も多いでしょう。

しかし残念ながら、何度かお話に出ている通り、個人で申し込むことはできません。所属している企業やスクールが実施しているかまずは確認してみましょう。

他の方法としては、語学スクールなどTOEIC IPテストを実施しているスクールに申し込むということです。ネットで探せばいくつか出てくると思いますが、やはり授業料も含めると高額になってしまいます。

MAKIEIGOでは、TOEIC総合対策講座を受講いただいている方に限り、効果測定のためのIPテストオンラインを受験いただけます。講座自体もオンライン完結となっているので、比較的リーズナブルに受講いただけます。

講座でTOEICの攻略方法を学び、IPテストで効果が確認できますので、とてもオススメの講座です。興味がある方はぜひ下記をご覧ください。

TOEIC公開テストとIPテストの違い

それではここからはTOEIC公開テストとIPテストの具体的な違いについて見ていきましょう。

団体申込と個人申込

まず大きな違いは団体申し込みと個人申し込みということです。

公開テストは個人申し込みのため、誰でも申し込むことができます。申し込みに関してはTOEICの公式サイトから申し込むことができます。

IPテストは団体申し込みなので、所属する団体を通して申し込むことになります。企業などの団体が、まとめてIIBCに申し込みます。そのため、個人で受験したくてもなかなか受験することができないのがIPテストです。どうしても受けたい場合は、IPテストを実施している団体に所属する必要があります。

IPテストはオンライン受験可能

もう1つの大きな違いはIPテストはオンライン受験ができるということです。

コロナの影響で外出が控えられたりする中で、オンライン受験ができるようになりました。オンライン受験は、どちらかというと企業やスクールが、手軽に受講生や社員の英語レベルを図ることを目的にしていそうです。

オンラインなのでパソコンやタブレットがあればどこでも受験できるので、手軽に英語力を測りたい場合にはとても便利でしょう。

オンライン受験の特徴は後ほどお話しします。

受験日の違い

次に受験日も違います。何度もお話に出てきている通り、IPテストは語学スクールなどの公式以外の団体が主催します。

そのため、そのスクールや団体のスケジュールに合わせて受験日を設定することができます。企業でしたら、平日の昼間などの業務時間を使って試験をすることもありますし、語学スクールなら休みの土日に設定することも多いでしょう。

しかし、公開テストは受験日が固定されています。ほとんどの場合は毎月1度、日曜日に開催されます。受験の頻度が少ないので、都合を合わせるのが大変な人もいるかもしれません。

スコアの扱いの違い

スコアの扱いも大きく違います。

公開テストはIIBCの公式が運営しているため、もちろん正式なスコアとして扱われます。試験も多くの試験官が監督し、不正もできないようになっています。そのため、公式認定証という正式な書類も届き、それを提出することで企業や学校でスコアが認められることが多いです。

しかし、IPテストは正式なスコアとして認められない場合があります。その理由は、公式が運営しているものではなく、任意の団体が運営しているからです。

もちろんIIBCから認められている団体のみ運営できるので、怪しい団体があるわけはありませんので、一般的にはスコアの信頼性は高いと言えます。しかし、公開テストほどは試験官が多くなかったり、どのような状況で運営されているかが分かりません。

そのため、一部の団体ではIPテストは正式なスコアとしては認めず、公開テストのスコアのみ受け付けるというところもあります。もしくは、企業などでは、その企業で開催したIPテストなら、企業内の昇進などに使えるなど、扱いが異なることがあります。

もしどうしてもスコアが必要ということでしたら、公開テストで取る方が無難です。

IPテストのメリット

公開テストの方が信頼性が高いということですが、IPテストを受けるメリットはないのでしょうか?

あまり受けることができないIPテスト。実は、もし所属する団体が実施しており、受けられる状況なら、IPテストのメリットもいくつかあります。ここでは5つお話しします。

内容は同じなので、本番同様の練習ができる

最も大きいメリットは本番に向けた練習になるということです。

確かに多くの人が必要としているのは、公開テストでのスコアです。しかし公開テストは月に1回しかないため、何度も受けて練習することができません。

しかし、TOEIC IPテストなら、本番の公開テストに加えて練習することができます。

しかも内容は公式が作っているものなので、本番とレベルも同じようなものが受けられます。正確にはTOEICIPテストは、TOEICの公開テストの過去問です。公開テストは少しずつ傾向は変わっているとは言え、比較的新しい過去問が使われるため、現在と同じようなレベルや内容と考えて良いでしょう。

他にも公式問題集が公式が作った教材としてありますが、その数も限られています。

公式問題集の他には、公式が作ったものが受けられるのはIPテストだけなので、本番同様の練習がしたい人にはぴったりです。

受験のチャンスが多い

所属する団体によっては定期的に開催しているところもあります。語学スクールなどでは毎週土日に開催しているようなところもあります。

TOEICの公開テストでは予定が合わなかったとしても、IPテストを複数回開催している場合は、都合がつけやすくなると思います。

例えばMAKIEIGOスクールでは、IPテスト(オンライン)が月の前半と後半で2回開催していますので、最大月に2回受験することができます。

公開テストよりも安い

公開テストは2023年6月の時点では7,810円かかります。

しかし、IPテストは所属団体によって価格が異なり、だいたいの場合は公開テストよりも低く設定されているところが多いです。また、団体によっては、奨励金などが出たり受験料が免除になるところもありますので、団体によって大きく変わるのがIPテストです。

例えばMAKIEIGOスクールなら、受講生は6,600円でTOEIC IPテスト(オンライン)が受験できるので、1,000円以上安く受験することができます。

結果がすぐ出る

結果がすぐ出るということもIPテストのメリットです。

公開テストの場合は、結果が分かるのはおよそ3週間後になるので、かなり時間がかかってしまいます。取得の期限が迫っている場合には、この3週間がかなり長く感じると思います。

IPテストに関しては紙版とオンラインで取得できる時期が違いますが、どちらにしても公開テストよりも早いです。

IPテストの紙版は、受験が終了してから5営業日となります。所属する団体にスコアが通知されるのが5営業日後になりますので、受験者がスコアを確認できるのは、そこから数日以内のところが多いでしょう。

オンラインの場合はさらに早く、試験終了直後にスコアを見ることができます。試験終了した直後にスコアが突然表示されるので、知らなかった人はとても驚くと思います。受験期間が終了すると、PDFにてスコアをダウンロードすることもできます。

スコアが履歴書に書ける場合がある

履歴書に書くスコアは公開テストの方が良い場合の方が多いですし、公開テストでないと受け付けてくれない企業や団体があるのも事実です。

しかし、IPテストでも履歴書には書けますし、認めてくれることもあります。IPテストとはいえ、TOEICであることは間違いないので、英語力の証明にはなります。面接官に英語力をアピールする書類としては十分に機能するでしょう。

TOEIC IPテストオンラインの特徴とメリット

そしてTOEICIPテストにはオンラインバージョンがあります。こちらにもメリットはたくさんありますので3つご紹介します。

試験時間は1時間

最も大きなメリットが、受験時間が短く1時間で終了するということです。

通常のTOEIC公開テストやIPテストの紙版では、受験時間が約2時間となっています。受けたことはがある人はわかると思いますが、2時間休憩なしで英語の試験を受けるというのは、かなり体力を消耗します。

受けている時に疲れてしまい、集中力もなくなってしまって、実力が出せなかったということはよくある話です。また、2時間でぐったりと疲れてしまうので、その後も何もやる体力がない状態になってしまいます。そして、そのような状態になることがわかっているので、TOEICを受けるというのは、受験数日前ぐらいからモチベーションが下がってしまう人もいます。

しかしオンラインIPテストは1時間で終わります。

これは単純に短くなっているというわけではなく、CAT(Computer Adaptive Test)になっているため、試験時間が短くても正確に力が測れるようになっています。

仕組みを簡単に説明すると、前半の問題である程度、受験者のレベルを把握します。そして、その受験者のレベルに合わせて後半の問題が出題されます。このような紙版ではできない特徴を使って、短時間でも正確なスコアが出るようになっています。

1時間で終わるというのは、とても便利ですし、精神的にも体力的にもかなり楽になります。土日などの空いた時間でも受験できそうです。

まっきー

私もいろいろな人のスコアを見てきましたが、紙版とほぼ同じスコアが出るので驚きました。(下がったという人もいますが、紙版でも同じようにスコアは上下しますので、通常の誤差の範囲です)

どこでも受験できる

次のメリットはこのどこでも受験できるということです。公開テストや紙版のIPテストだと、試験会場まで行かなければなりません。

特に公開テストは都道府県までは指定できるものの、どの会場になるかは受験票が届くまで分かりません。そのため移動に時間がかかってしまいますし、それが原因で受けたくないという方も多いでしょう。

しかしオンラインのIPテストなら、タブレットやパソコンがあればどこでも受験ができます。もちろん自宅でも受験できますので、とても便利に受験することができます。

24時間受験可能

受験場所が限られないことに加えて、受験の時間も限られません。そのため、受験期間内だったら24時間受験することができます。

公開テストは、最近は午前と午後で分かれていますが、もちろん受験時間が決まっていますのでその時間に行かなければいけません。

IPテストの紙版も、もちろんスクールや団体の受験地で時間が決められています。

そのため、公開テストや紙版のIPテストでは、空いた時間に受験するということができません。しかし、オンラインテストなら夜遅くでも、もちろん朝早くでも受験することができます

IPテストのデメリット

メリットが多いIPテストですが、1つだけデメリットがあります。

スコアが履歴書に書けない場合がある。

そのデメリットは、スコアを履歴書に書いたとしても、それが正式なスコアとして認められない場合があるということです。

先ほどもお話しした通り、スコアの信頼性自体はやはり公開テストの方が高いです。IIBCから認定されている団体しか運営はできませんが、それでもやはり採用する企業としては正式なスコアの方が安心でしょう。

そのため、そもそもIPテストのスコアは全く考慮してくれないこともありますし、IPテストで書類選考は通ったとしても、入社までに公開テストのスコアを求められたりすることもあります。

そのため、正式なスコアをどこかに提出しなければいけない場合には、公開テストを受けるべきです。

ただ、IPテストを受けることに関するデメリットはこれくらいなので、受けられる場合には積極的に受験したいですね。

まとめ

今回はTOEIC公開テストとIPテストの違いについてお話ししました。

どちらも同じTOEICですが、気をつけなければならない違いがいくつかあります。ぜひ、それぞれのメリットを有効活用して、スコアアップや転職・就職に役立ててください。

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TOEICスピーキング対策方法決定版【満点講師が徹底解説!】 https://makieigo.com/toeic-speaking-detail https://makieigo.com/toeic-speaking-detail#respond Thu, 15 Jun 2023 10:41:55 +0000 https://makieigo.com/?p=2890

皆さんこんにちは!TOEIC SW対策の専門家、Makieigoスクールの西牧です。 この記事に興味を持ってくださった方は、TOEICスピーキングの対策をしたいと考えている方だと思いますが、なかなか情報がなくてお困りでは […]]]>

皆さんこんにちは!TOEIC SW対策の専門家、Makieigoスクールの西牧です。

この記事に興味を持ってくださった方は、TOEICスピーキングの対策をしたいと考えている方だと思いますが、なかなか情報がなくてお困りではないでしょうか?

TOEIC LRの方は溢れるほど情報があるのに、TOEIC SWはほとんど情報がありません。TOEICスピーキングを専門で教えているスクールもMakieigoスクール以外ではほとんど見かけないので、対策は立てづらいと思います。

そこで今回はTOEIC4技能満点でTOEIC Speaking対策の専門家でもある私が、対策の方法を徹底解説していきます。

それぞれの問題の対策方法を1つずつ書いていきますので、是非参考にしてください。

まっきー

この記事はTOEIC4技能満点の私が書いています!
添削1回でTOEIC Speaking50点アップさせるTOEIC SWを知り尽くした専門家です。
是非最後まで安心してご覧ください。

TOEIC スピーキングとは

ご存知の方が多いと思いますが簡単にまとめておきますと、TOEICスピーキングとは、一般的に受けられているTOEIC LRのスピーキングバージョンです。

スピーキングのみでも受験できますし、スピーキングライティングで受けることもできます。通常のTOEIC LRでは測れない、英語での発信力を測ることができるテストです。

今回の記事では対策を中心に書きますので、概要を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

試験内容

対策に入る前に簡単に試験内容をまとめておきます。大きく分けて5つのパートに分かれています。

  1. 音読問題
  2. 写真描写問題
  3. 応答問題
  4. 情報に基づく応答問題
  5. 意見を述べる問題

それぞれ大きく異なる問題ですので、後ほど対策の前に概要はお話しします。

全体的には最初の音読問題が一番簡単な課題になっており、徐々に難しくなっていきます。意見を述べる問題は1分間話さなければいけないということもあり、最も難易度が高いものです。

120~130点くらいだと、まだまだ意見を述べる問題は難しく感じると思います。意見問題は難しいので諦めたくなる気持ちは分かりますが、実は採点の中では一番大きな比重を持っています。

また、自分ではできていないと感じていても、採点基準に沿ってしっかりと話していれば意外と高得点が取れますので最後まで頑張りましょう。

採点基準を詳しく知りたい方はこちらの講座で説明していますのでご覧ください。

TOEIC Speaking 音読問題

それではここからは一つ一つの問題の対策を見ていきたいと思います。まずは一番初めの音読問題から見ていきましょう。

音読問題概要

内容:    短い英文を音読
トピック:  案内放送、広告、紹介文、天気予報、交通情報、スピーチなど
準備時間:  45秒
回答時間:  45秒
問題数:   2問

音読問題は50文字程度の短い英文を音読するだけの課題です。

英文自体はそこまで難しくなく、TOEIC LRで600点も取れていれば、いくつか知らない単語があったとしても、ほとんどの単語は知っていると思います。

回答時間は45秒となっていますが、そんなにかからずに終わる方の方が多いと思います。

問題数は2問となっており、それぞれに発音とイントネーションの2つのスコアが出ます。

サンプル問題

サンプルを受けていただくのが一番早いですので、体験したい方はこちらをご覧ください。

課題文ですが、こちらにも同じものを載せておきますので、ご覧ください。

Good afternoon, and welcome to Castleford Bookstore. Today, we are honored to introduce you to an established author, Mr. James Mason. Although he is from our community, he has spent many years in France, Italy, and Spain. He will talk about how the different cultures affected his work. If you have questions, don’t hesitate to ask him at any time during his talk.

対策方法

採点のポイントは発音とイントネーションだけです。そのため、そこだけをしっかりと改善していけば自然とスコアが上がっていきます。音読問題は一番対策が立てやすいところです。ここでは3つ学習のポイントをお話しします。

ネイティブの音源がある教材で音読

このパートは音読力だけで決まりますので、音読の練習が必須であり、それだけでもいいぐらいです。

ですがその音読の練習をする際には、必ずネイティブの音源がある教材で音読をしましょう。自分が正しいと思っている発音が間違っていたり、強勢の位置が違ったりすることはよくあります。そのため必ず音読の練習をする前、またはしながら、ネイティブの音源を聞くようにしてください。

その際はできればドラマや英語などのリアルすぎる音声ではない方が良いです。そこまで速く、自然な音読は求められていないので、一般的な音読の教科書などで十分です。

ベストなのはやはりTOEICの教材です。TOEIC SWの教材で勉強を始めて、もしそれでも足りなければTOEIC LRの方でもいいでしょう。

イントネーション(強さと長さ)

上級者でない限りイントネーションはほぼ棒読みになってることが多いです。発音を直すのはなかなか難しいですが、大げさに話すというのは慣れればすぐにできるようになります。技術の問題というよりも、どちらかというと意識の問題の方が大きいです。すぐに直せる部分ですし、採点項目の半分を占めていますので、必ず直しましょう。

またイントネーションに関しては、重要なことを強く読むことばかり意識する人が多いですが、それと同時に長さも意識しましょう。重要な部分に関しては「強く・長く」読みます。

そして重要でない部分に関しては弱く短く読みましょう。それに加えて音声ルールで音が脱落する場合は、脱落した方が自然ですので、無理に全部発音しなくて大丈夫です。

必ず録音する

音読の練習をする際には必ず録音をしてみましょう。毎回する必要はないですが、必ず定期的に行ってください。

その理由は自分が発音しようと思っているように発音できていないことが多いからです。特に先ほどお話ししたイントネーションに関しては、自分が思っている以上に大げさにする必要があるのがわかると思います。

普通の日本人の場合、大げさにやるぐらいでも足りません。初めて自分の録音を聞いた時、想像以上に棒読みなのがわかると思います。

あとはイントネーションの強いところはできているけれども、あまり弱く発音できていない。また、音の強弱はできていても、長短が意識できていないなど、様々です。

専門家に見てもらう必要はありませんが、時々は先生に見てもらったり、自分で聞いて直せるところだけでも直していきましょう。

意味も意識しながら話す

音読問題では発音、つまり音ばかり意識してしまう人が多いですが、意味も重要になってきます。もちろん、意味がわからない単語があっても、正しく発音されていれば減点はありません。

しかし意味を考えながら音読の練習をする理由は、先ほどのイントネーションと大きく関わってきます。意味がしっかりとわかっていて意識しながら読めていなければ、強く読むべき単語を強調することができません。結果として棒読みになってしまいます。

また意味を意識しながら話すと、自然と相手に伝わるようなイントネーションで話すことができるようになります。

あまり音ばかりに意識を向けずに、相手に意味を届けるように話しましょう。

まっきー

音読の練習は、音読問題だけではなく、全体にいい影響を与えますので、徹底的に練習しましょう!

TOEIC Speaking 写真描写対策

概要

内容:  写真を見て描写する問題
トピック: 日常的な場面の写真
準備時間: 45秒
回答時間: 30秒
問題数: 2問

写真描写問題は写真を見てそこに何が写ってるか描写するだけの問題です。比較的シンプルですが、30秒しか回答時間がないので、少し詰まってしまうと焦ってあまり話せないなどあると思います。

写真には人物が写っていることがほとんどです。その人物の動作や周りの情景などを描写していきます。

サンプル問題

こちらでサンプルの問題が解けますので、ぜひ解いてみてください。

サンプル問題の回答

写真は下記にも載せておきますので、参考にしてください。

Question 3

This is a picture taken on a street. I can see four people in the picture.

The man second from the left is looking at a map. The man on the right side of him is pointing at something with his hand. Maybe he’s giving the direction to the man on the left. Two women are standing next to the men. They are not involved in the conversation, so maybe they are waiting for the men’s decision.

Behind them I can see some grass and bushes.

Question 4

This is a picture taken at an outdoor café.

I can see two people seated at a table. The woman on the left is wearing a green sleeveless down jacket. The woman on the right is sitting with her legs crossed. She has long curly hair. On the table, there are two potted plants. I can see an empty table behind them.

I think it is a cold and cloudy day because both of the women are dressed warmly.

対策方法

表現力アップ

写真描写問題では様々な表現を使う必要があるので、表現力アップが必須です。日常的な場面なので比較的簡単に思えるかもしれません。しかし、例えば先ほどの2つめの写真にある「花瓶」は英語で何と表現したがいいのかわかるでしょうか?花瓶だけならVaseですし、花瓶の中の花まで示す場合にはPotted plantです。他にも、「背もたれによりかかる」なども表現には苦しむでしょう(lean against the back of the chairなどがよいです)。

他にも写真描写特有の表現もあります。例えば「背景には」はIn the backgroundと言いますし、「写真の中心には」というのはIn the middle of the pictureと言います。「右側には」(On the right side of the picture)なども、あらかじめ練習しておかないとスラスラ出てくる人は少ないと思います。

表現力アップの際に注意することは、あまり難しい表現は覚えなくていいということです。このパートでは語彙力の高さは採点基準に入っていません。簡単な英語でもいいので的確に表現することが大切です。また、最悪その言葉を知らなくても、別の言葉で言い換えたり説明することができれば問題ありません。

そのため簡単な表現に限って幅広く覚えていくことが重要です。

テンプレートを使う

話す内容はある程度決まっているので、回答テンプレートを使うのもよいでしょう。テンプレートと言っても、文字数を稼ぐためのものではありません。自分がどのように話していくのか、という話の流れ程度に考えておきましょう。

その話の流れが決まっていれば、そこで出てくる表現も固まってきます。例えば私がおすすめとしているのが、下記の順番で話すことです。

  1. 場所 (This is a picture taken on/in/at 場所.)
  2. 概要 (I can see one/two/three/many people(person) in the picture.)
  3. 詳細 (On the right/left (side of the picture), there is/are 人・もの./In the middle of the picture, ….)
  4. 感想・天気 (I think this is a sunny/cloudy day because I can see some shadow/cannot see any shadow on the ground.)

文字数を稼いでるわけではなく、単純に話の流れでよく使う表現を並べてあります。それだけでもかなりの量になっています。ここに少し描写を載せていくだけですらすらと話せるようになってきます。

このテンプレートを使っていただければ問題ないですが、注意することは文字数を増やそうとしないことです。

採点官はテンプレートの部分は評価していないと考えてください。テンプレートはあくまで描写することに集中するための枠であって、その枠だけ話していても評価はされません。

まっきー

逆にテンプレートが多すぎると「中身がない」と判断されますので、全くの逆効果です。そのため今回お話しした最低限のテンプレート以上には自分で付け足さないようにしてください。

何度も練習する

当たり前の話ではありますが、何度も練習することがこの写真描写問題は特に大切です。その理由は、30秒という短い回答時間が大きな理由です。

自由回答ですし話すことはいくらでもあります。話そうと思えば、登場人物の服装だけでも、服の生地や色、種類などを話していれば30秒程度使ってしまうことはありえるかもしれません。しかしもちろんそれだけでは、高いスコアは出ません。全体的にまんべんなく話さなければハイスコアは出ないでしょう。

だからと言って、あまりに内容が薄くなってしまい、話すことがなくなってしまってもいけません。そのため、30秒という短い時間で全体を描写する練習がとても大切になります。

ただ描写する練習をするだけでなく、先ほど紹介したテンプレートを使い、時間内に話しきるという練習をするようにしましょう。

実は以前は45秒の回答時間がありましたので、いろんなことを言う時間がありました。また、1つ注意するのは、教材も古いものだと45秒の回答時間が前提となっています。そのため登場人物の服装などまで言及している教材が多いですが、30秒となった今は服装まで話してる時間はありませんので、気をつけましょう。

TOEIC Speaking 応答問題対策

それでは次に応答問題の対策を見ていきましょう。

概要

内容: 電話インタビュー
トピック: 自分に関することや身近な問題
準備時間: 3秒
回答時間: 15秒(2問) or 30秒(1問)
問題数: 3問(回答時間15秒がつ、30秒が1つ)

イメージは電話でのインタビューです。

最初の2問は回答時間が15秒ありますが、スラスラと答えられれば5秒程度でも回答が終わってしまうような、短い問題です。

最後の1問だけは30秒間の回答時間があり、自分の意見を多少述べる必要があります。身近な話題について様々な問題が聞かれますが、論理的な構成は求められません。どのようなことでも適当な意見が言えるような力が必要になるパートです。

サンプル問題

サンプル問題の回答例

Question 5
Q:   How often do you eat out, and when was the last time you ate out?
A:    I eat out once a week and the last time I ate out was yesterday.

Question 6
Q:   How long does it take to get to your favorite restaurant near your house?
A:    It’s located near my home, so it takes only 1 minute.

Question 7
Q: Describe one of your favorite restaurants and tell me why you like that place.
A:   My favorite restaurant is a Thai food restaurant near my house. I like this place because their food is tasty and reasonable. Also, their food is authentic. I’ve been to Thailand before, and the dishes at this restaurant are almost the same as local foods in Thailand. Also, even though this is a wonderful place, it is not usually crowded there. Finally, it has a nice atmosphere. The inside is decorated with many local ornaments.

対策方法

問題文のリサイクル練習

最も大切なのは問題文のリサイクルの練習です。問題文のリサイクルとは以下のようなものです。

Question 5
Q:   How often do you eat out, and when was the last time you ate out?
A:    I eat out once a week and the last time I ate out was yesterday.

質問文は、「どのくらいの頻度で外食をするか?そして、最後に外食をしたのはいつか?」と聞かれています。その際に you eat outという表現と、was the last time you ate outという表現がありますが、この部分のYouをIに変えて、主語と動詞を入れ替えるだけで、ほぼそのまま回答を作ることができます。

最初の2問に関してはこのように問題文をうまく言い換えれば回答ができることが多いです。

準備時間はたったの3秒で、回答時間が15秒しかなく、最も回答が短いパートです。そのため余計なことを言っている時間はほとんどありません。また、多少のミスをしても言い直す時間はあるといえばありますが、スムーズに言い直すことができないと、焦って最後まで回答が終わらない可能性もあります。

回答の内容もオリジナリティや構成は全く求められていませんので、問題文を使って最低限の短い英語で答えるのが理想的です。

まっきー

追加情報を言っても問題ありませんし、言えれば高評価ではありますが、言う必要性は全くありません。余計なことを言わずにピンポイントで回答しましょう。時間が余ってしまっても問題ありません。

オンライン英会話

3問目の自由回答に効果的なのがオンライン英会話です。

3問目のトピックは比較的色々なものが出てきます。もちろん、好きな映画など、馴染みのあるトピックが聞かれることもありますが、色々なことが聞かれます。

全く考えたことないようなことについて聞かれることもあるはずです。そのためここでは、様々なアイディアを持っておく、というよりも、その場で適当なこと言えることが言えることが大切です。先ほどもお話しましたが、ここでは論理的な展開は、採点の対象外となっています。そのため、最低限の一貫性を持って話し続けることが重要です。

そこで効果が高いのはオンライン英会話です。オンライン英会話といってもフリートークだけだと同じ会話になってしまいますので、何かディスカッションのトピックなど選んでみましょう。おそらくどのオンライン英会話を選んでも、ディスカッションのようなトピックあるはずです。

また講師を選ぶ際には、話を盛り上げてくれる方を選びましょう。時々質問をして終わり、すぐに次の質問に移るような人もいます。はじめのうちは先生を探すのは大変だと思いますが、うまく話を広げてくれる先生を見つけるといいでしょう。

まっきー

なかなか自分のお気に入りの先生を見つけるのは大変だと思いますが、見つかれば長く付き合うことができますので、頑張って探しましょう!

問題演習

最後に毎回出てきますが問題演習も非常に大切です。

特に最初の2問は同じような問題パターンが非常によく出てきます。問題演習をしていると、本当に似通った問題が出てくることがわかると思います。パターンが分かってしまいリサイクルをする練習をしていけば、本番でも同じように解けてしまいます。

ですが制限時間が15秒しかないので、焦ってしまってはおしまいです。採点をしていても、一度どこかで噛んでしまったり間違いでしまったりすると、焦って挽回ができずに最後まで意見が言えないこともあります。短い時間で答えるというプレッシャーになれるためにも、問題演習は必須です。

また、3問目に関しては、練習しても同じようなトピックが本番で出るとは限りませんが、馴染みのないトピックに対して30秒話すという練習は必須です。今までに考えたことはないトピックでも最低限の意見を30秒間話し続けるというのは、練習をしておかなければなかなかできません。

そのため応答問題でも問題演習をしておきましょう。

TOEIC Speaking 情報に基づく応答問題対策

では次に情報に基づく応答問題の対策を見ていきましょう。

概要

まずは概要です。

内容:   資料に基づいて質問に答える
トピック:   スケジュールなど
準備時間:  3秒(3つ目の問題のみ、2回問題が読まれる。)
回答時間:  15秒or30秒
問題数:  3問(回答時間15秒が2つ、30秒が1つ)

このパートではスケジュールなどの資料に基づき質問がされるので、それに口頭で答えていきます。

この問題の特徴は、質問文が画面に表示されないということです。先ほどの応答問題では画面に質問が表示されたため、リサイクルするのは簡単でしたが、こちらの方はかなり難しいです。

また、この問題では質問される前に、資料に目を通す時間が45秒ありますので、資料はじっくりと見ることができます。

最初の2問は回答時間が15秒しかなく、イベントの開始時間など簡単なものが出題されます。

3つ目は回答時間が30秒あり、「○○について全ての情報を教えて」のような形で比較的まとまった回答が必要になります。

サンプル問題

それではよろしかったらサンプル問題を解いてみてください。

サンプル問題の回答

Hi, I’m going to attend Annual Educators’ Conference, and I was wondering if I could ask you a few questions about it.

Question 8
Q:   What is the topic of the first session, and what time does it start?
A:   The first session is the keynote speech about new technology for education, and it starts at 9am.

Question 9
Q:   I have to leave the conference at three P.M. Will I miss anything?
A:   I’m afraid you will miss the closing remarks by Lucy Robinson

Question 10
Q:   I heard Rachel Anderson will have some sessions. Could you tell me as much as you can about her sessions?
A:   Sure. There are two sessions by her. The first one is from 10am. It is a lecture about differences between teaching and coaching. The second one is in the afternoon. It starts at 1pm. It is a demonstration to show how to incorporate coaching in your class. These are all she has.

対策方法

それでは情報に基づく応答問題の対策について3つお話しします。

リスニング力アップ

まず最も大切なのは質問を聞き取ることです。

先ほどもお話ししましたが、TOEICスピーキングの情報に基づく応答問題では、質問文のスクリプトが画面に表示されません。そのため質問に答えるためには、必ず質問を聞き取る必要があります。この質問が聞き取れないと、何を話したらいいのか分かりません。

英語自体はそこまで難しいものではありません。TOEICで600点程度取れる方は、問題なく聞き取れるかと思います。また、聞かれることも決まったことが多いですので、特にしっかりと問題演習をしている人は問題ないでしょう。

しかし、いくつか問題を解いてみて聞き取れなかった人はリスニングの対策が必要です。

具体的には、時間に余裕がある方はTOEIC LRのリスニングパートの勉強でいいでしょう。TOEICの勉強していれば自然と聞き取れるようになるはずです。

ただしもし時間がない場合は、問題演習をこなして、よく出るパターンの英語を聞き込みましょう。慣れてしまえばパターンは決まっていますので聞き取れるようになってきます。

問題演習&表現力アップ

毎回出てきますが、問題演習は非常に重要です。

特にこのパートは比較的同じようなことが聞かれます。そのため問題演習をして慣れていくと、図表を見ただけでどのあたりが問題に出されやすいか、など分かってくるようになります。

例えば3問目では、「○○の担当するレクチャーを全て教えて」のように、いくつかの情報を求められます。そうすると、表の中に複数同じ箇所があるところが問題に出されそうだということが分かります。

また質問の内容も似通ってきます。例えば一番基本的なものは「何時から始まるか教えて」のように、情報を聞いてくるものです。しかし、もう一つのパターンとして「レクチャーは10時だったよね?」と聞いてくるが、情報を見ると、10時ではなく9時からに変更になっているなどのパターンがあります。

そのように間違った情報を言ってくる場合には「間違っていますよ」と伝える必要が出てきます。

その時に「I’m afraid you have the wrong information」とサッと言えればいいですが、その表現を覚えていないで「You are wrong」と言ってしまっては非常に失礼ですし、他に文法的に間違った表現を言ってしまうかもしれません。

そのためよくある出題形式は覚えておき、それに伴って表現も覚えておきましょう。

前置詞の使い方練習

最後に前置詞の使い方を練習しておきましょう。

この問題の情報は、場所や時間に関するものが非常に多いです。もちろん図表には前置詞が書いてあるわけではなく、日付や時間、場所などが書いてあるだけです。

そのため自分で文章を組み立てる時には、正しい前置詞を入れる必要が出てくることがほとんどです。前置詞の細かいミスは多少あっても問題ありませんが、その他のミスと重なると減点の対象になる可能性があります。そのため、前置詞という細かい部分ではありますが、ほぼ間違いなく使うため練習しておく必要があります。

まっきー

特に時間や場所の前置詞は覚えておきましょう。ここだけに絞ればそれほど多くありませんので頑張りましょう!

TOEIC Speaking 意見を述べる問題対策

それでは最後にTOEICスピーキングの意見を述べる問題の対策を見ていきましょう。

概要

内容:  日常的なテーマに対して意見を言う
トピック:  仕事や日常に関して
準備時間: 45秒
回答時間: 60秒
問題数: 1問

意見を述べる問題はとてもシンプルで、準備時間45秒の後に、1分間自分の意見をまとめて話します。

トピックに関しては仕事や日常に関してで、時事問題など知識が必要な問題だったり、複雑な話は出てきません。

とてもシンプルな問題ではありますが、スピーチの構成や表現力の高さも評価の対象に入っているため最も難しいパートとなっています。

サンプル問題

サンプル問題の回答

Question
Do you agree or disagree with the following statement?
It is better to work for a big company rather than a small one.
Give specific reasons or examples to support your opinion.

Answer
I agree that it is better to work for a big company rather than a small one.

This is because big companies are not likely to go bankrupt as they usually have a lot of money to sustain their operations. Thus, we don’t have to worry about getting fired, and this will keep us stress free. On the other hand, small companies do not have much money, so they are more likely to cut down on labor costs. Employees at small companies are always at the risk of getting fired or a pay decrease.

In addition, big companies often have their own training courses, or they allow the employees to educate themselves using their companies’ expenses. Therefore, you have more opportunities for self-improvement. For instance, I work for a big company, and I took a lot of online training courses at the company. Some of my colleagues even received their MBA at our company’s expense.

These are the reasons why I agree with the statement.

対策方法

それでは最後に意見問題の対策方法を見ていきましょう。

ブレインストーミング

最も大切なのがブレインストーミングです。一言で言えば事前に意見を出しておくことです。

想像してみてください。今まで一度も考えたことがないようなトピックに対して、1分間も話すということになると、日本語でも難しいのではないでしょうか?もちろん素晴らしい意見が求められるというわけではありませんが、1分間も話すとなると、それなりの詳細や具体例が必要になってきます。

英語力の前に「何を話したらいいかわからない!」という状況になってしまう人が意外と多いです。

そこで最も大切なのが初めに意見を考えておくことです。意見さえ考えておけば、あとはそれを英語に直すだけですので、何を言えばいいのかはすぐにわかります。あらかじめ考えたいくつかの意見を組み合わせていけばいいので、かなり楽になるでしょう。

ブレインストーミングの方法ですが、質問と回答のサンプルはこちらの動画でご覧いただけます。

50問ありますので、まずはこちらだけでも十分かもしれません。

ただしもしかすると自分の中で意見がしっくりこないものもあるでしょう。意見の賛成や反対はどちらで述べても問題ないのですが、やはり自分の意見と一致している方が頭に入ってきやすいので使いやすいでしょう。

そのためもしこのサンプランサーと違う答えが欲しかった場合は、ChatGPTを使うとよいです。問題文をChatGPTに入力し、「この問題に賛成(反対)の意見を英語で教えて」と指示すると、答えを出してくれます。その答えにも納得しない場合は、「もっと他の意見も教えて」と指示を出せば新たなアイディアを出してくれます。

このように使うとChatGPTは様々な意見をくれますので、ブレインストーミングには最適です。

オンライン英会話

次に効果的な対策はオンライン英会話です。一人で準備したり練習したりすることももちろん大切ではありますが、相手がいるとゆっくり話していてはいけなかったり、できる限り止まらずに話さなければいけないようなプレッシャーがありますので、効果的に会話をすることができます。

また、オンライン英会話などでは予約も取らないといけないため、一人だとサボりがちになってしまう人などにも良いでしょう。

さらに良いことは、ほとんどどのオンライン英会話でもディスカッションの教材はあるため、TOEIC Speakingで出そうな質問も出てきます。もちろん全てがTOEICスピーキングのような問題というわけではありませんが、様々なトピックに対して意見を考えておくことで、TOEICスピーキングの問題にも対応できるようになります。

また、そのようなディスカッションの問題に対しては模範回答が準備されていることがほとんどですし、先生とも話し合いながら、さらにその理由を深めたり他の理由を考えたりすることもできるでしょう。

ひとり言英会話

最後におすすめなのはひとり言英会話です。もちろん先生と一緒に話すオンライン英会話でも良いですが、予約をしなければならないですし、いつでもどこでもできるというわけではありません。

それに対してひとり言英会話ならば、いつでもどこでも行うことができます。ひとり言英会話とは、その名の通り一人で英語を話すことです。相手を必要としないため、いつでもどこでもできるというのが最大の強みです。

特にTOEIC Speakingの意見問題はレコーディングのため、このひとり言英会話にかなり似ています。タイマーを使って話すようにすれば、ほぼ本番と同じような環境で練習することができます。

また、常に自分の好きなトピックで話をすることができるというのも効果的なところです。オンライン英会話だと、時々先生の話が逸れていったり、盛り上がって関係ない話をしてしまったりすることがあります。また、ディスカッションのトピックでも、あまりTOEICで出ないような問題も出てくるでしょう。しかしひとり言英会話では、TOEIC Speakingの問題集などを使えば、常にTOEIC Speakingの練習ができます。

このように、いつでもどこでも自分が話したい練習ができる、というのが特徴です。

最後にひとり言英会話に使えるYouTubeをご紹介します。こちらですと、TOEIC Speakingに出そうなトピックを、1分後とで区切って出してくれます。そのため、YouTubeを流しておくだけで、TOEICスピーキングの問題を、本番と同じような1分間で練習することができます。準備時間もなくしてありますのでどんどん練習できます。

まっきー

かなりきついトレーニングですが、その分効果はありますので是非やってみてください。

まとめ

この記事ではそれぞれの問題に対しての概要と対策の方法を話しました。

読むだけでも参考になったと思いますが、もちろん練習しなければスコアは上がっていきません。この記事を参考にぜひ練習をしてみてください。

また、本当にスコアを上げるには、採点基準も深掘りしながら、自分の回答を改善していかなければなりません。

採点基準を深掘りしたセミナーや、添削も受けることができるコースもありますので、興味がある方は是非こちらもご覧ください。

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TOEIC SWスコアの目安。結局何点取ればいい?満点講師の解説 https://makieigo.com/toeic-sw-score https://makieigo.com/toeic-sw-score#respond Thu, 15 Jun 2023 02:56:36 +0000 https://makieigo.com/?p=2895

皆さんこんにちは、TOEIC SWの指導が得意のMakieigoスクール西牧です。今回はTOEICスピーキングライティングのスコアの目安についてお話ししていきます。 TOEICといえば多くの方が受けるTOEIC List […]]]>

皆さんこんにちは、TOEIC SWの指導が得意のMakieigoスクール西牧です。今回はTOEICスピーキングライティングのスコアの目安についてお話ししていきます。

TOEICといえば多くの方が受けるTOEIC Listening & Readingの方ですが、そちらの方は600点ならある程度できる、800点ならかなりできる、などだいたいスコアの目安がわかると思います。

しかしTOEIC SWだと、LRほど普及していないこともあり、なかなか英語のレベルがわかりづらいです。

そのため今回は平均のスコアや公式のデータ、実際の企業の声なども含め、目安としてどれぐらい取った方がいいのかなどお話ししていきますので是非最後までご覧ください。

まっきー

この記事はTOEIC4技能満点の私が書いています!
添削1回でTOEIC Speaking50点アップさせるTOEIC SWを知り尽くした専門家です。
是非最後まで安心してご覧ください。

TOEIC Speaking&Writingとは?

TOEIC SW(Speaking&Writing)とは、皆さんがよくご存知のTOEICのスピーキングとライティングバージョンです。

TOEIC公式(IIBC)はLRとSW全て受けることで4技能の能力が測れると言っています。まさしくその通りで、LRだけではリスニングとリーディングの力しか測れません。そのためよくある「TOEICが高くても話せない」という状態になってしまいます。

しかしSWを受けるとスピーキングとライティングの力も測れますので、発信する能力も見ることができます。

スコアは、スピーキングライティングそれぞれ200点満点です。

スピーキングは音読から意見を述べる問題など様々あり、ライティングも写真描写やエッセイなどの問題があります。

その他の概要はこちらにも書いてありますので興味がある方はご覧ください。

公式のTOEIC SWの目安

スコアの目安を紹介するにあたりまずは公式の評価を見てみましょう。

全て見ると長くなってしまいますので、130~150の評価だけ引用します。

一般的にスコアが130~150のレンジ内に該当する受験者は、意見を述べたり、複雑な要求に対して、適切に応えることができる。しかしながら、少なくとも部分的に意見の根拠や説明が聞き手にとって不明瞭なことがある。これには、以下の理由が考えられる。

  • 話さなければならない時、発音がはっきりしない、またはイントネーションや強調すべき部分が不適切である
  • 文法に誤りがある
  • 使用できる語彙・語句の範囲が限られている

また、ほとんどの場合、質問に回答し、基本的な情報を提供することができる。しかしながら、しばしば内容は理解しにくい。
書かれたものを読み上げる際の英語はわかりやすい。

TOEIC公式サイトより

これだけ見ると「文法に誤りがある」や「語句の範囲が限られている」などがわかりますが、具体的にどれぐらいの間違いがあるのか、どれぐらい限られているのかが分かりません。そのためこれだけ見てもなかなか自分が目指すべきスコアの目安を理解することは難しいです。

それではもう少し別の指標から見ていきましょう。

TOEIC SW平均スコア

平均スコアも公式のデータを見てみましょう。最新のデータによると、スピーキングとライティングの平均スコアは以下の通りです。

スピーキング: 127点

ライティング: 144点

TOEIC® Program DATA & ANALYSIS 2022より

ここからわかる通りだいたい130点から140点が取れていると平均的と言えます。

ただしこの平均スコアも解釈するには少々注意が必要です。
その理由は、そもそもTOEIC SWを受けている人たちは、英語を使って話すことに対して意識が高い人たちです。もしくは本当に話すことが必要な企業の方かもしれません。

そのためこの平均点は日本人の平均ではなく、ある程度英語で話すこと慣れている人たち、もしくは英語を話す環境にいる人たちの平均だと思っていただくといいと思います。

特にライティングは144点ということで、CEFRという基準だとB2ということになり、英語力的にはビジネスでも通用するというレベルになります。TOEIC LRでいうと800点に近づきます。

まっきー

なのでもし平均と比べて低くても、気にしないでくださいね!

TOEIC LRとTOEIC SWの換算

それでは次に一番わかりやすいTOEIC LRとの換算を見てみましょう。

公式の換算

IIBC公式サイトより

こちらの表を見ればとてもよくわかると思います。

一番左のCEFRというのは英語力の国際的な指標です。B1になるとある程度英語ができるとされ、B2になるとビジネスでも耐えられると言われています。

多くの人が目標としているTOEIC LR600点くらいをTOEIC SWで取るとなると、大体130点程度取ればよいということになります。

ですがやはり先ほどお話しした通り、ライティングの方は平均が144点なので、かなり高いです。その理由もデータで分かりますので見てみましょう。

まっきー

Speakingで160点がB2=ビジネスでも通用するレベルですので、かなり話せる方になります。これは私が採点などをして感じる実感とも一致しています。

実際のTOEIC LRスコア別のTOEIC SW平均スコア

まずはこちらの表をご覧ください。

IIBC公式サイトより

こちらの表を見ていただくと分かる通り、TOEICスピーキングライティングの受験者の半分以上は700点を取得しています。日本人の平均スコアが500点台ということを考えると、かなり高いレベルの人たちが受験していることになります。

そのため平均スコアだけで自分が目指すレベルを考えると、少し間違ってしまうかもしれません。

企業が求めるTOEIC SWのスコア

それでは次に実際に企業が求めているTOEICスピーキングライティングのスコアを見てみましょう。

公式データ

まずは公式のデータを見てみましょう。公式のIIBCが「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」という調査をしており、多くの企業を調査した結果となります。

Speakingスコア

公式サイトより

ライティングスコア

公式サイトより

この結果を見るとTOEICスピーキングライティングともに、海外部門の社員に期待するスコアは、最低120点ということが分かります。

120点と言うと、レベルだけで見るとまだ海外出張レベルではありませんが、何とかコミュニケーションはできるレベルです。まだ英語力的には足りていなくてもいいから、最低限のレベルまで上げてほしいという希望が伝わってきます。

企業の例(双日)

TOEIC公式サイトにいくつか事例が載っていますのでまとめてみます。

双日株式会社: 海外赴任可能なレベル基準 ➡ スピーキング130点、ライティング140点

公式サイトより

B2(スピーキング160点)がビジネスにも通用する英語と言われていますが、実際は130点程度でも海外赴任可能と判断されるようです。

やはり日本人は全体的にスピーキングが苦手なため、160点を必須要件にするのはかなり厳しいです。130点だと、サポートなしにミーティングなどに参加するのは難しいですが、辞書や他の人のサポートがあれば何とかなります。日常生活のコミュニケーションも全くできないわけではないので、確かに海外赴任はできることはできるでしょう。

このように見てみると実際に求められるスコアはそこまで高くないようです。

結局何点取ればいい?

それではここまでのデータをもとに、結局何点取ればいいのかという目安を考えてみましょう。2つの基準から考えています。

ビジネスができるレベルはスピーキング160点、W150点

実際に一人でビジネスができるような英語力を身につけたい場合は、S150点、W160点くらいは必要です。これは先ほどから何度か出てきているCEFRという基準からもわかります。

これくらいの力でも自由自在に英語が使えるわけではありませんが、業務に必要なレベルは全く問題ないと言えるでしょう。

企業が求めるレベルはSW120点

ただし実際に一人で会議などに入れるレベルは、全ての企業では求められていないようです。やはりそこまで高いレベルを求めても、なかなか取れないということもあるでしょう。

企業では最低120点あれば、海外赴任のレベルなどとして扱ってもらえることが多いようです。

まっきー

120点と言うと、だいたい日本人の平均と同じですので、そこまで高いレベルというわけではありません。文法や単語に間違いは多くあっても、なんとか話し続けることが取れるレベルですので、諦めずに頑張りましょう!

目標スコアを達成するには?

取るべきスコアは分かったと思いますが、TOEICスピーキングライティングは対策が難しいです。専門で教えているスクールも少ないですので、困ってる人も多いでしょう。

そのような方は是非こちらのセミナーを受けてみてください。

TOEICスピーキングの採点基準に基づいた解説をしており、スコアに直結するセミナーです。実際の回答例を採点基準に基づいて添削などもしていますので、どのように話せばスコアが上がるのかがわかると思います。

ご希望の方には添削などもしていますので是非ご覧ください。

まとめ

今回はTOEIC Speaking&Writingで目指すべきスコアについてお話ししました。

まずは最低120点、できれば160点くらい取れるとよいということがわかりました。

対策をすれば必ず伸びますので諦めずに頑張りましょう。

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TOEIC SWの対策方法はこれでOK【満点講師が解説!】 https://makieigo.com/toeic-sw-how-to https://makieigo.com/toeic-sw-how-to#respond Wed, 14 Jun 2023 03:24:22 +0000 https://makieigo.com/?p=2888

皆さんこんにちは。Makieigoスクールの西牧です。今回の記事では、TOEIC Speaking&Writingテストの対策方法について詳しく解説します。スコアを上げるために必要な対策方法を提供しますので、最後までご覧 […]]]>

皆さんこんにちは。Makieigoスクールの西牧です。今回の記事では、TOEIC Speaking&Writingテストの対策方法について詳しく解説します。スコアを上げるために必要な対策方法を提供しますので、最後までご覧ください。

まっきー

この記事はTOEIC4技能満点の私が書いています!
添削1回でTOEIC Speaking50点アップさせるTOEIC SWを知り尽くした専門家です。
是非最後まで安心してご覧ください。

TOEIC SWとは?

TOEIC SW(TOEIC® Speaking & Writing test)とは、ビジネスにおけるコミュニケーション能力を測るテストです。

一般的にTOEICと言われているものはTOEIC Listening & Readingの方ですので、それの話す書くのバージョンです。
TOEIC LRだけでは英語の総合的な力は測れませんが、SWも受けることで、4技能全て測ることができるようになります。

TOEIC SWの問題形式

対策の話に入る前に、問題形式についてもざっとお話ししておきましょう。

Speaking

スピーキングの問題は全部で5つのセクションに分かれています

  • 音読問題
  • 写真描写問題
  • 応答問題
  • 情報に基づく応答問題
  • 意見を述べる問題

それぞれの問題はとても短く、合計時間で20分程度です。

Writing

ライティングはたったの3セクションです。

  • 写真描写問題
  • メール作成問題
  • 意見を記述する問題

3つのセクションしかありませんが、メールの作成と意見を記述する問題がとても時間がかかりますので、ライティングセクションだけで50分程度かかります。

ここでは問題内容については詳しく話しできませんので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

TOEIC Speaking&Writingの特徴

TOEIC SWはパソコンでの受験になります。そのため、スピーキングのテストと言うと面接を思い浮かべる人が多いと思いますが、面接とは大きく異なります。パソコン受験ということで、対策を立てる上で知っておくべき特徴がありますのでご紹介します。

レコーディング

スピーキングはパソコンが相手ですのでレコーディングになります。そのため、話し相手の代わりに画面を見ながら、一人で黙々と話します。

また、ヘッドセットをつけて受験することになります。周りの受験者も同じように受験しますので、かなり周りの声や音は気になるでしょう。

このように「スピーキング」のテストではありますが、実際のコミュニケーションの場面とは大きく異なり、どちらかと言うと留守番電話を残すようなイメージです。

慣れてしまえば全く問題ありませんが、初受験の方やレコーディングに慣れていない方は、少々話しづらく感じると思います。

時間制限

スピーキングもライティングも、どちらも時間制限があります。もちろん他の面接のテストでもある程度時間は制限されていますが、多少伸びてしまうぐらいでしたら、試験官が許してくれることも多いでしょう。

しかしTOEIC SWでは、録音時間が過ぎてしまうと自動的に録音されなくなります。そのため、「あと少し言いたいことがあった」とか「少しだけまとめの時間がなかった」「時間があれば訂正したかった」などなど、通常の面接試験なら許されそうなことが、絶対に許されません。

また、スピーキングの方では最長でも回答時間が1分間しかありません。実際に受けてもらうと分かりますが、カウントダウンが始まるとかなり緊張します。

まっきー

私も時間制限のカウントダウンがあると、いつも通りのパフォーマンスが出しづらいです。
普通の会話だったらもう少し話せるのに、といつも悔しい思いをしますので、事前にカウントダウンに慣れておくようにしています

タイピング

パソコンでの受験なので、ライティングはもちろんタイピングになります。

日本語でしたら書くよりもタイピングの方が早い人が多いかもしれませんが、慣れていない人は英語は少し難しく感じるはずです。

特に、WLXVなどのアルファベットは日本語ではほとんど使わないはずです。あとは日本語とは違う順番でキーを押すことになります。

日本語でタイピングができる人はすぐに慣れると思いますが、少しの練習が必要でしょう。

まっきー

私も初めのうちは英語のタイピングの練習をしていました。速ければ速いほど有利です。

TOEIC SWの採点基準

対策には必須の採点基準も少しだけお話しします。採点基準を全く知らずに対策を立てても意味ないですので、とても重要な要素です。

多少の文法ミスはOK

スピーキングは特に、多少の英語のミスは問題ありません。ミスがあったら減点、というようなスタイルではなく、Delivery(流暢さ)、Language Use(表現力)、Development(展開)などの項目で採点がされます。表現力については、採点項目の一つではあるものの、その項目でさえも多少のミスでは減点されません。

万が一ミスが連発して表現力で減点されたとしても、他の項目で高得点であれば意外といいスコアが出ます。

そのため多少の文法のミスや表現力の低さは気にしないで、とにかく話すようにしてください。

150点までは話し続けることが大切

特に150点ぐらいまでを目指す人は、話し続けることができれば目標達成できてしまいます。その理由は、150点くらいを目指す中・上級者の方が一番課題とする意見問題ですが、こちらは話し続ければ何とか150点までのスコアは取れるからです。

もちろんその他で大きく失敗してはいけませんが、そこが取れれば他の問題でもある程度の高得点が取れるため、150点くらいが狙えてきます。

細かい採点基準に関しては私のセミナーにてお話をしていますので、興味がある方はご覧ください。

TOEIC Speakingの対策方法

それではここからは具体的な対策方法についてお話ししていきます。ここでは、スピーキングの対策方法として4つご紹介します。

音読

まず最も大切なのは音読です。TOEICスピーキングに限らず、英語学習のすべての基本と言えるでしょう。

音読をすれば一番初めの音読問題には直接的に効果があります。音読をする問題なのでここは当たり前と言えるでしょう。

もちろん他の写真描写問題や意見問題など、全ての問題にも効果はあります。音読することでスラスラと口が回るようになりますし、音読している単語や表現は頭の中で活性化していきます。頭の中で単語や表現が活性化していると、話したい時にスラスラと出てくるようになります。

また、後でもお話ししていきますが、音読をすることで新しい表現も覚えることができます。覚えると同時に発音も練習できますので、スピーキングの練習には最も効果があるものです。迷ったら是非音読をしてみてください。

表現力アップ

次に大切なのは表現力アップです。言いたいことがあってもそれを表現するだけの英語力がなければ、もちろん話すことはできません。そのため様々な表現を覚えることはとても重要です。

ここで特に気をつけていただきたいのは、新しく単語を覚えるのではなく、知っている単語を使えるように意識することです。

特にTOEICで600点ぐらい取れている方は、既に知っている単語で様々なことが言えます。新しく単語を覚えることが必要ないということに加えて、新しく覚えた単語はなかなかスラスラ出てきません。

そのため最も大切なのは、先ほど述べたような音読などを通して、知っている単語や表現を使える表現にすることです。もしくは、ピンポイントで単語が出てこなくても、その単語を他の単語で言い換えたり説明することができるような力がとても大切です。

ひとり言英会話

もう一つ対策としてできるのが、独り言英会話です。

独り言英会話というのは、その名の通り相手がいない中で一人で英語を話すということです。

スピーチングの練習と言うと、練習相手が必要だと考える方が多いですが、実は1人で話していてもスピーキングの練習にはなります。むしろ1人で練習していれば、練習中は常に自分のアウトプットの時間なので、むしろ効率的には良いとも言えます。

特にTOEICスピーキングはレコーディングの試験になりますので、英会話をしているというよりも、独り言を話しているような感覚に近いです。そのためTOEICスピーキングの対策としては、独り言英会話が特に効果的です。

まっきー

一人だと話すトピックがなくなってしまうことが多いですが、そういう場合は是非私のYouTubeを使ってください。写真描写や意見問題の形式でずっと話し続けることができるはずです!

問題慣れ

最後に非常に重要なのは問題慣れです。

まず、レコーディングのテストのため、一人で時間制限いっぱい話し続ける必要があります。はじめのうちは時間の感覚がわからず、回答時間が余ってしまったり、逆に回答時間内に終わらなかったりすることがあるでしょう。

そのため時間の感覚になれるためにも問題に慣れておくことが必要です。

また写真描写問題などでは、「背景には(In the background)」などの写真描写特有の表現が必要です。また応答問題や写真に基づく応答問題では比較的同じようなパターンの問題が出てきます。

そのため問題に慣れてしまえば同じようなパターンで解くことも可能です。

まっきー

もしよろしければ私がYouTubeにも模擬試験をアップしていますので、問題慣れに使ってください!

TOEIC Writingの対策方法

それでは次にライティングの対策方法についてお話ししていきます。

タイピング練習

英語力とは直接的には関係ありませんが、タイピングの速度がとても重要です。

最初の写真描写問題は比較的時間がたっぷりありますが、メール作成問題、そして意見を記述する問題に関しては時間が限られています。意見問題に関しては30分間もあるものの、書き始めているとあっという間です。

そしてタイピングは遅いと時間を無駄に使ってしまいますので、早い方がいいのは明らかです。

社会人などで日々キーボードを使っている人は、日本語はかなり早く打てると思います。そのような場合でも、英語になると遅い可能性は高いですので、ぜひ練習してみてください。

私のおすすめはE-Typingというサイトです。

https://www.e-typing.ne.jp/english/

このサイトでは様々な方法で英語のタイピングの練習ができます.

特におすすめなのはテストがあるため、自分の成長がわかることです。

タイピングの練習をしたことがない人は、初めのうちはすぐにレベルが上がりますので、ぜひ練習してみてください。

まっきー

私のような負けず嫌いだと、ムキになってやってしまいます。結果として楽しく練習できますので是非やってみてください。ちなみに私はレベルはスコア253のA+という評価でした。比較的早い方だと思いますがここまでやらなくても大丈夫です。

表現力アップ

次に大切なのは表現力アップです。

ライティングも時間が限られていますので、基本的にはスラスラと使える簡単な表現をたくさん覚えておく必要があります。作文のほとんどがそのような状態だと最高です。

覚えている表現をそのまま使えば早く書けることはもちろん、ミスも減らすことができます。

特にメール問題では、メール作成でよく使う表現があります。メールの書き始めは締めなどはほとんどいつも同じです。また、問題内容的にも、質問をしたりリクエストをしたり、似た内容が多いです。

そのため特にメールでよく使う表現などは覚えておきましょう。

ブレインストーミング

次にブレインストーミングをとても大切です。

ブレインストーミングとは簡単に言えばアイディア出しです。特に最後の意見問題では、お題に対する自分の意見と例を書かなければいけません。あまり考えたことがないトピックだと、そもそも理由を考えるのに時間がかかり、書く時間がなくなってしまうこともあります。思ってもいないことを書いていても問題はありませんが、そうすると自分の意見がブレたり、話がそれてしまったりします。

逆に言えば、出てくるトピックは無限にあるわけではありませんので、事前に考えておけばスラスラと書けます。

事前に意見を考えると言っても時間がかかってしまうかもしれません。

一人で考えていると意見が偏ってしまいますので、他の人に意見を聞いてみるのもいいですが、よろしければ私のYouTubeの模範回答をご覧ください。

まっきー

他にもChatGPTなどを使っても様々な意見を得ることができるのでおすすめです。

問題慣れ

最後はスピーキングと同じですが、問題慣れもとても大切です。

例えば、写真描写問題では、指定された単語を必ず使って作文をする必要があります。接続詞などを使う時には特に、写真に合わせて使うのが難しかったりします。そのような時の対応法もある程度慣れておかなければいけません。

またメール作成問題では、簡単なメールを読みそれに返信しなければいけません。メールの内容は難しいものではないですが、慣れていた方が早く読めるのは間違いありません。

最後に意見問題も、エッセイの構造は常に変わりません。そのため慣れているとそのようなところに意識を向けずに書くことができます。

どの問題も何度も練習して慣れておくようにしましょう。

TOEIC SW対策にオススメの教材

それでは最後におすすめの教材をいくつか紹介します。

書籍

公式TOEIC Speaking & Writing ワークブック

まずおすすめなのはこちらの公式ワークブックです。

何より公式なので信頼がありますので、とりあえず買っておいて損はないと思います。答え方のコツなども書いてありますのでおすすめです。

TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策

次にこちらもおすすめです。こちらの方が説明は丁寧ですし、使えるフレーズや説明がたくさん載っています。公式ではありませんがおすすめです。

講座

最後に最もおすすめなのがMakieigoのTOEIC Speaking総合対策講座です。

公式の採点基準をさらに細かく解説し、実際にどのように回答すればスコアが上がるのかなど解説しています。また、実際の回答の添削もしており、どのようなところで減点されるのかが丁寧に解説されています。そのため自分の回答もどのように改善したらいいのか分かってきます。

さらに希望の方には回答を録音して送っていただき添削してもらうこともできます。添削するのはTOEIC4技能満点でTOEIC SWを熟知した講師です。

興味がある方は是非こちらご覧ください。

まとめ

今回の記事ではTOEICスピーキングライティングの概要と対策の方法をまとめました。

TOEICスピーキングライティングは情報が少ないため、的確に対策ができている方は少ないと思います。

その代わりに対策すれば一気に伸びる可能性もあります。今回お話したことを参考にぜひ目標を達成してください。

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TOEIC Speaking&Writingテストってどんなテスト?概要まとめ https://makieigo.com/what-is-toeic-sw https://makieigo.com/what-is-toeic-sw#respond Sat, 20 May 2023 06:55:12 +0000 https://makieigo.com/?p=2772

皆さんこんにちは。Makieigoスクールの西牧です。今回の記事では、英語力のグローバルな基準であるTOEIC Speaking&Writingテストについて詳しく解説します。皆さんがテストに自信を持って臨むために必要な […]]]>

皆さんこんにちは。Makieigoスクールの西牧です。今回の記事では、英語力のグローバルな基準であるTOEIC Speaking&Writingテストについて詳しく解説します。皆さんがテストに自信を持って臨むために必要な情報を提供しますので、最後までご覧ください。

まっきー

TOEIC SW満点の私が徹底解説します!

申込方法と受験料

まず最初に、テストの申し込み方法と受験料についてお話しします。TOEIC Speaking&Writingテストは、日本各地のテストセンターで受けることができます。公開テストではなく、IPテストという団体受験なら、一部オンラインでも受験可能です。公開テストはETSの公式ウェブサイトを通じて申し込むことができます。

受験料はテストの種類によって若干異なりますが、TOEIC Speaking&Writingの両方申し込むと10,450円、TOEIC Speakingだけで申し込むと6,930円です。スピーキングだけで申し込むことはできますが、ライティングだけで申し込むことはできません。

申し込みの期間は、試験当日のおよそ2ヶ月前から2週間ほど前までとなっています。締め切りが過ぎてしまっても席がまだ開いていれば、追加費用を払って申し込むこともできます。

TOEIC Speaking&Writing受験方法の特徴

TOEIC L&Rはマークシートで回答する形式ですが、TOEICスピーキング&ライティングはパソコンでの回答となります。

スピーキングのテストと言うと、試験官との面接を想像する方が多いと思いますが、レコーディング式なので他の試験とは少々異なります。タイマーを見ながら時間制限内にレコーディングする、という形式なので、慣れていない人は苦戦すると思います。一人で時間制限内に話す練習が必須です。

またライティングもパソコンでの受験なので、筆記試験ではなく、タイピングとなります。タイピングが早い人は有利になりますが、遅いとかなり苦しみます。タイピングは苦手な人は、必ずタイピングの練習をしておきましょう。

まっきー

1人でパソコンに向かって話すのは慣れないと小声になってしまったり、時間内に終わらなかったりします。必ず練習しておきましょう。

測定される能力

次に、このテストがどのような能力を測定するのかについて説明します。TOEIC Speaking&Writingテストは、その名の通り、英語のスピーキング(話す力)とライティング(書く力)を評価します。日常的な場面でのコミュニケーション能力からビジネスシーンで必要とされる専門的な表現力まで、幅広いレベルの英語力を測定します。

よく「TOEICでは英語力が測れない」とか、「TOEICのスコアが高くても話せない人が多い」などの批判を受けるTOEICですが、それは多くの人が受けているTOEICというのはTOEIC L&R(Listening &Reading)だからです。聞く力と読む力を測っても、必ず話せるとは限りません。

しかしTOEICスピーキングライティングを受けていただければ、ほぼ確実に英語で話す・書く能力を測ることができます

問題形式

それでは、具体的な問題形式について見ていきましょう。TOEIC Speaking&Writingテストは、それぞれに11の問題(Speaking)と8の問題(Writing)が含まれています。Speakingテストでは、画像の説明、質問への回答、テキストからの情報提供、問題解決、意見表明などが求められます。一方、Writingテストでは、文の作成、メールの返答、エッセイの作成などが求められます。どちらのテストも実際の生活や職場で遭遇する可能性のある状況をベースにしています。

それぞれの問題形式を簡単に見ておきましょう。

スピーキングセクション

音読問題

  • 内容:50単語ほどの短い英文を音読する。
  • 準備時間:  45秒
  • 回答時間:  45秒
  • 問題数:2問
  • 特徴: それほど難しい単語は出ませんので、基本的な発音ができていればOKです。固有名詞やA, B and Cというような列挙が必ず出てきます。それ以外の部分は、特に大きな特徴はない英文になりますので、純粋な発音力が試されます。スコアは発音とイントネーションの2つでそれぞれ採点されます。

写真描写問題

  • 内容:   写真を見て描写する問題
  • トピック:  ビジネスや日常的な場面の写真
  • 準備時間:  45秒
  • 回答時間:  30秒
  • 問題数:  2問
  • 特徴:それぞれの問題に写真が1枚ありますので、それを描写するというシンプルな課題です。日常的な場面や、仕事での場面などが出てきます。この問題では難しい単語は使う必要ありませんので、簡単な単語を使って日常的な風景が描写できるかがポイントです。

応答問題

  • 内容:   電話インタビュー
  • トピック:   自分に関することや身近な問題
  • 準備時間:  3秒
  • 問題数:  3問
  • 回答時間:  15秒(2問) or 30秒(1問)
  • 特徴:3問ありますが最初の2問は「どれくらいの頻度で外食するか」や「最後に外食したのはいつか」などのシンプルな問題です。問題文がシンプルなため、回答も「最後に外食したのは金曜日です」くらいのシンプルなものとなります。3問目に関しては回答時間が30秒になりますので、多少長く話す必要があります。ですが内容に関しては、「どんなレストランが好きですか」のようなシンプルなものとなりますので、質問自体は簡単です。論理構成力などもあまり求められませんので、雑談ができるかどうか、というようなイメージです。

提示情報に基づく応答問題

  • 内容:   資料に基づいて質問に答える
  • トピック:   スケジュールなど
  • 問題数:  3問
  • 準備時間:  3秒(3つ目の問題のみ、2回問題が読まれる)
  • 回答時間:  15秒or30秒(最後の問題だけ30秒)
  • 特徴:質問文が読まれる前に、資料に目を通す時間が45秒あります。応答問題では質問文が書いてありましたが、提示情報問題では書かれていません。リスニングのみで理解する必要があります。スケジュールについての話が多く、ビジネスで正確な情報が伝えられるかが測られています。慣れてしまえば使う英語は比較的限られているので、取り組みやすいです。ただし逆に言うと、慣れていないと難しく感じるかもしれません。

意見を述べる問題

  • 内容:   日常的なテーマに対して意見を言う
  • トピック:   仕事や日常に関して
  • 準備時間:  45秒
  • 回答時間:  60秒
  • 問題数:  1問
  • 特徴:社会問題などの難しいトピックは出ませんが、しっかりと自分の意見を論理的に話す必要がある問題です。自分の意見とその具体的な例や理由を、明確に話さないといけないので、満点を取るのはかなり難しいです。しかし中級者ぐらいでしたら、話し続ければ高得点が出ます。まずは話し続けることが一番大事なパートです。

ライティングセクション

写真描写問題

  • 内容:   写真の描写(指定された2つの単  語・表現を使う必要あり)
  • トピック:   日常風景
  • 回答時間:  8分(1問1.5分程度)
  • 問題数:  5問
  • 特徴:比較的シンプルな文構造を使って書く問題が多い。前置詞の使い方や動詞の使い方など基本的なところができていれば満点が取れる。ただし接続詞の問題など、時々わかりづらいものもあるので注意。

Eメール作成問題

  • 内容:   メールを読んで返信を書く
  • トピック:   日常・ビジネス
  • 回答時間:  各10分
  • 問題数: 2問
  • 特徴:課題文のメールは比較的簡単なものが多いが、しっかり読むための読解力も最低限は必要。表現力も高いものは求められていないが、課題で求められている情報を正確に伝える必要がある。また、答えが決まっているわけではないので、自分で回答の内容を考える必要がある。慣れてしまえば内容を思いつくのは比較的簡単。

意見を記述する問題

  • 内容:   日常的なテーマに対して意見を書く
  • トピック:   日常・ビジネス
  • 回答時間:  30分
  • 問題数:  1問
  • 特徴:この問題は論理的なエッセイの構成や高い語彙力も求められるので満点を取るのはかなり難しいパートです。満点を取ろうとすると語彙力のアピールなども必要ですが、高得点を取るだけなら、長いエッセイを書ければ取れる可能性が高いです。まずは300文字程度のエッセイが完成することを目標とするといいでしょう。

スコアの目安

それでは、スコアの目安について見ていきましょう。

まず、SpeakingテストとWritingテストのそれぞれで、最高スコアは200点になります。

スコアの解釈は個々の目的や必要性によりますが、一般的なガイドラインとして、Speakingテストで160点以上、Writingテストで150点以上のスコアを取得できればCEFRという国際的な基準でB2というレベルと判断されるため、ビジネス英語のコミュニケーション能力が高いと考えられます。TOEIC L&Rのスコアでは、だいたい700点後半~900点ぐらいのスコアになります。

さらにそれぞれのテストで180点が取れれば、C1というかなり上級レベルになり、TOEIC L&R換算では950点を超えます。英語での業務は全く問題ないと考えられるでしょう。

また、両テストともに120点以上のスコアを取得できればB1となるため(TOEIC L&Rでは550点程度)、日常英語のコミュニケーション能力が一定の水準にあると言えるでしょう。逆にそれ以下だと、まだ英語を使ってコミュニケーション取ることはかなり難しいという目安になります。

スコアの取得方法と時期

最後に、スコアの取得方法と取得できる時期について説明します。

TOEIC Speaking&Writingテストを受けると、通常、テスト日から約17日後にスコアがオンラインで提供されます。このオンラインでの閲覧が、スコアを最短で確認する方法です。当日のお昼の12時に更新されます。

またその翌日にデジタル公式認定証というものが発行されます。さらに試験日から1ヶ月以内を目安に、紙のスコアレポート(公式認定証)が登録されている住所に発送されます。

紙のスコアレポートが必要な場合は、取得までにかなり時間がかかりますので、早めに計画を立てていくことが必要です。

TOEIC SW対策の方法

ここでは簡単な対策の方法をお話しします。
TOEIC SWは、自分の回答を添削してもらわないと改善点がわかりづらいです。また、回答の方法もレコーディングとタイピングなので、一人だと対策しづらいのが現状です。

そこでもっともオススメなのは、採点基準をしっかりと学び、それに基づく添削を受けることです。
また、本番と同じ形式のテストを受けることも大切です。

Makieigoスクールでは、TOEIC満点講師による公式の採点基準に基づいたテスト対策ができますし、IPテストで本番形式のテストをオプションで追加することもできます。興味がある方はぜひご利用ください。

TOEIC SW(スピーキングライティング) のコースプラン

TOEIC® S&Wコース

TOEIC® S&Wのスコアアップを目的としたコースです。TOEIC® SW満点講師が公式の採点基準に基づいた指導で、スコアアップを徹底サポート致します。

まとめ

以上がTOEIC Speaking&Writingテストについての基本的な情報です。テストの申し込みからスコアの取得まで、スムーズに進めることができるよう、この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。英語力を証明するための一歩として、TOEICの試験に挑戦してみてください。それでは、皆さんの成功を心からお祈りしています。

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